グリーンペイント寺沢です。
6月上旬は石狩太美住宅を施工させていただきました。
太美住宅は去年屋根を塗装させて頂いたリピートのお客様になります。
再度工事ご発注いただき誠にありがとうございます!
太美住宅は右側に隣接する住宅が無いのでメッシュシートを
右面だけかけないで施工という当店初めてのスタイルになります。
窓枠は木製なのですが塗装膜の上に分厚いゴム状の膜があります。
シリコンシーリングをならして防水膜を作ったようです。
各所でシリコン膜が浮いているのですが、すべてが浮いているわけではなく
ガッチリ密着しているところもあります。
シリコンシーリングは本当に厄介な建築材料で、シリコンシーリングから
滲み出すシリコンオイルによってほぼ全ての液体を弾いてしまいます。
そのシリコンオイルが雨により微量ではあるが流れ落ち
その周囲もオイル汚染するので処理が大変です。
このシリコン膜をどのように除去するか考えた結果
超硬スクレイパーで削り落とすのが一番早かった。
超硬の正しい使い方ではありませんが、じつに効率的でした。
シリコン膜を除去した後にも木材の表層にはシリコンオイルが
こびりついているので研磨紙でさらに削り落とします。
それから強溶剤を使って脱脂処理をします。
強溶剤は人体に毒性があるのですが、影響の種類を聞いたことがあります。
直接飲む、皮膚に塗る、気体を吸い込むの3択です。
この中で最も人体に影響があるのは皮膚に塗るだそうです。
直接飲む=飲み込んだ毒物への対応はある程度人体には備わっているそうで
後々に腎臓で分解される等を考慮してダメージ中程度
気体を吸い込む=液体ほどの濃度ではないのでダメージ中程度
皮膚に塗る=高濃度の成分が素早く皮膚下に浸透し、血流に乗り全身へ
ダイレクトに作用するのでダメージ大になると聞きました。
なので強溶剤使用時は浸透を阻止できる手袋を着用しなければいけません。
水が木材に浸み込むのでほぼシリコンオイルは除去できたものと思います。
シリコン膜下で木材腐食は進行していました。
シリコンシーリングは耐久性だけはとても高いのですが
伸縮性はそれほど高くなく簡単に断裂するので防水膜を形成することは
出来ない建築材です。
釘ゆるみの打ち直し。
水切りと木材が接触しているので木材下場木口から腐食しやすくなります。
これぐらいの隙間があれば表面張力の影響を受けずに
雨水を切ることが出来るので腐食進行を遅らせることが出来ます。
窓廻既存シーリング撤去、新しいシーリングは太く厚く施工します。
飾りの木部、この隙間から木材裏側に雨水が廻り込み
経年で木材が腐食するのでシーリングで防水処理しておきます。
木材は隙間から浸水し腐食が進むので端末処理が肝心です。
木材専用のシーリングです。
通常の壁用シーリングよりも固く、ウッドデッキ等の床面に使用しても
耐久性を保持できるシーリングです。
6月上旬は石狩太美住宅を施工させていただきました。
太美住宅は去年屋根を塗装させて頂いたリピートのお客様になります。
再度工事ご発注いただき誠にありがとうございます!
太美住宅は右側に隣接する住宅が無いのでメッシュシートを
右面だけかけないで施工という当店初めてのスタイルになります。
窓枠は木製なのですが塗装膜の上に分厚いゴム状の膜があります。
シリコンシーリングをならして防水膜を作ったようです。
各所でシリコン膜が浮いているのですが、すべてが浮いているわけではなく
ガッチリ密着しているところもあります。
シリコンシーリングは本当に厄介な建築材料で、シリコンシーリングから
滲み出すシリコンオイルによってほぼ全ての液体を弾いてしまいます。
そのシリコンオイルが雨により微量ではあるが流れ落ち
その周囲もオイル汚染するので処理が大変です。
このシリコン膜をどのように除去するか考えた結果
超硬スクレイパーで削り落とすのが一番早かった。
超硬の正しい使い方ではありませんが、じつに効率的でした。
シリコン膜を除去した後にも木材の表層にはシリコンオイルが
こびりついているので研磨紙でさらに削り落とします。
それから強溶剤を使って脱脂処理をします。
強溶剤は人体に毒性があるのですが、影響の種類を聞いたことがあります。
直接飲む、皮膚に塗る、気体を吸い込むの3択です。
この中で最も人体に影響があるのは皮膚に塗るだそうです。
直接飲む=飲み込んだ毒物への対応はある程度人体には備わっているそうで
後々に腎臓で分解される等を考慮してダメージ中程度
気体を吸い込む=液体ほどの濃度ではないのでダメージ中程度
皮膚に塗る=高濃度の成分が素早く皮膚下に浸透し、血流に乗り全身へ
ダイレクトに作用するのでダメージ大になると聞きました。
なので強溶剤使用時は浸透を阻止できる手袋を着用しなければいけません。
水が木材に浸み込むのでほぼシリコンオイルは除去できたものと思います。
シリコン膜下で木材腐食は進行していました。
シリコンシーリングは耐久性だけはとても高いのですが
伸縮性はそれほど高くなく簡単に断裂するので防水膜を形成することは
出来ない建築材です。
釘ゆるみの打ち直し。
水切りと木材が接触しているので木材下場木口から腐食しやすくなります。
これぐらいの隙間があれば表面張力の影響を受けずに
雨水を切ることが出来るので腐食進行を遅らせることが出来ます。
窓廻既存シーリング撤去、新しいシーリングは太く厚く施工します。
飾りの木部、この隙間から木材裏側に雨水が廻り込み
経年で木材が腐食するのでシーリングで防水処理しておきます。
木材は隙間から浸水し腐食が進むので端末処理が肝心です。
木材専用のシーリングです。
通常の壁用シーリングよりも固く、ウッドデッキ等の床面に使用しても
耐久性を保持できるシーリングです。
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