グリーンペイント スタッフのブログ

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2016年09月

グリーンペイント寺沢です


札幌市手稲区住宅塗替え工事、外壁塗装も終わり

工事終盤になってきました。

外壁塗装と同時進行ではありましたが

そのほかに行っていた施工内容を紹介させていただきますね。



まずはシャッター塗装

最近はめっきりスチール製の部材が減ってしまいました

一昔前は手摺、タラップ階段などいろいろな箇所に使われていましたが

スチールからアルミにほとんどが取って代わられて

今ではシャッターと灯油タンクぐらいでしょうか。。。
シャッターに発生している白錆

塗装の仕事が減ったことは悲しい事ではあるのですが・・・

塗装できることの幸せを感じる以上にスチール製品の塗装は

常に頭を悩ませる施工で非常~~にシビヤであります。

シビヤ・・・severe(意味=過酷)・・・シビヤは英語だったんですね!^^


過酷という表現がぴったりくるほど外部に設置された

スチール製品の塗装は気を使います。

なにせ、すぐ錆びる、錆びないように塗装するのはとても難しい。
隅々までしっかり研磨

平らなトタン屋根はまだよいのですが複雑な形状、凹凸が沢山あると過酷さが増します。


突然ではございますがこれより錆について語らせていただきたいと思います。。。^^;

①錆の表面は細かい隆起が沢山あり、その隆起の凸部先端の塗装が薄くなるので錆びる

②錆は複雑な形状をしており、内部隅々まで塗料が行き渡らない

③錆は不安定な性質で酸化し続けるので安定した状態ではく形状も変化する
 ※注 赤錆のみ

④鉄は鉄鉱石から人工的に作られた物であり不安定な状態の為、酸素と結合し
  黒サビを形成することで安定した状態を作ることこそ錆る理由!!

錆が発生する理由は上記のようなことが複雑に関係しており

現在発生している錆を少しでも残してしまうとアッという間に錆びてしまうんですよね

そんなわけで外部の鉄製品は錆落としが命です!

しっかりシャッターの白錆落としていきます。
研磨完了です!

所かわり基礎モルタル面の塗装です。

表面保護処理の無かったモルタルは年月とともに劣化が進行し

表面からの吸水を繰り返すうちにモルタル主成分のアルカリ成分が抜け出し

表面がだんだん白くなり、同時に亀裂も多くなってきて

下地のコンクリート層から仕上げモルタル層が剥がれ落ちることになります。
基礎モルタル水分率0.7% 塗装OKですね

手稲区住宅は築10年前後なのでモルタル層の剥落は発生していませんが

表層の白化、亀裂が多く発生していました。

施工ではまず、モルタルの吸い込み止めと密着性向上が期待できる

エポキシ樹脂シーラーを塗装していきます。

北区住宅と同様にシーラーがみるみるうちに吸い込まれていくので

これでもかというくらいたっぷりとシーラーを塗っていきます。

エポキシ樹脂シーラー塗装

シーラーを塗って濡れ色になったモルタルはひび割れが見つけやすくなっているので

亀裂補修材を刷り込み作業で亀裂に埋め込んでいくんですが

亀裂が多~~~いッ!指で刷り込むと5本とも皮が擦り切れること必至であります!^^;

さすがに軍手を履いて刷り込みましたがあまりの亀裂の多さに

軍手が何足も穴空くぐらい激しい刷り込み作業となってしまいました。。。
ひび割れ沢山あります!

余談ですが軍手って手に関係するのに一足、二足って数えるんですよね

なぜ足なのか??

想像します・・・想像中・・・犬は~~4本足?前足後ろ足→→全部足?!

まさかッ、四足動物から来てる?!手袋ですよッww


脱線はこれくらいで。。。亀裂を止めた後は中塗りです

基礎コンクリートは艶があると何だか違和感があるので艶消し塗装で。
中塗り作業中

中塗りが終わるとさらに亀裂が発見しやすくなり、まだありました。。。

再度亀裂刷り込みを行い完全に亀裂を補修完了です。
中塗り後に再度ひび割れ補修

上塗りを終えて十分な膜厚が確保できたのを確認

基礎塗装完了です。
上塗りを塗って完了

この度はグリーンペイントに工事依頼いただき誠に有難う御座いました!
工事完了です、ありがとうございました!
次のメンテナンスまでしっかり屋根、外壁守ります!



グリーンペイント寺沢です

手稲区住宅塗替えの続きとなります。

前回で外壁シーラー塗装まで完了。
シーラー乾燥後!
サイディング穴の中に浸透、固着作用のあるエポキシ樹脂シーラーを充填しましたが

乾燥後のマクロ撮影がこれです!!
カサカサだけどカチカチ感もある!?
見事に浸透していったようで・・・

塗装膜として見えないくらいに浸透、揮発したようです!

しかしながらよく観察すると破砕した穴から出ていた繊維が

シーラーの作用で固着しているように見えますね。

触ってみてもカチカチしています、浸み込んで固める

きっちりシーラーとして働いてくれております。


穴の中に水が入りにくくするために穴の深さを浅くしたい

そのためのシーラー、中塗り、上塗りという3回塗り

シーラーでの膜厚による穴埋めはほぼできていない。。。


中塗り、上塗りでしっかり埋めていくしかありませんね!

たっぷり時間をかけてローラー回数を増やす!

少しでも穴の中に塗料が入るようにと
中塗りは白色で
中塗り完了、結構埋まってる?
中塗り完了後の穴の様子
結構入っていますよ~いいんじゃないですか~~^^;
中塗り塗料乾燥前、いい感じです!
中塗り乾燥後の穴の様子
中塗り希釈率5%の低希釈にもかかわらず
この薄い膜厚感・・・既存塗膜が無くなっている箇所はこのようになるのです。
中塗り乾燥後、こ・これは!!
中塗り乾燥後、なんか痩せてる?
上塗りも希釈率5%最低量しかシンナーが入っていない高濃度塗料です。
※塗料メーカー指定の希釈率は5%~15%が多い。
上塗り、仕上げ色で塗料たっぷり塗りますよ~!
塗料乾燥前、これは行ったか~!
上塗り乾燥後の穴の様子
オオ~ッとここで一気に盛り返したー!!^^;
上塗り乾燥後、作戦成功であります!
弱溶剤系塗料の特性として中塗り後の上塗りは微小ではありますが

中塗り塗装膜を上塗り塗料の溶剤が溶かしながらの塗装となるため

中塗りよりも上塗りは多く塗料を使用してしまうのです。

塗料がすべらないという感覚、ローラーの回転が重くなる

塗料が伸びないのでその分多く塗料がのる

その作用か、しっかり穴が埋まってくれました。


これにて

【外装材の無数の穴を塗料で埋めて凍結膨張の脅威からしっかり守るぞ工法】

は無事完了致しました!!^^;

青みのある夕焼け


こんにちは寺沢です


いつも仕事の事ばかりですので、たまには違う話でもと思いまして(^^)/

グリーンペイントの社員紹介で書かせてもらっていますが

私の生まれ故郷は夕張です、昔懐かしのバ~リバリ夕張!ですね、古いッ!!
※バリバリ夕張をやりすぎて現在に至っている悲しい夕張の現状です。


日曜日、家族とどこに行こうか~?など話していると

私の両親と一緒に夕張に行こう!ということになり

みんな夕張に行くのも久しぶりだったので全員一致で夕張へ行くことに。


私が小学生の時、住んでいたころの夕張は炭鉱の閉山が続き

衰退していく街を肌で実感できるほど人口がどんどん減っていましたが

まだ繁華街とかもあってそこそこに賑やかでありました。


その後、父の勤めていた炭鉱の閉山と共に札幌に引っ越してきました。

夕張市は炭鉱産業に代わるものを模索し観光産業に力を入れていくのですが

まさに「バ~リバリ夕張!」などというキャッチフレ~ズで

CMを流しまくったり、狭い谷地に強引に遊園地を作るなど湯水のように

お金を使ってしまい、結果財政破綻となりました。


そんな夕張ですが、私には大切な生まれ故郷であり

小学生時代の大切な思い出がたくさん詰まっている場所です。


思い出と照らし合わせるように夕張市内を廻ったのですが

思い出と現実はあまりにもかけ離れて、「ここまでボロボロになっているなんて」

通常の過疎化だけではない夕張特有の状態ではないでしょうか?


市役所も入口はコンパネで塞がれているところもあり

外壁もボロボロに剥がれている・・・昔は立派な建物だったのに。。。

夕張市役所ボロボロになっていました
石炭の歴史村 水上レストランへと続く橋

平家物語「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし・・・

ひとへに風の前の塵に同じ」なるフレーズがイメージに浮かびます。


夕張本町を離れ、私が生まれ育った地区に立ち寄り

子供の頃、よく遊んだプール跡がまだあることに驚き

柵をくぐりプールの近くで観察すると

コンクリート製の型にFRPらしきものを貼り合わせて防水しているようでした。

何よりも一番驚きだったのがプールに入る階段の手前にある手摺

ステンレス製でしょうが40年くらい経過しているのにピカピカです!

ステンレスには品番?なるものがあり安いステンレスはすぐ錆びるのは知っていましたが

いや~~高いステンレスって凄いですね~~!

このステンレス40年以上経過してます


炭鉱町って炭鉱が無くなると元の山林に戻っていく運命なのかもしれないけど

頑張れ!!我が故郷夕張!!

人工的に植えられた木以外で人が住んでいた痕跡がない



こんにちは スタッフNです

日が短くなりましたね。暗くなるのも早くて、こころなしかお腹がすくのも早くなったような。。。?

今日はアパートの駐輪場の鉄部塗装です。
錆をしっかり落とします

入り組んだ形をしている箇所のサビ落としや塗装は、重労働ですね。しかも、ずっと上を見上げながらは、結構ハードです。

ハードだからと言って休み休み作業するわけにいきませんから、みんな頑張ってます。




塗料を撹拌しています


塗料を撹拌していますね、工具を使っています。
塗料は混ぜて使う2液型のもので、使用する直前に混合してから使います。

この現場でも2液型を使用するため、ミキサーで撹拌です。
2液型塗料は1液型(混合せずにそのまま使用できる塗料)よりも、格段に耐久性に優れています。ホームセンターなどで市販している塗料はほとんどが1液型で混合の必要はなく、初心者でも塗りやすくなっていますが、耐久性を比べるとやはりイマイチ、ということになります。その分こまめにメンテナンスをしなくてはなりません。
ただ、DIYがお好きな方は市販の塗料で短いスパンで塗替えというのも楽しいと思います。色を変えて気分転換にも!

DSC01076
でもそろそろ自分で塗るのも面倒くさくなってきたなぁ。。と思い始めた方は!お電話ください

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グリーンペイント 寺沢です


シーリング打替え作業が完了し、次は高圧水洗浄作業です。


窯業系サイディングは高圧水洗浄でチョーキング塗膜や粉化したサイディング基材などを

しっかり落としておかないと後年、塗装膜剥離などが発生するリスクが高くなるので

洗浄作業は念入りに行います。

北区住宅塗替えと同様に手稲区住宅も1Fは基礎高モルタル仕上げの為

表面の粉化物の除去もあわせてしっかり洗浄します。
高圧水洗浄作業

洗浄作業が終わり乾き始めたサイディング表面を見て

「やっぱり弾け飛んでいたんだな~」と独り言^^;

築10年だったのでそこまで傷んではいないと踏んでいたんですが・・・
サイディングの模様

サイディング表層には板材形成時に発生する穴なのか?

それともデザイン性を考えて意図的に作られた穴なのかわからないのですが

とても細かい穴が無数にあいていました。
見えるでしょうか?

その小さな穴に雨水が入りサイディング基材に浸透、浸水を

繰り返すうちに板基材がボロボロになっていくようで

さらに冬期間の浸水は凍結、膨張も同時進行するわけで

小さな穴の中で少しずつ年々粉化が大きくなっていくようです。
こんな感じで弾け飛びました
マクロの世界ってすごいですね~^^

もしもデザイン性優先でこの小さな穴を形成しているのならば

穴はないほうがいい~~ッ!!心の叫び^^;

板を形成するときに発生する穴だとしても同じであります。。。


しかし、この穴は~~・・・

数が多すぎる。。。たぶん何億個くらいありそうですね~(笑)

北区住宅塗替えのような大きさであればパテで埋めていくこともできますが

そうもいかないのでこの場合は違う方法で対処していきます。


すべての穴を埋めることは難しいので、穴の中に塗料を充填して

穴の中で水を吸水しないように塗装膜でコーティング+

塗料を充填することで穴の深さを浅くする作戦!!
水分計で1.6%、OKです!
浸透固着作用のあるエポキシシーラーです

塗料には揮発成分が含まれているので液体状態より乾燥状態のほうが

体積は小さくなりますが下塗りから中、上塗りと3回も充填すると

さすがに穴が小さくなってくれるはずです。
穴の中にしっかり充填されております
穴がシーラーで満たされていますね

通常の塗装方法では、ある程度は穴の中に塗料が入るのですが

塗料がうまく入らない穴も多いのです。

そこで、穴の中に少しでも多く塗料を入れる方法!!

シンプルだが最も効果がある

果たして!その方法とはッ!!



塗装ローラーの運行回数を増やすッ!!そのまんまですね(笑)

外壁1か所で、通常行って~戻って~~と2回くらいのローラー回数を

3倍!そうなんです、通常の3倍、往復で2回×3倍で6回

同じ個所で6回ローラーを転がすと・・・しっかり穴の中に入ります!

シンプルですね~^^;、シンプルだが最も効果があります。

そして時間もかかる!時間も3倍かかります!

時間がかかるけど、塗替え後、後年に必ず差が現れると思います。


冬期間の外気温が氷点下になる札幌では水は凍結し

水から氷へ変化するときに約9%も体積が膨張するそうです!
消費税よりも多い!?(笑)いえいえ(笑)えない数値です^^;

気温の高い昼間に窯業系サイディングに浸み込んだ水分が

夜間に凍結すると内部で膨張し、その圧力が板材を内側から破砕する。

外装材表層の防水性が失われると水分が浸み込むようになる。
いや~怖いですね~恐ろしいですね~~(淀)

しかし、そんなことにはならないようにグリーンペイントでは建物の状況に合わせて

的確な作業内容を、手間を惜しまず行っております。



それでは次の更新をお楽しみください

サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ~~・・・
サヨナラおじさんこと淀川長治さんの解説好きだったんですよね~^^;

珍しく太陽光の青が強く出ていたのですが写真ではイマイチ^^;


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