グリーンペイント スタッフのブログ

仕事、趣味など、ちょっとしたことです。 以前のブログはこちら→http://green-p.biz/blog-ts

2019年06月

グリーンペイント寺沢です


前田住宅の続きです。

屋根は今回が初めての塗替えになるようで、10数年前に屋根張替えを行っています。
屋根トタンの研磨作業
サビはほとんど発生していませんが、既存塗装膜はチョーキングしています。

チョーキング粉化物とハゼ周辺に詰まっている泥やゴミを研磨作業で除去します。
こんな感じで研磨清掃します
初めての塗替えになるトタンの既存塗装膜はとても薄く

研磨作業によりすぐに下地トタン表面が露出するほどです。
屋根全面を研磨処理
屋根全面を研磨処理することで塗料の密着不良を防いでくれます。

この研磨処理作業は屋根平面全てを塗装するのと同等の時間がかかる

労働力が多く必要な高品質下地処理作業です!
パラペット見返しトタンのサビ
そして住宅に取り付けられているトタン部位の中で最もサビやすい個所!

それはいがいにも軒天井の取り合い、見返しトタンなのです
まずはしっかりサビを落とす
この部位は雨水がかかることがなく、そのような所が最もサビます!

かなりボコボコした深いサビが発生するので強力な研磨が必要です。
サビ止め塗装
研磨後にサビ止め塗装でサビを抑えて
ツルツルに仕上がりました
仕上げ塗装を厚くすることでツルツルピカピカに仕上がります。
ハイソリッドシリコン仕上げ
ハイソリッドシリコン仕上げなので高耐久が期待できます。軒天井板を止めている釘頭がサビている
軒天井板の止め釘の頭にサビが発生しています。

軒天井の塗装は透湿性が高く、通気性が良いので外気の湿気を吸いやすく

このようなサビの上に塗装すると、ものの数年でサビが再発します。
サビた釘頭はサビ止め塗装済み
なのでサビが発生している釘頭は軒天井塗装前にサビ止処理をしておきます。
軒天井下塗り浸透性シーラー塗装
その後に浸透性シーラーで密着性を高めて軒天井用の塗料で仕上げます。
シリコン汚染です
メッキ処理の煙突穴カバーがシリコンシーリング汚染で汚れているので
弱溶剤で拭き取ると
弱溶剤で磨き上げると
ピカピカになります
ピカピカになります。
赤系色中塗りの上に指定色の上塗りを塗装
外壁は下地処理後→シーラー塗装→赤系色中塗り→指定色上塗り

中塗りと上塗りの色を変えると作業工程が分かりやすくなり

上塗りの塗り残しもハッキリ確認できるので塗り残しなく

トップコートを塗装することが出来ます。
お客様の庭にはサクランボの木が
この度はグリーンペイントに工事ご依頼頂き

まことにありがとうございました!
サクランボが実っていた!



グリーンペイント寺沢です


6月下旬は手稲区前田住宅の施工記録です。

手稲区前田住宅が何度も登場していますが、こちらは違う前田住宅になります^^;
外壁の劣化が進んでいました
施工前の全景写真を撮り忘れてしまったので高圧水洗浄作業からの説明です(;^ω^)
チョーキング層が洗浄で取れました
写真で下の方の白っぽく見えるところが高圧水洗浄をしていないところで

白っぽくないところが洗浄によりチョーキング層が除去された箇所です。

チョーキング層の上に直接塗装すると、施工後の塗装膜剥離等に繋がるので

しっかり洗浄することが大切です。
これだけサイディング基材の劣化が進んでいた
そして、しっかり洗浄すると何が起きるのか!?→上の写真のようになります!
表層が細かく剥がれています
全てがこのようになるわけではありませんが外壁表層の既存塗装膜の防水性や

耐候性が低くなることによってサイディング基材まで水分が到達し
基材表層まで浸水を繰り返したようです
冬期の凍結膨張作用やサイディング基材内のモルタル成分中性化

基材に混合してある繊維質や木材チップが水を含むことによる劣化が発生します。
釘頭の隙間からの浸水を繰り替えした結果
高圧水洗浄の水圧衝撃による作用で、既存塗装膜下で脆弱化した粉化層が

吹き飛ばされた物なのですが、このような粉化層を残したままの塗装という物は

爪でかくと削れ落ちるチョークのような物の上に塗料を塗るようなもので

ちょっとしたことで塗膜が粉化層ごと剥がれ落ちることが想像ですます。
1Fと2Fの見切り材上側の劣化が酷い
前田住宅の外装劣化は通常のそれとはチョット違い

上の写真のような同一部位に連続した劣化も発生しています。
見切り材に水が溜まる構造です!?
この劣化の原因とは=1Fと2Fの間にサイディング見切り材として取付けられている

金物に上から入ってくる水を排水する機構が無い!!・・・ことが原因のようです( ゚Д゚)

【とんでもない構造!?】と名付けてもよいほどの作り

雨水がこの金物内に溜まり、サイディング端部がその雨水を吸い上げて

先程の説明のような劣化が表れています。
接着プライマー塗布後に樹脂モルタルで形成補修
大き目の劣化箇所はモルタル用接着プライマーを塗布後に

密着性の高いポリマーセメントモルタルで大まかに形成します。
カチオンエポキシシーラー下塗り
補修モルタルの硬化を確認してから、他の補修材との密着を良くする目的も兼ねて

カチオン系エポキシ浸透性シーラーを下塗りしていきます。
補修箇所は微弾性フィラーを厚付けして段差を補修
モルタル補修箇所は段差を目立たなくさせる目的で微弾性フィラーを厚塗りします。
中ぐらいの欠損
補修材を充填
中程度の欠損箇所は補修材を充填し、軽度の欠損は微弾性フィラーを

厚塗りして塗装膜厚を確保していきます。
見切り材の上側隙間も同じく埋めます
問題の中間見切り材への対応は、見切り材上側の隙間をシーリング充填
サイディング縦目地を補修材で埋めます
見切り材上側へと直結しているサイディング縦目地も同様に

充填して水が入る箇所が無いようにしたので

今後あのような劣化が再発することは無くなります。^^
R0010215


グリーンペイント寺沢です


今日は2008年10月に当店で屋根塗装を施工させて頂いた

お客様邸へリピート見積りに伺っております!
10.7年前に施工した屋根
10年6カ月経過したことになりますが、はっきり言って状態が良い!

とても嬉しい事です!
チョーキングは発生しています
前回塗装が初回塗替え工事でその時の状態が良かったのもありますが

当時当店で使用していた屋根用1液型のアルキッドシリコン樹脂塗料が

ここまでの耐久性を持っているとは^^
チョーキング下には塗膜が生きている!?
チョーキングは当然のように発生していますが、チョーキング層を指でこすると

その下にはまだ活膜が残されていて、全面へのサビ発生を防いでくれています。
笠木淵にはサビが出ていた
ほぼサビが発生していない状態でしたが、笠木の端は角部になり

塗膜がどうしても薄くなりがちなのが影響したか、サビが見られました。

破風板も艶が無くなっている
寒冷積雪地域の屋根塗装平均耐久年数は7~8年程度と言われているなか

十分な耐久性を示してくれたのではないかと思います。

当時から当店の塗装方針として重視していた下地処理研磨作業は

現在主流の2液混合型シリコン塗料と比較して密着性がそれほど優れていない

1液アルキッドシリコンでも塗膜剥離を防止する効果が高い!

※当時の屋根用シリコン塗料は1液型が主流で2液混合型シリコン塗料は
 まだ少なく、2液混合型の高い密着性能を追求すると耐候性に劣る
 2液混合型ウレタン塗料を選定するしかない商品ラインナップでした。


もうひとつの方針として塗料の厚付けを意識して作業してきました。

これも10年以上経過してもサビの発生を防ぐことが出来る実証となっています。
※25年の塗装工経験としてサビに最も有効な塗装とは・・・
  塗装膜厚が厚いこと!塗装膜が厚いとサビは止まります!
  もちろん高品位な下地処理サビ落としが前提となりますが・・・^^;

グリーンペイントでは経年劣化のデータを取り入れた確実性の高い

材料、工法を選定してお客様に塗装工事をご提案させて頂いています。


塗装工事をご検討の際は是非グリーンペイントに

お声掛け下さい、お電話お待ちしております!

グリーンペイント寺沢です


6月中旬は手稲区前田住宅の施工です。
手稲区前田住宅
前田住宅は10年前当店に屋根塗装をご発注頂いたリピートのお客様になります。

いつもグリーンペイントに工事ご依頼下さり誠にありがとうございます!
足場仮設完了
高圧水洗浄が終わると既存塗装が所々大きく剥離しました。
外壁に大きな既存塗装剥離が発生している
窓下ばかりにこのような剥離が発生していることから

窓廻りからの浸水による剥離と考えられます。
原因は窓手摺付け根
ビスを外して壁から浮かせた状態
建物2Fにはアルミ製で高さ50㎝位の手摺が取り付けられていて

このような場合は大抵、前回塗装時も手摺を外して塗装しておらず
新築時の塗装のみのようです
新築時からの塗装のままだったり、手摺取付けビス穴が動いて大きくなっていたりと

浸水の可能性が高くなっている場合があります。

長い釘を使って止めている場合は外すのに苦労しますが

今回はビス止めだったので簡単に外すことが出来ました。
外装の押さえ釘があちこちで出ている
その他に窯業系の外装材を止めている釘が経年の影響からか

飛び出してしまっている箇所が沢山あり
打ちなおして
各所ハンマーで釘の打ち直しを行いました。
沢山あります
塗装間の下処理としてシリコンシーリングの処理もあわせて済ませておきます。
シリコンシーリング処理
下地処理が終わり初めに下塗りですが、今回はエポキシ系の

密着性を強化した微弾性フィラーを塗装します。
外装材の押さえ金物の隙間
微弾性フィラーは細かい亀裂や隙間などは埋める作用もありますが

埋まりきらなかった隙間などを補修材を使って充填しておきます。
外壁補修材を充填しておく
それから色違いでの中塗り塗装。
中塗り塗装、濃いグレー!?
中塗りに調整した色が想像よりも濃くて上塗りの隠ぺいを心配しましたが

無事隠ぺいすることが出来て一安心^^;
上塗り塗装、中塗りの色がちょっと濃かった^^;
外装上塗りはラジカル制御型水性シリコン塗料仕上げ

レベリング性能が高いのでなめらかな艶のある塗膜を形成するのですが

その流動性ゆえにダレやすいので施工では気を使います。
ラジカル制御水性シリコン仕上げ
剥離箇所の補修後もあまり目立たない感じで仕上りました。
剥離跡の補修もあまり目立っていない
屋根は全面研磨処理に赤錆色の錆止め塗装を施工後
屋根赤錆色サビ止め塗装
ハイソリッドシリコン塗料での仕上げ、毎回のように宣伝していますが^^;

2液型ハイソリッドシリコン塗料はとてもコストパフォーマンスが高く

厚い塗装膜が付くことから高い耐久性も期待が出来ます!
2液ハイソリッドシリコン仕上げ
今回もグリーンペイントに工事ご依頼頂き

誠にありがとうございました!!
施工完了です


寺沢です


相変わらず代わり映えしない水槽です・・・

やっぱりあの水草だけが成長して他の水草はほとんど変わらないという^^;
代り映えしない水槽
カットしてもこの水草だけが急成長してしまう

公平性を保つために強制介入を行ったのですが、どうやらこの流れが自然体のようで

他の水草たちには【やる気が感じられないw】ということに気が付きました^^;

もっさり君(仮名)をカットした後の広い水槽空間で成長用のLED光を

十分浴びることが出来る環境ですが・・・光が当たっても二酸化炭素を添加しても

それほど伸びないという事実・・・人間界と同じ仕組みかもしれないなどと。。。
エビ達は活発に苔を食べている
そんな冴えない水草たちとは真逆に、エビ達の活性具合には目を見張ります!
流木の苔も綺麗に掃除してくれます
四六時中、小さな手でツマツマ苔類を食べています(^^♪

エビ達の姿を見ていると心が和みます「労働っていいな~~!」(;^ω^)
このエビは!
そしてこのエビ!
抱卵までしていますね
抱卵までしているのか!

働き者で子だくさん、現在の日本に最も必要とされている存在ではありませんか!?
カージナルテトラとメダカの混泳^^;
そして魚類たち、魚類には関心が少なめなのですが

実はこの回遊系の魚類がいないと水槽内にヒドラやプラナリヤなどという

虫が増えてしまうので回遊魚は必須とります。
この温度でも平気なようです
メダカとカージナルテトラの混泳という雑なセッティングです

何週間もかけて水温を下げていくという実験で

メダカはともかくテトラが18℃という水温で元気に泳いでいる

熱帯魚って結構丈夫なようです。

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