グリーンペイント寺沢です


4月下旬は前回に引き続き、北区新琴似マンションの塗装工事です。

建物が大きいので、あんまり進んだ気がしない^^;
吹付け用の上部養生
Uカット処理した箇所の既存に合わせたパターン成型を行うのですが

とにかく、駐車場が近くて飛散事故が怖いので上部養生は必須です。
Uカット部の吹付けパターン形成
現在は住宅塗替えがメインになっているのでエンジンコンプレッサーを使用して

本格的に吹き付け作業をする機会が減りました。
手摺天場は高圧水洗浄でかなり剥がれた
新琴似マンションの塗装仕様は、下塗り→微弾性エポキシフィラー

中・上塗り→水性ラジカル制御シリコン塗装の3回塗り仕上げなのですが

塗装後に経年劣化で剥がれやすい個所はあらかじめ、さらに密着性が高い

カチオンエポキシシーラーを塗装しておきます。
密着性の高いシーラーを塗っておきます
出窓上の斜壁なんかも良く剥がれるので同様にシーラーを塗装しておきます。
出窓上の斜壁は要注意箇所です
シーラータッチアップ塗装後に下塗り微弾性エポキシフィラーを塗装します。
微弾性エポキシフィラー塗装
数年前まではモルタル、コンクリートの下塗りには微弾性フィラーが

主流だったと記憶しています。

あまり密着性が良い材料ではないなと当時から思っていましたが

とくだん、経年劣化で微弾性フィラーが剥がれたなどということもなかったのですが

現在の主流は密着性を向上させた微弾性エポキシフィラーが多くなったので

グリーンペイントでも採用しております。
通常微弾性フィラーより密着性に優れる
微弾性エポキシフィラーの乾燥を確認し、中塗りを塗装
上塗りと色違いで中塗り
最近の中・上塗り塗料は通常のシリコン樹脂だけではなく

付加価値、機能性を追加した商品が多くなってきており

ラジカル制御型という紫外線でチョーキング現象が発生しにくくなった

機能が付与されたりと通常塗料に添加される成分が多く

混合比率の調整などが昔に比べて難しくなってきているというよう話を

塗料メーカー営業の方から聞きました。
上塗りは指定色で塗装
耐久性は上がっているが、塗料がダレやすくなったり

数分放置しただけで容器に入っている塗料に皮がはってしまったりと
各階ごとに色違い帯が入る
単純に性能向上だけでは済まないようですね。

しかし、工事発注されるお客さまには良い商品が増えていることは確かです(^o^)/
軒天井はシーラー塗装後に仕上げ
軒天井は何かと剥離トラブルの多い箇所なので密着性の高い

カチオンエポキシシーラー塗装後に通気性の良い塗料を1回塗り仕上げで

透湿性、通気性確保を最優先にします。

こと、軒天井に限っては塗装膜の厚みはデメリットが大きくなります。
正面入り口上部の石目調はクリヤー仕上げ
正面玄関上には石目調の吹き付け仕上げ箇所があり

シリコンクリヤー3部艶を2回塗りで耐久性を回復させます。


・・・これだけ大きな工事だったのに足場解体後の

全景完了写真を撮り忘れてしまいました( ゚Д゚)