グリーンペイント スタッフのブログ

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カテゴリ: グリーンペイント 倉庫

グリーンペイント寺沢です

倉庫耐震補強工事も大分手慣れてきました。
こんな感じで補強していきます
入口から始まり反時計回りに進んでいます。
角は特に強化しておきます
角部は特に負荷が掛ると思われるので木材を増やして重点的に補強します。
足場の移設は大変でした
材料を置く棚の移動もそこそこ手間が掛かりましたが

足場材を置いている壁面の移動はさらに大変でした。。。
相変わらずこんな感じでブレスが止められていなかったり
そして・・・あいも変わらず天井梁鉄骨ブレースが止められていなかったり
横柱に大きな亀裂が出ていたり
地震で大きく動いた方の壁ではメイン横柱に大きな亀裂が発生していました。

劣化は建物向かって左面の柱に集中している様に感じられます。
縦柱の一部に腐れが発生しています!
左面は日の当たりが悪く水気の影響からか木材腐食も見られます。
エポキシパテで補強します
柱を切断して部分的に新しい木材を入れるか?

でも結合部が横揺れに対して強度を保てなくなるのでは?

等と考えた結果、強度の高いエポキシパテを充填するほうが

耐震性として考えるとましなのではないかと思いました。
ラスト近くで大物が出てきました!!

さらにゴール近くでは大きな土台木材の腐食を発見!
これは酷い腐りっぷりですね
かなりの腐りっぷりです^^;

土台はレベルを取ったブロックの上に薬剤注入をして防腐効果を高めた

柱材を使っているようですが、この腐食箇所周辺の土が湿り気の強いことから

水気が溜まりやすいようで、このような腐食が発生したものと思われます。
粉化物を取り除き準備を進めます
ここは、柱の交換を考えましたが周辺湿気の多さから再度腐食も考えられる

それならば柱下側までコンクリートを流し込み、土を伝って湿気が

廻らないようにする方法を試します。
コンクリートを作る
塗装工事ではほとんど使うことのないコンクリートというやつを作ります。

モルタル   =セメントと砂を混合したもの

コンクリート=セメントと砂と砂利を混合したもの

モルタルに比べて骨材に砂利が入ると強度が大きく増すようです。

しかし、このコンクリートという建材はゴツゴツしていて荒っぽい・・・

塗装屋が使うものではない、このような物は土木工事

ガガガーっとミキサー車で搬入してドカドカっと流し込む・・・

なにか、砂利が入るだけで別物となり強い拒否感を感じてしまう^^;
コンクリートで固めました!
この穴を埋めるだけでコンクリートを300㎏くらい使いました。

土木工事の材料使用量は建築工事と比較して桁が違いますね。
土台ごと固定した感じ
さらに春になってから、このコンクリ部位の外部側の土を50㎝以上掘り下げ

大き目の砂利を入れてやることで保水性を下げ、外からの浸水も無くなり

長期の木材保護を実現できるのではないかという予測です。
1箱400本入りで28箱=11200本のビスを使った
1月から始まり2か月以上の大工事となりましたが

今年は雪が少なく除雪の仕事が減り、さらに拡大中のコロナウイルスの影響で

室内塗装の仕事も制限されるような状態の中

地震でダメージを受けていた拠点を修復することに時間を充てれたことは

不幸中の幸いかもしれません^^

グリーンペイント寺沢です


倉庫耐震補強の続きになります。
棚の移動
足場材で作った棚に置いてあった荷物を移動してから

壁の作業ができるように棚を移動します。
棚の荷物を仮置き
棚の荷物は空いているスペースに仮置きして。
作業スペースを作ります
壁面に幅1m位の作業スペースが出来上がります。
メインの柱、縦方向の亀裂
こんなのや
柱に亀裂
こんな感じの縦方向のひび割れが柱に発生しています。
購入時に折れていた柱の補強
この柱は、倉庫を入手するときにへし折れた状態だった柱で

片流れ屋根から落ちてくる大量の落雪が外壁に溜まり

その雪が壁を内側に押し出して柱をへし折った!?ようです。。。
折れた柱を挟んで番線止め
柱接合部の加工部位、加工の際に削り取り、柱が細くなった箇所から

断裂は発生するようですね。


このような事例からも、屋根の重さを支え1800㎜ごとに配置されている柱

それぞれの柱に荷重がかかっている訳で、細くなっている箇所が折れやすい

ということは全ての柱全体を太くしてやると折れにくくなる!

単純な考えですがシンプルなものほど確実だったりします(^o^)/
かすがいで固定
仮補強のままだった補強板と番線を外し、折れた箇所をかすがいで止める。

かすがいの単価の安さはとても魅力的なので1か所に付き2本のかすがいを

使っていくことにしました、効果は小さくても低単価、低労力で設置できるので

多用するメリットは大きいのではないかと考えました。
この後に補強材で固定させます
かすがいで止めてから補強材で3方向を挟む形で補強

この柱は深く折れていることからさらに右左2面の補強材を2倍にして

強度を増しておきます。
途中からかすがいを増量しました
こんな感じで多方向への移動にも対応できるようにかすがいを多用します。
縦横柱の結合部
窓廻りのみなのですがメイン柱と同じ太さの木材が横方向で使用されている。

窓枠を取り付けるために必要だったからなのか?

窓という開口部の脆弱性を補強するために太い柱を使用したのか?

真意はわかりませんが、通常柱の組み合わせは凹凸のように加工して

組み合わせていくものではないかと思っていましたが。
まさか釘だけなんてことないよな~?
まさか・・・釘だけで止めている?

この横柱?は触ってもぐらぐらするようなことはありませんが

確認しても凹凸処理している様に見えない、凸部の先端加工を

周りから確認できない内側だけの加工?


怪しいところもちらほら見えるので補強できるところは

念入りに対応しておいた方がよさそうです。


グリーンペイント寺沢です


グリーンペイント倉庫兼社屋には事務所があり

現場が近い時なんかは倉庫に戻り昼食を摂ることもあるのですが

TVも観れたら最高だ、ということでTVを置いてあります。

映ればいいでしょ?的な感覚で室内アンテナを使って受信していましたが・・・
アンテナケーブルの取り付け方
ものすごく受信状態が悪い!映ればいいでしょ?なんてレベルのものではない(*_*;

人が移動しただけで画面が止まり、雨が降っているだけで受信できない等々
こんな感じで先端端子を取り付ける
とても実用レベルのものではありません。。。

そんなわけで重い腰をあげ、外部アンテナ設置を考えました。
アンテナステー台座を取り付ける
説明書に「やってみませんか?」なんて書いてある通り

とても簡単な工事で配線からアンテナ設置まで自前でできそうです。
ヤギリの隙間からコードが出せる!
丁度良いことに、換気のために取り付けたやぎりの通風口から

ケーブルを出せます。
補強ステーを設置して
最近のアンテナは小型で軽量ですね。

手稲山からTV電波は送信されているようなので

山からの電波?をイメージして最も良く受信できるのではないか!?

という方向でアンテナを設置します。
完成しました!
設置角度はバッチリだったようで、とても感度が良い。

これでようやく「TV映らないからこっちに座って?」などという

不毛なやり取りから解放されます^^;

グリーンペイント寺沢です


いよいよ耐震補強工事を始めるのですが、本業が大工ではないので

強度計算等が出来るわけでもなく、あくまでも趣旨としては

【素人が多少強度不足と思われる木造倉庫の簡易補強を、低コストと決められた

作業人工内であらゆる地震災害に対応するのではなく、メイン柱がへし折れることを防ぐ

という局所的に対応することを目的で行われる自作簡易型の耐震補強工事】
であります。
※施工内容批判を恐れた保険に保険を重ねた超保守的な趣旨説明であります。^^;
壁に沿って配置されている棚を移動する
まずこんな感じで壁際に沿って配置されている自作棚(足場材)を

移動することから始めるのですが、壁1面分の移動・復旧だけでも

2~3日位かかります。
メイン柱接合部分にはかすがいを入れる
この倉庫の売主様からの説明では、倉庫は平成元年あたりで建築されたそうで

30年位経過していることから柱材の腐食も懸念されましたが

木材の変色はありますが腐食まではいたってないようです。
同時に木材の腐れが無いかも確認します
木材を突き合わせてある箇所、確認できませんがきっと

凹凸の加工がされて組み合わせてあると思うのですが

既存では突き合わせ箇所にかすがいが使用されている箇所が少なく

無いよりはまし程度だと思いますが、単価の安いかすがいで

補強効果(小)を得られるのであればどんどん設置していくべきと判断しました。
補強材の接合部分は簡易型で統一させる
問題の柱補強方法、既存の縦柱は105㎜×105㎜の寸法で

その柱に合わせて横方向に垂木が等間隔で配置されています。

同じ105㎜柱を重ねて取付け、補強する方法は双方柱にドリルで穴をあけて

両側にボルトの付いた金具を取り付けボルトを締めることで重ね合わせて

1本の柱に見立てて強度を増す方法ですが

柱に向かって正面側に取り付ける場合、柱裏側のトタン板を外す必要があり

外壁を全て剥がすという大工事となり却下。

柱に向かって左右どちらかに新柱を入れる場合では、横方向に設置されている

無数の垂木を105㎜分カットしなくてはならず、かつ使い慣れていない

ボルト式の金具も使用しなければいけないことから時間がかかり却下。
壁補強垂木へは新たに垂木をかぶせる形に
柱となり、上からの荷重を受けてくれる木材の質量を純粋に増やすことで良いのでは?

外装をいじることなく内部からの作業だけ、かつ既存の木材を切断しない方法

既存の縦柱に対し柱手前、右左両サイドの3方向に2×4材を大量のビスで取り付ける

その取り付けた2×4材同士もビスを大量に打ち込み固定させる。

こうすることで既存柱と補強木材が一体化し1本の太い柱と同等の強度を

持ってくれるのではないかと。

決められた予算、工期、人工内で出来る補強としては理想形ではないかと考えました。

横方向の垂木も同様に、同じ垂木を重ね合わせ大量のビスで固定することで

倍の太さの垂木(強度)となってくれると。
柱間に筋交いが無い個所は筋交いを新設
木材補強で最も問題として考えた事は補強材の接合部を加工するか?

補強材と補強材が組み合わさるところを斜めにカットして

ピッタリ合わせていく加工、見た目も格好良く、強度的にも良い効果が

あるはずです・・・が、2×4材の長さを計り、接合部の角度調整と斜めカット?

までしていると、ただカットしていくのと比べて2倍以上の時間がかかり

ビス止めも通常より明らかに多い量を打ち込むため、そこに割く時間が無い。
このスタイルであれば期間内に完工できます
そのような経緯から補強材接合部の加工はしない、そこで多少の

強度が失われたとしても地震の横方向への力で柱が途中から折れること

荷重による座屈折れ等に対して、それほど影響が出ないと推測しました。



まだまだ続く・・・

グリーンペイント寺沢です


2018年9月、北海道を襲った地震は記憶に新しい・・・

あの時、グリーンペイントの倉庫も被害を受けていました。

建物向かって左面の壁が大きく外側に飛び出した?
倉庫側壁が飛び出している!?
壁がずれているのか!?
少し上げて押す、オッスッ!^^;
あの地震の後、こんな感じで壁を元に戻したのですが。。。

ブロック基礎の上に乗っているだけの構造上、今現在再度ずれている状態です。
1.8m垂木200本
次に大きな地震が来たら・・・きっと倒壊するでしょう、自信があります|д゚)

今年は雪が少なく除雪の仕事が少ない。。。

中国でおかしな病気が流行っているということで

室内塗装も敬遠されることでしょう。。。
12フィートの2×4材200本
暗~くなっていても仕方ありません

どうせ暇なら有意義に時間を活用しましょう(^o^)/

前々からやりたかった耐震補強工事(簡易型)

かなりの時間と労力を必要とする工事になると予想されるので

手を出しにくかったのですが丁度良い空き時間です。

耐震補強として使用するのは木材、加工が簡単で安価であることから選定。

倉庫メイン柱の補強用として12フィート(約3.6m)2×4材

流通量の多い木材らしく12フィートまでは安価で販売されている

しかし12フィート以上になると流通量が減り一気に単価が跳ね上がるようです。

メイン柱の間に補強用として使われている垂木(45㎜×45㎜)には

もう1本垂木を重ねて補強する予定です。

1回目の搬入で2×4材12フィート200本、1800㎜垂木200本を搬入します。
75㎜ビス400本入り20箱
この長さがベストか?
垂木や2×4材のサイズから、メイン使用ビスは75㎜サイズを選定。

ビス自体の価格は安い物なので価格的に気にはなりませんが

あまりビスを長くすると打ち込みに時間がかかるかなと

今まで打ったことのないような本数を打ち込む事となるので

ここら辺が妥当かなと判断しました。

75㎜ビス×400本入り/箱が20箱用意
かすがい100本入り×2箱
大量のかすがい
柱木材の繋ぎ合わせ箇所に補強材として用いられるかすがい

「子はかすがい」なんて言いますが、確かにそんな形をしていますね^^;

かすがいはどれくらい使用するか全然見当がつかないので

100個入りの箱を2個用意。

どんな工事になるか未知ですが、楽しみです!








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