グリーンペイント スタッフのブログ

仕事、趣味など、ちょっとしたことです。 以前のブログはこちら→http://green-p.biz/blog-ts

2016年10月

グリーンペイント寺沢です


本日は5年前に当社で屋根塗装をさせていただいたお客様から

「そろそろ塗り替えたほうが良いかな?」とのお問い合わせをいただき

現地調査としてお伺いしました。


5年前にも私が見積りに伺い屋根の状況を確認させていただいたことは

いまでもはっきりと覚えております。

早いものでもう5年も経つのか~~と、思い出にふけっているときではありません!
艶がぼけています
早速5年前の屋根塗装はどうなっているか調査を始めます。

全体としての印象は日当たりの良い個所は艶が無くなっているが

それほど直射日光に当たらない箇所はまだ艶が残っています

艶の無くなっている箇所をこすってみると

チョーキングした表面の下には艶のある塗装膜が出てきます。
擦ると下には艶のある塗膜が
5年前は1液タイプのアクリルシリコン屋根塗料を使用していましたが

現在グリーンペイントでは2液タイプのシリコン屋根塗料を使用していて

1液タイプと2液タイプの大きな違いである塗料の密着性に関しては

1液タイプを使用していても剥がれもなく十分密着してくれています。

1液タイプを使用する場合は特に下地処理が重要となり

研磨紙などの目の細かい研磨材で細かい傷をつけて塗料の足がかりを作り

密着性を高めることが必須です

それを怠ると酷い塗膜剥離が発生することを確認しています。
場所によっては結構の艶もあり
結論として5年経過で重度の劣化もなく通常の経年劣化のみということで

屋根トタンの保護を十分果たしてくれたと思います!

トタン屋根のメンテナンス周期は7~8年ぐらいで

錆が発生する前に塗装することで屋根材の耐用年数を伸ばすことが出来ます。




グリーンペイント寺沢です


札幌の屋根塗装について、第二弾!

本日は札幌市厚別区の屋根見積りに伺いました。


屋根の形状は横張りトタンの緩やかな勾配屋根でした。

あらかじめお客様に気になっている箇所などを伺うと

「遠くからでもサビが流れているような跡がくっきり見えるんだよ」

と伝えられていたので屋根上に上がるとすぐに

これの事か、とわかるくらいのサビ跡が出来ていました。

屋根に上がった瞬間「ああ、これか」と
横張りトタン特有のサビです

このサビは横張りトタン特有のサビで

私個人の意見としては横張トタンの構造的欠点ではないだろうか?

と考えています。


一昔前に横張りトタンはそれまで主流だった長尺トタンに

とって代わる勢いで普及しました。

洋風デザインの建物に似合うトタン屋根ですが

一枚一枚の重ね合わせ部位の水切りが悪く

溝の中に雨水や朝露が溜まりやすい構造で

その溝の中の溜まった水はほかの部位に比べ乾燥が遅れます。


乾燥が遅くなり、その分長い時間水分にさらされるので

錆の発生につながりやすくなるようです。

重ね合わせの溝の中からサビが出ます

確実なサビの除去を行わないで錆止めをざっと塗り

その上からトップコートを塗装すると

その不完全なトップコート塗装膜の下ではサビが進行し

トタンに穴が開くほどのサビに進展したものを何件も見てきた経験から。。。

塗装膜下でサビが進行、小さい穴も開いています※違う屋根の写真です
サビの初期症状で数年後急速にサビが進展します。※違う屋根写真です



横張トタンの屋根塗装は確実な知識と技術を持った

グリーンペイントに是非ご用命ください!!

お電話お待ちしております!!

雨上がりのミズタマリ

グリーンペイント寺沢です


屋根の下地処理が終わり

引き続き、外壁の下塗り→中塗り→上塗りと進めていきまして
シーラー(下塗り)塗装です
中塗り塗装です
手稲区住宅と同様にサイディング表面の穴が開いています。

既存の細かい穴からの浸水による板材表面の欠損が発生しているので

3回塗る作業工程はしっかりと細かい穴にも塗料が行き渡るように塗装し

板材の穴から浸水して欠損が再発しないように気を使って塗装してあります。
今後の浸水、凍結膨張破損を防ぐことが出来ます!
また、軒天井には板材がボロボロになっている箇所もあり

この劣化状況はどこかから浸水してここまで進行しているものと考えられます。
軒天井板の劣化
痛んでいる板は撤去し内部を確認すると天井の部位にはシミが見られないので

外側、トタン破風板の角にあいていた隙間から浸水しているようでした
既存板は水を吸って復旧不能の為、撤去
破風板の隙間をシーリングで防水してから新しい軒天井をカットして取付。
側面、破風板の隙間を埋めてから新しく板を張りました
そのほかの工事もスムーズに進めることが出来ました。
屋根塗装も完了です
施工完了 綺麗になりました!
この度はグリーンペイントに工事ご依頼いただき誠にありがとう御座いました!
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グリーンペイント寺沢です


外壁の高圧水洗浄まで終わったところで屋根塗装も手掛けていきます。

こちらの屋根は雪止め付きの横張トタン屋根となっていて

通常の横張りトタンよりも凹凸が多く

その雪止めとなっている箇所、凸部がある構造に問題があり

屋根の端から端まで雪止め部位が凸部になっている形状から

雪がいっきにザザザーーッと下に滑り落ちてこないようにしているのですが

雪だけでは留まらず、当然雨水もその凸部手前に溜まります。
ずいぶん白ぼけている?前回塗装の塗料希釈率に影響がありそうです
既存塗装、数年で下地が透けるとは希釈率の影響が大きい
先述のように屋根の端から端まで(約10m位ある)凸部があるので

よほど精密に勾配を取らなければ(勾配を取れるのか不明ではありますが)

途中に水溜りが出来てしまうのは想像がつきますが。。。

案の定、水溜りが出来るんですよね^^;

水溜りの何が良くないか?

水が乾燥するまでの時間、塗装膜が水に浸った状態となり

その時間が長くなるほど塗装膜の劣化が早くなってしまうのです。
雪止めに溜まった水の影響で塗装が剥がれ錆が発生
またその雪止めは雪は止めるが雨水が溜まり埃や砂も溜まるのです。

しっかり埃や砂を取り除いて正常なトタン面にしておかないと

ただでさえ水溜りで劣化しやすいうえ

さらに密着不良による塗装膜剥離まで発生します。
しっかり時間をかけて屋根全面削ります!
水の流れ口にもなる端部は錆が発生しやすい
確実にサビを落とします!
毎回屋根の下地処理は入念に行っていますが、特に注意が必要なトタン屋根です。


グリーンペイント寺沢です


シーリング工事が終わり外壁の高圧水洗浄を行いました。

いつものごとくですが窯業系サイディングは劣化が進みやすく

経年劣化によりサイディング表面の既存塗装はチョーキングしているので

その表面の粉化物(チョーキング層)を除去するために強い圧力の

洗浄を行うと劣化しているサイディング表層も吹き飛んでしまう
※劣化して粉化しているサイディング表層を残して塗装すると数年で剥離しますので。
高圧洗浄後の外壁
劣化箇所はボロボロと欠けています
毎回、洗浄後にボロボロと欠けた窯業系サイディングを見ると思うのですが

「目視では見えないひび割れ?から雨水入っているんだな~」

雨だれ岩をも穿つでしょうか、10年という年月は建物をここまで劣化させる

そして札幌の冬は氷点下が続きます、マイナスな相乗効果が発生するようで
既存の穴周辺から劣化が進んでいるように見えます
塗装膜の薄い既存穴から浸水している
今回は洗浄後の窯業系サイディングの含水率を計測しました

外壁のみ洗浄で朝から洗浄作業を行い14時くらいに作業終了。

その日の夕方17:30くらいに外壁含水率を計測すると

17%とか17.4%、表層の劣化が進むと板材がかなりの水分を吸収するようです。
洗浄当日は17.4%高い数値です
次の日は朝から天気も良く湿度も低い秋晴れで

昨日の計測から24時間後の夕方17:30分に再度計測

2.1%~3.2%と急激に含水率が下がっていました。
洗浄から27.5時間後は2.1%急激に放湿したようです
窯業系サイディングは表層塗装膜が劣化し防水性が低くなると

雨により壁が濡れるたびに壁材が吸水し、壁の表層に含まれた水分は

急速に外気に放出されて、乾、湿を急激に繰り返している状態です。


それと共に冬期の凍結膨張も加わると窯業系サイディング板材に過酷な環境となります。

これ以上劣化が進行する前に表層の防水性復元が必要ですね。

グリーンペイントは窯業系サイディングの
塗装施工知識や経験が多く沢山の実績を持っています!

・問題が多い、直張り工法への対応策提案!
 ※そのまま塗装すると大変な問題が起きる可能性が高い、寒冷地は特に注意が必要です。
・劣化箇所を確実に取り除く手間をかけた高圧洗浄
・その劣化箇所を全て手作業で1つ1つ補修
・寒冷地の窯業系サイディングに合わせた確実な塗料選択

そのほか納得の資料、データを取り合わせて
見積りご提案させていただきます!

窯業系サイディングの塗替えをご検討の際には
是非グリーンペイントへお声掛けください!!

日が沈むのが早くなりましたね~



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