グリーンペイント寺沢です


5月下旬は東区東苗穂住宅を施工させて頂きました。
北海道にはめずらしい住宅
東苗穂住宅は北海道には珍しい和風住宅で

玄関前は凝った造作になっていて

関東圏で仕事をしていた時を思い出します。
和風な作りですね
玄関廻りも素晴らしい
南関東では和風造りの家が多く古い歴史がある土地柄と

ほぼ無積雪地域ということが影響しているのではないかと感じました。

積雪地域に木材をふんだんに使うと、どんだけ~~というくらいの

メンテナンス費用が継続的に発生するので北に向かうほど

和風造りに必須の木材使用率は減少していくのかなと

その他にも無積雪地域の住宅には雨戸や窓シャッターなど北海道の住宅には

無いものがあって最初は驚きましたが中でも一番驚いたのが雨樋!

なぜ雨樋が必要なのか?いろいろ調べに調べました^^;

1、雨が降ったときに勾配屋根の端部から勢いよく雨水が降り注ぐのでずぶぬれ防止

2、住宅が密集しているので隣の家に雨水がかかって迷惑にならないように

3、1に近いが勢いよい雨水が地面に大きな音を立てることの防止

  ↑ここまでは何となく予想が出来ていた範囲だったのですが・・・

4、縦樋は直接下水に直結しており降雨の多い地域では雨水による敷地内の

  冠水を予防する目的!

4は予想していませんでした!都市計画までもが絡んでいたとは
  道外の梅雨や台風の降雨量は想像以上なのですね。

しかし北海道の住宅に雨樋を取り付けると大半は一年目の冬で大破するかもしれません^^;


東苗穂住宅の木部既存塗装膜は含浸型塗料仕上げではなく造膜型仕上げが

されており、各所で既存塗装膜の剥離が発生しています。
破風板の塗装は剥がれている
木部への造膜型塗料仕上げは塗装膜が薄かったり、隙間などがあるとそこから浸水し

寒冷地では特に塗膜剥離へと進行し木材の腐食に繋がります。

壁の飾り木部にも浮きが多数
所々に塗膜浮きがある
壁の飾り木部は前回塗装時に下地処理が不十分な状態で塗装した形跡があり

塗装膜が浮いている状態でしたので研磨紙でガッチリ浮き塗膜を除去してから
研磨して浮きを落としていく
木部下地処理完了
浸透固着作用のある弱溶剤シーラーを塗装しました。
浸透固着作用のある弱溶剤シーラーを塗装
弱溶剤系塗料は浸透性能が高い
弱溶剤浸透性シーラーをたっぷり塗り木材表層の浸透固着作用を最大限生かします。
たっぷり塗るとこんな感じに
一日空けてシーラーが浸透して木材表層を固着させた状態がこちらです。
一日経つと木材に浸透して表層を固着させる
表層のパサつきを抑え、粉化物などもない状態なので

上塗りの密着性が期待できる状態ですね。

まず初めに剥離して既存塗装膜が無くなっている箇所へ

タッチアップ塗装を行います。
上塗り1回目はタッチアップ
木材の目に刷込むようにして塗装していき、既存塗膜がある部位に

膜厚を近づけていきます。
厚みが付くように塗装していきます
その後上塗りを2回塗り重ねて仕上げとなります。木部塗装完了
剥離箇所の境目もぼやけて目立たなくなりました。

木材の造膜仕上げは塗装膜厚を厚くして木材へ雨水や雪解け水が浸水しないよう

施工することが肝心です。
木目が埋まるくらいに塗装膜厚が付きました
この状態では浸水の可能性は低くなりますね