グリーンペイント スタッフのブログ

仕事、趣味など、ちょっとしたことです。 以前のブログはこちら→http://green-p.biz/blog-ts

2018年06月

グリーンペイント寺沢です


北区拓北住宅の続きです。

外壁サビ発生個所へ白色サビ止め塗料でタッチアップ塗装を行い

乾燥を確認してから色違いになる黒色サビ止め塗料を

外壁全面に塗装します。
白色サビ止めタッチアップ塗装後の
タッチアップも全面塗りも同じ色のサビ止め塗料を使ってしまうと

塗り残しを出してしまう可能性が高くなるので色違い塗料を使っています。

外壁には大小さまざまな凹凸があるもので20年以上塗装工を続けても

そのような外壁に塗り残しを1つも出さないで塗装するということは

とても神経を集中していないと難しいものです。


色違いで塗装すると作業中に塗り残したことがすぐわかるので

ミスなく塗り残しの無い確実な塗装が出来ます

色違いになる黒色サビ止め塗装
サビ止め塗装と同様に中・上塗りも色違い塗装を行うことで

同様の効果が得られます。
中塗りはグレー濃色
上塗りに指定色
外壁塗装が完了した後は外壁最下部に取り付けられている水切り金物を

窓枠などとの統一感を出せるように白色で塗装します。
水切りは白色塗装
建物各所に取り付けられている飾り格子は複雑な形状をしていたので

塗装前に取り外し、倉庫へ持って帰ってから

アルミ金属用のプライマー→2液シリコン白色をスプレー吹付けで仕上げました。
格子は外してから倉庫で塗装済み
既存の取付けビスはユニクロメッキ処理のようなビスだったので

ビスから錆汁が出てしまっていたので取付の際には

ステンレス製のビスを使用しています。
ステンレス製ビスを使用します
この通常ビスをステンレス製ビスに交換する作業は

当社では昔は行っていなかった作業で、横浜の曽根塗装店

店主曽根さんのもとで作業させて頂いた時に教えてもらったものです。

曽根さんがよく言っていた「自分の家だったらどのように工事をするか?」

「どうせ交換するならサビないステンレスに交換したい」

細かいことだけれど、その細かいものが集まって工事になり

それが品質に現れるのかなと^^店主曽根さんには本当に感謝しています!!
上塗り後の撥水性!
RIMG6224
外壁塗装も終わり各所手直しを行い、建物すべての窓をクリーニングします。
塗装後に窓の美装
グリーンペイントでの自社足場仮設工事は塗装が出来なくなる雨の日に合わせて

セッティングしているので塗装工事終了後に雨が降らないときは

多少足場解体をお待たせしてしまう時もございますが
足場解体風景
効率よく作業ローテーションを組めることで工事経費削減を行うことが出来

地域最安値の足場仮設 450円 / ㎡(メッシュシート込み)を実現させています!!

無事足場完了
というわけで雨の日の足場仮設ではありますが・・・

この日は解体後半からとんでもない大雨になってしまいました^^;
激しい雨でした^^


グリーンペイント寺沢です


6月下旬は北区拓北住宅の外壁からみのみを塗装しました。

拓北住宅の外装はスチールサイディングで今回が初の塗替えになります。

屋根は数年前に当社で施工させて頂いており、リピートでの工事依頼です!

リピートで工事をご依頼いただけることは本当に嬉しいもので

新規のお客様へもリピートでご依頼いただけるよう全力で仕事しています!^^


スチールサイディング特有の雨がかからない箇所にだけ発生する

白サビがびっしりと発生しています。
雨のかからない所だけサビている
白サビがびっしり
この白サビは通常イメージされる赤サビの発生環境とはちょっと違うようで

赤サビは塗装膜が経年劣化で薄くなる、あるいは防水性が低くなった状態で

金属表面に水分が達して酸化作用によってサビる、という順序なので

雨や雪の水分が多くかかってしまう箇所、場所はサビやすいのですが

拓北住宅に発生しているような雨のかかりにくい個所の白サビというのは

雨がかかっている場所には白サビが発生していないことから

この箇所には何かが蓄積されて、その蓄積物が雨で流されないことが要因で

白サビを発生させる→大気中の塵や埃と排気ガスなどに含まれる窒素酸化物などが

混ざったものが雨水に流されることなくある程度の厚みまで蓄積し

水分を含みやすくなったところへ空気中の湿度が水分として作用することで

このような凹凸や表皮のめくれを伴うような白サビになります。
白サビのマクロ撮影
めくれ上がり凹凸状になっている
当然、このような酸化物質や粉化物の上に塗装を塗っても

簡単なことですぐ剥がれてしまうことでしょう、それは例えるならば・・・

ミルフィーユの上にチョコレートソースをかけ、固まった後に指でいじると

すぐに剥がれてしまうようなものですね!(;^ω^)く、苦しい。。。

この白サビはガッチリ研磨する必要があります。
研磨します
目の粗い研磨材でガシガシ削っていくと
粉化物や凹凸が取れる
既存塗膜の無い清浄な面になりました
このようにでこぼこした粉化物はあらかた除去することが出来ます。

白サビが発生していた雨のかかりにくい個所は塗替え後も白サビが

再発しやすいので全面サビ止め塗装の色とは違う色のサビ止め塗料を

拾い塗りしておくことで要注意箇所のみ合計4回塗りの厚膜となるので

サビの再発を防いでくれます!
サビ発生個所は白色サビ止めで部分塗り
続いてはスチールサイディングに付き物の外壁目地、窓廻りシリコンシーリング処理

北海道地区では現在から数えて15~25年前あたりの訪問販売が全盛期だった頃

スチールサイディングには大量にシリコンシーリングが施工されたようで

塗装密着不良や黒いシリコン汚染が外壁に広がってしまうリスクは説明されず

現在でもその実態はあまり知られていないのではないかと思います。
窓廻りにはシリコンシーリング
シリコンシーリング表面のシリコン油と付着しているゴミ類を溶剤洗浄して
溶剤で汚れを拭き取ります
その後にシリコンシーリングへの密着性が高い銀色の処理塗料を塗布します。
銀色のシリコン処理塗料を塗装

最後になりますがシリコンシーリングの弊害について

シリコンシーリングは本来水廻りの浴室や洗面台廻り、又はガラスの

端部シーリングに使用されるものです。

シリコンシーリングからはシリコン油が滲み出すのでほとんどの液体を弾いてしまう

欠点があり外壁のような建材に使用するとシリコン油に絡んだゴミや埃で

黒く変色するのと滲み出した油が周辺を汚染して、その後に塗った塗料まで

弾いてしまい、無理やり塗ってもシリコン処理が不十分な場合

数年で塗装膜がバラバラと剥がれてしまう恐れがあります。
雨上がりのシリコンシーリング
シリコンシーリング周りが水を弾いている!
シリコンシーリングの周り数cmが汚染されている


寺沢です!


単発の雨では足場仮設をメインで行っているグリーンペイントですが

連続の雨となると、そうともいかず休みになることもあり

楽しみにしている釣行は必然的に雨の確率が上がるわけです^^;

本日は赤井川方面へ川釣りに出かけたのですが

まったく釣れません。。。雨続きの増水で

釣りの雰囲気さえも感じられない荒川となっています😢

それでも数時間粘ってみましたが釣果なし・・・

肩を落として帰路に向かう途中に【管理釣り場はこちら!】!?

なる看板が目に入りました、釣り堀ではなく管理釣り場?

心配性なので釣り場に入る前にしっかりググって確認、基本スタイルです^^;

管理釣り場とは魚を釣り上げる行為を純粋に楽しむ場所?

釣り堀のように釣った魚を持ち帰ったり、その場で調理したり

そのような行為はせずに竿へのHITのみを楽しむそうです。。。

鯉、鮒釣り堀はわかりますが鱒系の釣り堀では食べれるところもあります。

持ち帰ることが出来ないのは残念ですがとにかく釣りを楽しむことが出来そうです。
客は私だけ
釣り場に入ると静寂な空間・・・静かな湖畔の森の陰から~~♪
もう起きちゃいかがとカッコウが鳴く~~~♪
もう起きちゃいかが?って言っていたんですね
ちなみに2番は、もう寝ちゃいかが?とフクロウが鳴く~♪だそうです
・・・思惟・・・
フクロウやカッコウが生息しているような深い山間部にテントもしくはコテージ
のような宿泊できる施設で起床or睡眠をしているシチュエーション
そこで鳥たちが遅い起床or夜更かしを見かねて規則正しい生活を促している
朝が遅いのはまだしも深い山間部でテレビ等もないのに夜更かしという設定はどうであろうか・・・
大人数でのキャンプ宴会でもしているような設定とは思えない曲の雰囲気なのでは・・・
↑このようなうがった見方。。。とは→疑い深い見方←否、物事を深く穿つような見方
穿った見方←が正しい意味だそうですが、やはり疑った見方ですかね?^^;

静な湖畔・・・
雨が降りしきる中、釣りの開始です・・・が

その前に管理釣り場のルールなるものがありまして

エサ釣り禁止←釣れすぎるから?

針の返しはペンチ等でつぶしておく←魚のダメージを減らすため

魚体はなるべく素手で触らないよう←素手で触ると魚は火傷するそうです

その他にもたくさんありましたが忘れてしまいました(;^ω^)
雨の降る中釣行
まずはルアーで挑戦、スプーンと呼ばれる金属の色付きプレートの

ようなものを小魚に似せたものですが反応が渋いです

きっと毎日釣り人が訪れスプーンを振り回すので「あれは食べてはだめだ」と

魚も学習しているようです。

渋りながらもしつこくしつこくスプーンでアクションを付けていると

ようやくのHIT!物凄いあたり!興奮の1匹目は40cmぐらいの虹鱒
40cmオーバー
何となくコツをつかんでからは良い感じで当たりが続きます
顔が怖い
ニジマスは40㎝を越える大型になると顔つきがガラリと変わり

獰猛そうな肉食魚の様相になるようで10~20cm位の時は可愛らしい

顔をしていますがここで釣れる虹鱒はすべて恐ろしい顔をしています^^;

この魚は50cmくらいあった!
引きが強烈+結構釣れたので腱鞘炎になったか?と思うくらいに

手首と肘が痛くなってしまいました^^;

毎回、釣行後で思うのですがメジャー持ってないと大きさわからんって。。。( ゚Д゚)


グリーンペイント寺沢です。


手稲区稲穂住宅の続きです。

外壁塗装前の下準備は終わっているのでクリヤー塗装を塗っていきます。
外壁用2液シリコンクリヤー塗料
半透明の塗料です
クリヤー塗装には全艶←ピッカピカ、5分艶←そこそこピカピカ

3分艶←落ち着いた底艶の3種類があり、その中から3分艶ありを使用。
クリヤー塗装1回目
全艶はほとんど気遣いなく塗装出来る艶なのですが

5分、3分艶有りはピッタリ2回塗って丁度その艶が出るように調整されているので
写真上半分がクリヤー1回塗装済み
1回目を塗って乾いたところ、あるいは半乾き状態の塗膜に1回目の塗装同士が

塗り重なると、2回目を塗り終わったときに塗り重なったところだけ

3回塗りの艶になってしまい、その箇所だけくっきり光り、艶も違って見えるので

けっこうな神経をつかう作業になります。
クリヤー塗装2回目
フラッシュ使用で光っていますクリヤー2回目完了

心配していた塗り重ねもなく、シリコンシーリングの塗装も

シリコン油と汚れの除去を念入りに行ったのが良かったのか

思いのほか密着してくれました。


外壁塗装後は南面にある木製バルコニーの塗装です。

前回塗装では造膜型の木材保護塗料を使用していたようで

造膜型塗料を1度でも使用してしまうと含浸型の木材保護塗料を使うことが

出来なくなってしまうことは意外と知られていないようです。


造膜型の塗装膜が含浸型塗料の含浸性を阻害するからで

造膜塗装膜を完全除去すると含浸型を塗装出来ますが

木製の造作物は凹凸が多いのがほとんどなので、塗装膜の完全除去は

物理的にとても困難を極める作業と言えます。

造膜型の剥離塗膜があるので注意が必要です
入念に剥離箇所のケレン作業を行い、剥がせるだけ剥がした状態にしてから

当社で良好な施工実績の多いキシラデコールコンゾラン
(水性木部用造膜型ソリッド塗料)
木部造膜型塗料キシラデコールコンゾランソリッド
を塗装するのですが、既存塗装膜の劣化状態から念を入れて

コンゾラン下塗りという粘度の低い塗料を下塗りに使い

剥離箇所への含浸作用も最大限に生かして施工していきます。
※コンゾラン下塗りには成分的な木部密着性向上作用はありませんが
  低粘度のという塗料特性には若干の含浸性による密着性が期待できると考えています。

コンゾラン下塗りを塗装
あわせて木材腐食箇所を新しい木材と交換した箇所も下塗りを塗装しておきます。
腐ってしまった部位は新しい木材に交換
キシラデコールコンゾラン1回目塗装
コンゾラン1回目塗装完了
塗装膜に細かい穴が沢山ある
既存の木部状態がかなり劣化していたこともあり1回目塗装では

乾燥後に細かい穴が目立ちます。
コンゾラン2回目塗装
穴が少なくなりましたね
2回目塗装でだいぶん肌の状態が良くなりましたね。
コンゾラン3回目
緻密な塗膜が形成されています
バルコニーが南西面で強い直射日光にさらされる環境から

見積りでは2回塗り仕上げの予定でしたがバルコニー外側のみ3回塗り仕上げへ変更!

3回塗ると表層も緻密さを増し強力な塗膜が形成されたのが見て取れますね

木部塗装は自己満足探求の世界に没入してしまう傾向が強いのを自覚しています。^^;

木材交換箇所もムラがなく仕上がりました
底艶のある綺麗な仕上りです
木材小口下場は特に念入りに仕上げてあります
塗装完了後には窓の洗剤美装を行い完了になります。窓の美装
塗装作業完了です
この度はグリーンペイントに工事ご依頼いただき誠にありがとうございました!!
稲穂は景観が素晴らしい!


グリーンペイント寺沢です


北海道の住宅には積雪による建物への荷重を軽減する目的で

勾配屋根が多く、その中でも三角屋根と呼ばれる急勾配屋根があります。
代表的な三角屋根ですね
積雪の重さというものは私達の想像を超えるようで、荷重計算されて建てられる

平屋根の家でも、屋根に積もった積雪(積雪1m程度)を雪下ろししない状態を

数年~数十年繰り返すと、家の各所に建具の歪みが出て窓がしっかり

閉まらなくなったりするなど、特に開口部廻りにはっきり表れてくるようで

そのような積雪荷重による建物へのダメージとは無縁といえるメリットが

勾配屋根にはあります。

しかし・・・【光ある所に影有り】←言ってみたかった^^;

勾配屋根はメンテナンス性の影響からか?はたまた他の影響か?平屋根に比べて

サビや塗装膜剥離が多く発生している屋根を見ることが多いことは事実です。
近づてい見ると
考えられる要因としては

1.メンテナンス性の悪さによる影響

  勾配屋根、特に急勾配屋根はメンテナンス時に不安定な姿勢になることが多く

  グリーンペイントでも三角屋根の塗装はロープを使っての作業で平屋根の

  倍近くの労力が必要になり、何事においても平らなところに普通に立って
 
  いられることの有難さをこのような作業をしているときに痛感するものでして^^;
  細かい傷にサビが発生している
  そのような条件からも平屋根では容易に行える研磨、錆落とし作業も
 
  キビシイ作業環境では簡易的なものになってしまう傾向があるのかもしれません。
  
  その結果、塗装膜剥離やサビの再発が塗装施工後早期に現れ
 
  急勾配屋根の劣化が進行していくことが考えられます。

  ※グリーンペイントでは三角屋根のような急勾配屋根でも平屋根と同様に
    しっかり研磨の下地処理を行っています!!
    詳細は同ブログ内2016年8月22日付けの【グリーンペイントの屋根塗装】
    をご覧ください!!^^

  三角屋根上部よりも下部にサビが多い
2.雪氷が滑落する速度と力による影響
 
  水分の少ない粉雪がサラサラと落ちていくぶんには何も影響ありませんが
 
  昼間の屋根トタン温度が上昇したとき、溶けた雪の水分などが

  夕暮れと共に凍結し、そこへ雪が付着して厚みが増した所へ

  再度昼間の気温上昇でトタン近くの雪が溶ける→凍るを繰返し

  重く厚みのある雪氷が形成されると、その雪氷にある条件が重なり

  摩擦抵抗を失った時、重い雪氷が滑り落ちる際のイメージは・・・恐ろしい|д゚)

  雪氷の状態によってはコンクリートブロックの塊が

  屋根塗装膜の上をガタガタガタッァーーー!?と落ちていくような

  シチュエーションが実際にあるようです。
  下部には補修した跡もあるが
  急勾配屋根の表面を観察すると明らかに屋根上部よりも下部に

  劣化が集中していることも、そのような現象が発生しているとうなずけます。

  特に屋根下部の最端部は錆の発生が著しく、多くの屋根で同じ部位の

  サビ発生が見られることから、あの恐ろしげな氷の塊が滑り落ちてきたときに

  屋根端部で重力に引かれ、真下へゴリゴリッっと屋根端部を削りながら

  落ちていくのですね。
  勾配屋根の端部には強い負荷が掛っているようです
  平屋根は積雪により冬期間は常時湿潤状態にさらされることで塗膜への

  悪影響があり(塗膜への長期間の湿潤環境とは塗料メーカーによる塗膜テストでも
  行われないような塗装膜にとって特殊環境と呼べるほどの劣悪な状態になります)


  勾配屋根は雪氷が滑落する際のエネルギーによるダメージが発生する。

  このように平屋根、勾配屋根双方に発生してしまう問題から思うことは

  寒冷積雪地域での平、勾配屋根に影響する屋根塗装膜への劣化要因は

  人間の力では防ぐことの難しい自然現象であること

  を受け入れたうえで、北海道の屋根塗装は工事1回当たりのコストを低く抑え
  
  7~8年程度のメンテナンス周期でコンスタントに屋根の塗装工事を行うことは

  オーナー様の経済的負担も軽減することが出来、なおかつ

  最も屋根材の寿命も延ばすことが出来るとおもいます


  

  

   

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