グリーンペイント寺沢です


5月中旬は北区新川住宅を施工しました。
北区新川住宅
新川住宅は向かって右面だけ他社施行によるサイディング張替え施工済みなので

残りの三面を施工します。
足場仮設完了
足場仮設完了です。
バルコニースノコ下の落ち葉
バルコニー木製スノコを外すと・・・泥や落ち葉が溜まっています。
排水口が詰まる手前ですね
排水口周りに溜り詰まる寸前です。

高圧水洗浄作業で一気に排水口に流れ込むと大変なので

先にまとまったゴミは撤去しておきます。
高圧水洗浄作業
外壁は既存のサイディング模様を活かしたクリヤー塗装仕上げなので

高圧水洗浄作業は弱めの水圧で洗浄します。
※外壁表面がチョーキングしている場合はクリアー塗装を適用できません。
コーナー材角部だけ剥がれました
外壁全面に問題はありませんでしたが、コーナーサイディングの角部だけ

塗膜剥離が発生しました。

コーナー材製造時に角の突き合わせ部は平面と別の加工がされているようです。
シーリング増し打ち工法
新川住宅はシーリングの状態も良好だったので施主様と打ち合わせたうえで

シーリングは全箇所増し打ち工法で施工することになっています。

増し打ち工法は薄く施工すると、ほとんど無意味な施工になってしまいますが

厚みを確保出来るよう施工すると十分な耐久性を確保することが出来ます。
窓廻りは太く厚く施工します
窓廻り角部は劣化が進行していますが、ほかの部位の劣化は少ない。。。

難しい判断ですが、増し打ち工法の利点としては既存シーリングの

撤去コストが発生しないこと、これは大きいです。
既存シーリングの倍以上の厚み幅が確保できました
では、なぜ増し打ち工法を適用することが難しいのか?

 1.既存シーリングの状態が良好であることが必須

 2.特に目地シーリングに増し打ちシーリングの厚みを持たせることが難しい

以上の条件を揃えることが実に難しい。



冬期間に関東で仕事していた時です。

横浜曽根塗装店、店主曽根さんと一緒に仕事させてもらいました。

私はその時、技術力の追求というものを見たきがします。

集中を研ぎ澄ましギリギリまでシーリングに厚みを持たせる

厚みギリギリを追求しすぎるとマスキングテープを剥がす際に

シーリングがめくれ上がり不格好になるリスク。

目から入る情報を指先の操作に変換したものに経験と勘を混ぜて

その境目を見極める技術力には感動しました。
バルコニー廻りのシーリングが大変でした
結果、増し打ち工法であっても平均メンテナンス周期である10年の耐久性を

確保できるような厚みで施工できるのであれば有効であると考えています。
屋根錆止め塗装完了
屋根はトタン研磨作業後に黒色サビ止め塗装まで完了。
この唐草取り合いは異常です!
唐草の形状が波打っている!?
噛み合わせが外れている
凄いことになっています・・・・

いままでかなりの数の屋根を施工してきましたが、ここまで酷い物は初めて見ます。

建物正面側2階の平屋根トタンと唐草トタンの噛み合わせが

合計で5m位トタンが浮き上がっている状態です。


考えられる要因としては、何らかの間違いで新築施工時の屋根板金工が

平屋根トタンの寸法を1~1.5cm長く計測したせいで噛み合わせ部が

合わなくなり、無理やり噛み合わせたが施工後数年で外れた。。。

その加工跡ともみられる不自然な箇所にある平屋根トタンの折り曲げ加工?は

なんとか噛み合わせるための工作だったのでは?と思ってしまいます。


解決方法として

1.屋根トタンの張替え(50万円~100万円位の予算が必要)

2.噛み合わせ部の改善補修(屋根張替えの10分の1位の予算で施工)


上の解決方法を説明させて頂き、施主様との打ち合わせで

「今後問題が発生しない施工で、かつ費用は最小限にとどめたい」

という方向性を示していただけたので問題解決を始めていきます。


噛み合わせ部をなんとか噛み合わせたいのですが平屋根トタンの折り曲げ部が

長すぎてどんなに頑張っても噛み合わせることは不可能です。


トタン隙間から内部に大量の充填接着剤を注入して重しを載せて圧着します。

トタン内部の空気量は少ないので少量の湿気でも確実に硬化反応する

充填剤を使用しました。
噛み合わせ部を接着して重しで圧着させる
それだけでは不十分なので噛み合わせ部には強力な2液硬化型のエポキシ

接着剤を使用し、重しと強力クリップで数日圧着固定します。
さらに噛み合わせ部をシールします
はみ出したエポキシボンドを除去してから仕上げになる

噛み合わせ部の極厚三角シーリングを施工します。
極厚のシーリングで封をします
このシーリングだけでも固定できるのではないだろうか?とさえ思えてくるぐらい

幅5cm以上ある極厚・極太シーリングで端部を固定して施工完了になります。
※ここだけでシーリングカートリッジ20本近くも使用するという( ゚Д゚)


今回の工事でこの問題が見つかって本当に良かったと思います。

建物正面側から吹き付ける風向の台風なんかが来ていたら

屋根がガバリとめくれ上がっていたのではないかと推測します。


今回の施工では風速30m~40mクラスの突風でも剥がれることのない

施行になっていると思います!^^