グリーンペイント寺沢です


高圧洗浄作業が終わり外壁を確認するとひび割れが多い
モルタル壁に発生したクラック
ひび割れの中には白い粉が噴き出している箇所もあります。
クラックからエフロが出ている!?
これはひび割れから浸水した雨水によってモルタルの成分が

滲み出したもので、通称エフロ=正式名称エフロレッセンスと呼ばれるものです。
微弾性系の補修材を充填
ひび割れ処理方法としてはUカット工法、低圧樹脂注入工法などもありますが

一般住宅の外壁モルタル層の厚みは鉄筋コンクリート造の厚みより遥かに薄く

Uカットで1㎝もモルタルを削ることは外壁強度維持の面からもお勧めできない。
こんな感じでひび割れに詰めていきます
低圧樹脂注入工法も大掛かりな割にはひび割れ内部に樹脂が廻らなかったり

ひび割れシール部位から樹脂が漏れ出したりして理想のようにはいきません。
水を含ませた固い毛の刷毛でぼかします
そんな理由から一般的な木造住宅のモルタルひび割れ補修は

外壁用補修材を充填後に刷り込み工法というのが

綺麗な仕上りでひび割れも充填出来、かつコストが一番安い!
ひび割れ補修跡が目立たないよう気を使います
コストを莫大に捻出したオーバースペックな作業はお客さまにも迷惑がかかります。
 
当店ではコストを抑えた最も効果的な工法が ◎ だと考えています。
ひび割れ補修完了①
ひび割れが多かった
刷込み工法は塗装完了後にひび割れ補修跡が出ないよう施工することが重要で

かといってぼかし作業をやりすぎると肝心の補修材をこそぎ取りすぎる

事にもなるので適度な匙加減が必要な作業です。
モルタル壁のコーナー材は剥がれやすい
モルタル外壁コーナー部には専用のコーナー下地が取付られているのですが

この部位は塗装が剥がれやすく、写真のように既存塗装が無くなっていたりします。
密着性の高いプライマーを塗っておきます
接着力の高いプライマーを塗っておいて
リシン骨材でパターン復旧
リシン骨材でパターンを復旧しておきます。
トタン破風板の見返しはサビが出やすい
トタン破風板と軒天井の取り合いにある見返し部位はとてもサビやすく

築10年程度で早くもサビが沢山発生しています。
しっかり研磨後に白色サビ止め塗装
しっかりサビを落としてから軒天井の下塗り前にサビ止め塗料を塗っておきます。
軒天井に下塗りシーラー塗装
軒天井の塗装は剥がれやすいので浸透固着性の弱溶剤シーラーを塗装。
雪止め付きの屋根トタンです
屯田住宅の屋根は屋根トタン1枚ごとに雪止めが付いているタイプ

この形のトタンは雪止め部分に乾燥した泥や埃がこびりついているので

全面研磨処理の作業で泥やほこりも落としていきます。
屋根研磨処理完了
雪止めタイプのトタン屋根はガッチリ研磨処理を行わないと

雪止め部分の塗膜剥離が発生するので注意が必要です。