グリーンペイント スタッフのブログ

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カテゴリ: グリーンペイントの屋根塗装

グリーンペイント寺沢です


2012年6月施工
本日は、わたくし寺沢が屋根塗装工事に伺っています。

屋根塗装は、職長斉藤氏が担当することが多いのでこのような記事を書く

回数は少なくなります。

2012年6月に屋根塗装を施工させて頂いた北区屯田住宅の施主様が

10年1か月ぶりにリピートで工事ご依頼してくださいました。

本当にありがとうございます!
艶は無くなっていますがサビはありません
屋根の状況ですが、すこぶる良いと表現しても差し支えないと思います。

塗膜剥離、サビの発生は全くなく艶こそ無くなっていますが

10年経過した状態としては素晴らしい耐久性です。
擦ると下には艶がある
表面のチョーキング層をこすると下には艶のある塗膜があります。

車の塗装は着色塗装の上にクリアー層があり、10数年経過すると

いきなりクリアー層が剥がれ始めたりしますが、建築塗料は

塗装後3~5年位でチョーキングが始まり、太陽光、雨、雪、等の劣化要因を受け

チョーキングした樹脂が少しづつ削られていき、寿命を迎えます。

よって、チョーキング層下に艶のある塗膜があるということは

あと数年は防水効果が期待できるということでもあります。
あと2年ぐらいいけそうです
しかし、かといって放置期間が長くなると、防水機能が無くなった塗膜を

貫通して雨水がトタン素地まで到達してしまうとサビや塗膜剥離の

原因となるので8~10年位のサイクルで塗替えするのが好ましい。
シーリングも問題なし
シーリングも断裂等もなく良好です。
下地処理の研磨作業
塗装前にいつもの下地研磨処理を行います。
右が研磨後です
やはり、この下地研磨処理による好影響が大きいのではないかと思います。

汚れや付着物、表層の粉化したチョーキング層等の密着性に悪影響を及ぼす

物をほぼ完全に除去することが出来ます。

全ての職種に言えるのではないかと思いますが、下地処理が1番大切であると。
サビ止め下塗りは最小限で済みます
このようなグッドコンデションの屋根であれば、下塗りのサビ止め塗装も

最低限の施工で済むので、その減った労力はコストダウンに転嫁できます。

10年前の施工では、既存塗膜にサビが大量に発生していたので

屋根全面にサビ止め塗装を施工しなければならなく、今回の屋根塗装よりも

工事金額は高かったのです。

きちんとした施工を行うと、確実に建物を保護できるだけでなく、次回の

メンテナンスコストを下げることまで出来ます!
↑ これの逆もあるわけなので、業者選定が重要です。
2液ハイソリッドシリコン塗装
10年前の施工内容は、下地研磨処理作業後に下塗り全面サビ止め塗装

上塗りには2液混合型シリコン塗装1回塗り仕上げでした。

ここは意見の分かれる所なのですが、屋根トタンの上塗りを1回か2回か?

塗料メーカーの屋根塗料カタログにも、上塗り2回塗りを推奨していますが

上塗り1回塗り仕上げは1回塗りの料金であり、上塗り2回塗り料金は

単純に1回塗りの倍近くの料金となるのに、耐久年数は倍近くではない。

きちんとした下地処理を行うと上塗りは1回塗でも10年以上持つということは

数百件の施工データから確信を持っています。

札幌は寒冷積雪地域というのも問題で、屋根に凍結固着した雪氷が滑落する際に

発生する塗膜剥離や、4か月間近く雪の下で湿潤環境に晒される等々のことからも

やはり10年未満の周期で屋根メンテナンスを行ったほうが無難。


このような経緯から、札幌のトタン屋根塗装は入念な研磨下地処理を行い

必要に応じた範囲の下塗りサビ止め塗装、上塗りは希釈率と塗布量を厳守した

コストに優れる1回塗り仕上げというのが、施主様にとって最も

有益な屋根メンテナンスになるのではないかと考えています。













グリーンペイント寺沢です


本日は2012年に屋根を塗装させて頂いたお客様から再見積もりの

依頼を受けて伺っています。
9年前に施工させていただきました
9年前に私、寺沢が塗装させていただきました。

はっきり覚えています、懐かしいですね。
艶は無くなっていますが
この数年前から当店は1液アクリルシリコンから2液混合型シリコンへ

使用塗料を変更、各メーカーも1液シリコンはそのままに

2液シリコンのラインナップを充実させ始めた頃でした。
面には塗膜剥離やサビは発生していません
現在グリーンペイントで使用している2液シリコンとは違うメーカー

でしたが9年経過でこの状態はなかなか優秀ではないかと思います。
9年間でこのチョーキング量は優秀だと思います
わかりにくい写真ですが写真中央あたりを強くこすってみたのですが

それほどの色違いが出るわけでもなく、南西面に当たることから

塗料価格以上の性能を持っているようです。

このような急勾配屋根は積雪の滑落による塗装膜剥離が発生しやすい

のですが、しっかりした下地処理を行ってあると剥離が発生しない

ことが証明できます。
端部にはサビが発生していました
屋根端部には残念ながらサビが発生していました。

この急勾配屋根の端部という箇所は、冬期間に屋根にへばりついた雪が

融解、凍結を繰り返し、この端部へ塊状の氷が溜まり

暖気でその氷塊が滑落する際に屋根端部をこそげていくので、

塗装膜に大きな負荷のかかる影響による塗膜剥離と

それに伴うサビではないかと考えます。


これからも施工後実例をどんどん上げていきます。














グリーンペイント寺沢です


本日は職長斉藤氏の屋根塗装作業に来ています。
本日は屋根塗装
斉藤氏が屋根塗装工事を受け持っていることが多く

グリーンペイント屋根塗装のみの作業を紹介する機会が少なくなっています。
劣化程度は軽度ですね
屋根の劣化程度は軽度、表層はチョーキングして小さなサビが所々と

言ったところでしょうか。
下地処理研磨作業
下地処理から作業が始まります。

この作業はけっこう辛い作業です・・・ガシガシずっと屋根を削り続けるので

太陽光と熱せられたトタンからの照り返しによるサンドイッチ

作業位置が低くなるので熱さが倍増します^^;

さらにフィットネス?有酸素運動をしているくらいの運動量も相まって

恐ろしく熱い作業です。|д゚)
左が研磨前、右が研磨後
このように削っていくのですが

左が研磨前で右が研磨作業後になります。
表層の汚れやチョーキング層を削り落とします
けっこう削るので表層のチョーキング層はもちろん除去

小さなサビ程度であれば全面研磨作業でほとんど除去できます。
研磨処理作業は時間と労力が多く必要になります
こんな感じで下地処理していきます。

大きくて深いサビが多発しているような屋根の場合は

サビ発生個所を集中的に研磨したりするのでさらに作業時間がかかります。
当現場で使用した研磨紙
この現場で使用した研磨紙です。
ある程度削ると研磨材が取れてしまいます
研磨しているとチョーキング塗料が研磨紙の目に詰まったり

研磨材が無くなってしまうので、削れ具合が悪くなった研磨紙は

早めに交換するようにしています。

グリーンペイントでは年間で何千枚という数の研磨紙を使用しています。
研磨処理後は全面サビ止め塗装
研磨下地処理後は早めにサビ止め塗料を塗装しておきます。

夜露や雨なんかで素地が出ているトタンは早々にサビが発生するからです。
トタン繋ぎ合わせ部位はシーリングを打ち換えます
トタン重ね合わせ部はシーリングで防水してあるので

屋根用の高耐久シーリングで新しく打替えしておきます。
2液ハイソリッドシリコン塗装仕上げ
仕上げは2液混合型ハイソリッドシリコン塗装仕上げ。

上塗り1回塗りで通常タイプの屋根塗料2回塗りと同等の

塗装膜厚が確保できるという画期的な塗料です。

発売から数年経ち、厚膜1回塗り仕上げ材という特性から

乾燥に時間がかかるという問題で突然の降雨や夜露による白化現象に対する

メーカーの対策が進み、凄まじく乾燥性を高めた結果・・・

物凄く扱いづらい。。。( ゚Д゚)塗料となってきています。

しかし1回塗りで2回塗りと同等=1回塗りの料金で2回塗り料金と同じ性能を

出せるという、工事発注者であるお客さまには間違いなく

コストパフォーマンスの高い塗料です!



製造元の水谷ペイント㈱も普通に上塗り2回塗ったほうが塗料出荷数も伸びて

売り上げが上がるっていうのに・・・

それでもこの塗料を開発・改良し続ける水谷ペイントの社風、好きです

研究者気質のこだわりと心意気を感じますね!!(^o^)/


グリーンペイント寺沢です



グリーンペイント屋根塗装工事では標準工事内容として

屋根トタン全面への研磨下地処理作業があります。
屋根トタン研磨処理前
👆写真の屋根は築11年位経過した屋根になります。

新築から11年経過位だと、サビが出始めるか?ギリギリのラインですが

屋根塗装工事全体の状態として考えると、

これは非常にコンディションの良い状態と言えます。
近寄っていくと
そんな綺麗な屋根表面でも・・・
黒いブツブツがあります
近寄っていくと!?何でしょうか、黒いブツブツしたものがこびりついています。
こびりついています
さらに近寄ったものがこれ、強くこすると取れるが全て綺麗に取れるわけでもない

なにか長年の間に蓄積したものがこびりついているようです。

ぱっと見で綺麗に見えるとてもコンディションの良い屋根トタンであっても

このような付着物が大量にこびりついているんですね。


今までの施工経験からこの屋根はとても綺麗な屋根だと思います

ということは標準的な劣化が進んでいる屋根には・・・

メチャクチャ付着物やサビや変質塗膜なんかがこびりついているのです!
研磨処理後
屋根劣化が少ない場合は目の細かい研磨紙を使って研磨処理します。
ブツブツが無くなっています
付着物はほとんど研磨処理によってそぎ落とされています。
研磨キズによる塗料密着性も向上します
さらにマクロで撮影すると既存塗装膜表面に細かい傷が無数についているのが

確認出来ます。


垂直面となる外壁に比べて水平面である屋根は倍以上の負荷が掛り続ける

とても過酷な環境となります。

その過酷さの一例として屋根塗装には塗膜剥離が多いというもの

積雪した雪の水分や、雪氷の擦り傷、強烈な紫外線などが影響して

弱い塗膜密着でははがれやすくなるので、それを防ぐ対策が必要になります。

グリーンペイントで行っている研磨下地処理作業は密着の妨げになる

粉化物や付着物を確実に除去し、密着性を向上させ塗料の足がかりとなる

細かい無数の傷をつけることで塗膜剥離というリスクを軽減します。



どうぞ屋根塗装をお考えの際はグリーンペイントへお問い合わせください。

お電話お待ちしております!^^

グリーンペイント寺沢です


今回は屋根の下地処理についての比較を行いたいと思います・・・

などと、作業中にふと思いついて簡単にプチ比較してみました^^;
高圧水洗浄をあてたトタン
高圧水洗浄のトルネードノズルで洗浄したトタンです。

とっさに思いついたものだったので隅々まで洗浄が当たってないだろう!?

等のつっこみはお許しください(;^ω^)
トルネードノズルの跡が残った
いつも屋根トタンは洗浄していないので感覚がつかみにくかった。。。

洗浄ノズルを20cm位離して当てたものですが振動と音が

バリバリバリッ!!という凄まじい音がするので気が引けてしまう程(*_*;
チョーキング層はと除去されている
そんな感じで洗浄を行うと、劣化したチョーキング層は除去出来ているレベルです。

ただ、ノズル距離20cmというのは洗浄物とかなり近いな~と感じる距離で

じっくり屋根の表層を剥がしていくといったイメージですね。
研磨処理
下地処理対比として研磨紙を使った研磨処理作業。
右が研磨で左が高圧水洗浄
こんな感じで右が研磨処理、左が高圧水洗浄処理になります。
研磨処理作業後
研磨処理は薄い既存塗膜が無くなってしまうようなイメージです。

少しの研磨であっという間に既存塗膜が無くなってしまうので

工場出荷後のトタン塗装が十数年経過すると工場塗装の塗装膜は

著しく劣化が進行してしまうのかもしれません。
細かい研磨キズが沢山ついています
研磨処理後の表層です。

細かい傷が無数についているのが分かります、密着性も悪くなっている

既存塗膜を除去出来て、さらに細かい傷が塗料の足がかりとなってくれて

密着性の向上が期待できる状態です。

このような簡易的な比較であっても屋根トタンの下地処理として

高圧水洗浄よりも研磨処理の方が優れているのが証明できます。


超低コストで高圧水洗浄作業を行うのであれば優位性も出てくるのですが

洗浄作業後には乾燥時間が必要になる為、塗装前日などに行われることも多く

洗浄作業だけの為の作業日を設ける必要性などから

決してコストの安くない作業となっていることが多く

水洗い作業は大切!というイメージが先行して、実質的な内容が薄くなっている

現状と言えるのではないかと考えています。

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