グリーンペイント寺沢です


10月下旬は北区太平住宅と並行して、手稲区曙住宅を施工させて

頂きました。
手稲区曙住宅
数年前に施工させていただいたお客様からの紹介で

曙住宅の向い側、数軒隣になるお客様から(煙突補修工事)の紹介により

工事発注して頂いたという、当店では珍しい形でご縁を頂きました!
煙突の劣化が激しい
元々は、屋根塗装と煙突の塗装見積だったのですが

工事金額によっては建物外装塗り替えもご検討だったことから

予算等の折り合いも付き全面塗装工事となりました。

煙突、物凄く劣化が進んでいます。

この年代の煙突は、排気管の形状に合わせたブロックを積み上げ

その上をモルタル仕上げしたものなので、表層モルタルにひびが入ると

時間をかけて浸水⇒凍結膨張を繰り返して最終的には崩れ落ちます。
樹脂モルタルで補修します
ボロボロになった脆弱部分を撤去してから、吸水防止プライマーを塗り

接着性の強いポリマーセメントを使ってひび割れ補修と欠損部の

形成をします。
端末防水シーリング
煙突はたいてい風の強い吹き曝し箇所に設置されていることが多いので

モルタル施工時はドライアウトが起きないようにシート等で養生します。

モルタル硬化後に端末箇所をシーリングで防水処理しておきます。
下塗りシーラー塗装
樹脂モルタルとシーリング硬化後に下塗りシーラーを塗装します。
シリコンシーリング処理
曙住宅は正面、向かって右面、裏面の3面が金属サイディングで

向かって左面のみが窯業系サイディングになっています。

金属サイディング面の端末にはシリコンシーリングが施工されているので

シリコンオイル除去後にシリコンシーリング用に密着用プライマーを

塗装しておきます。
既存シーリングは増し打ち工法でした
窯業系サイディング面は、通常使用されるシーリングが使用されてます。

しわしわになった初期シーリングの上に1~2mm程度の薄い

増し打ちシーリングが施工してあります。

各社様々ですが、通常工法と比較してこのような、材料も作業手間も

20%以下の使用率、低品質な施工であっても見積書のシーリング項目では

シーリング施工一式、などと表記されています。


建築作業に不慣れなお客様にもわかりやすい形で

各作業はどのような手順で作業するのかを通知することが

大切ではないかと考えています。