グリーンペイント スタッフのブログ

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グリーンペイント 寺沢です

9月も後半、少し肌寒くなってきた札幌ですが

5月にご予約頂いていた北区屯田のお客様邸、塗り替え工事の記録を

ご紹介させていただきます。


北区屯田住宅は大手ハウスメーカー ダイワハウスの建物で

グリーンペイントでは毎年、数棟各社ハウスメーカーの住宅塗り替えを

施工させていただいておりダイワハウスは2年ぶりくらいで

施工させていただくことになりました。
ダイワハウスの住宅です
ハウスメーカーの住宅には各社の特徴、セールスポイントがあるのですが

塗り替え工事においてはそのセールスポイントがそのままに特有のくせにもなっていて

そのハウスメーカーメンテナンス部でなければ手に入れにくいパッキンがあったり等々

建てた会社でなければメンテナンスをしにくくしている仕掛け?のようなものもあり
                          憶測ですみません^^;
ちょっとすると見落としてしまうようなポイントがあるので注意が必要になります。


ダイワハウスの住宅に関しては兎に角・・・・・・
※兎に角とはウサギの頭には角が無いということを表した 《実際には無いもの》の
    意味だと思うのですが「兎にも角にも急いでくれ」とか「兎に角やるしかないだろう」などと
    いったいどのような用途で使う言葉なのだろうか?
  兎に角、この漢字の意味するところと言葉として使用する際の意味は関係がない?
  まあ、そんな不毛なことをここで書くことよりも、とにかく続きを書くことにしますww^^;



ダイワハウス住宅の特徴として最も大きいものはなんといっても

外壁目地シーリングのm数がとんでもない長さになることでしょう!

通常の窯業系サイディングの外壁目地シーリングの3倍!ぐらいになることが多く

そのため通常のダイワハウス住宅の塗り替え工事ではすべてのシーリングを

打ち替えることは少なくシーリングに断裂などが出ている箇所のみ打ち替えるか

既存シーリングの上から新しくシーリングを施工する増し打ちという工法を

取られることも多いようです。
シーリングの劣化が目立ちます
しかし屯田のお客様邸は目地シーリング、窓回りシーリングともに劣化が進んでおり

ところどころシーリングが薄く施工されているようでそのような個所の断裂は補修では

どのようにも出来ない状態になっていたので建物全箇所の

シーリング打ち替えとなりました。
窓廻りのシーリングも同様に劣化

作業が始まってから数日、斜め向かいの公園になにか気になる・・・

なにかあるけど気のせいかと思ってもみたがやっぱりなにかがありました!^^;

向かいの公園に何か違和感が
素晴らしく見栄えのするキノコでした^^

グリーンペイント寺沢です


札幌市手稲区住宅塗替え工事、外壁塗装も終わり

工事終盤になってきました。

外壁塗装と同時進行ではありましたが

そのほかに行っていた施工内容を紹介させていただきますね。



まずはシャッター塗装

最近はめっきりスチール製の部材が減ってしまいました

一昔前は手摺、タラップ階段などいろいろな箇所に使われていましたが

スチールからアルミにほとんどが取って代わられて

今ではシャッターと灯油タンクぐらいでしょうか。。。
シャッターに発生している白錆

塗装の仕事が減ったことは悲しい事ではあるのですが・・・

塗装できることの幸せを感じる以上にスチール製品の塗装は

常に頭を悩ませる施工で非常~~にシビヤであります。

シビヤ・・・severe(意味=過酷)・・・シビヤは英語だったんですね!^^


過酷という表現がぴったりくるほど外部に設置された

スチール製品の塗装は気を使います。

なにせ、すぐ錆びる、錆びないように塗装するのはとても難しい。
隅々までしっかり研磨

平らなトタン屋根はまだよいのですが複雑な形状、凹凸が沢山あると過酷さが増します。


突然ではございますがこれより錆について語らせていただきたいと思います。。。^^;

①錆の表面は細かい隆起が沢山あり、その隆起の凸部先端の塗装が薄くなるので錆びる

②錆は複雑な形状をしており、内部隅々まで塗料が行き渡らない

③錆は不安定な性質で酸化し続けるので安定した状態ではく形状も変化する
 ※注 赤錆のみ

④鉄は鉄鉱石から人工的に作られた物であり不安定な状態の為、酸素と結合し
  黒サビを形成することで安定した状態を作ることこそ錆る理由!!

錆が発生する理由は上記のようなことが複雑に関係しており

現在発生している錆を少しでも残してしまうとアッという間に錆びてしまうんですよね

そんなわけで外部の鉄製品は錆落としが命です!

しっかりシャッターの白錆落としていきます。
研磨完了です!

所かわり基礎モルタル面の塗装です。

表面保護処理の無かったモルタルは年月とともに劣化が進行し

表面からの吸水を繰り返すうちにモルタル主成分のアルカリ成分が抜け出し

表面がだんだん白くなり、同時に亀裂も多くなってきて

下地のコンクリート層から仕上げモルタル層が剥がれ落ちることになります。
基礎モルタル水分率0.7% 塗装OKですね

手稲区住宅は築10年前後なのでモルタル層の剥落は発生していませんが

表層の白化、亀裂が多く発生していました。

施工ではまず、モルタルの吸い込み止めと密着性向上が期待できる

エポキシ樹脂シーラーを塗装していきます。

北区住宅と同様にシーラーがみるみるうちに吸い込まれていくので

これでもかというくらいたっぷりとシーラーを塗っていきます。

エポキシ樹脂シーラー塗装

シーラーを塗って濡れ色になったモルタルはひび割れが見つけやすくなっているので

亀裂補修材を刷り込み作業で亀裂に埋め込んでいくんですが

亀裂が多~~~いッ!指で刷り込むと5本とも皮が擦り切れること必至であります!^^;

さすがに軍手を履いて刷り込みましたがあまりの亀裂の多さに

軍手が何足も穴空くぐらい激しい刷り込み作業となってしまいました。。。
ひび割れ沢山あります!

余談ですが軍手って手に関係するのに一足、二足って数えるんですよね

なぜ足なのか??

想像します・・・想像中・・・犬は~~4本足?前足後ろ足→→全部足?!

まさかッ、四足動物から来てる?!手袋ですよッww


脱線はこれくらいで。。。亀裂を止めた後は中塗りです

基礎コンクリートは艶があると何だか違和感があるので艶消し塗装で。
中塗り作業中

中塗りが終わるとさらに亀裂が発見しやすくなり、まだありました。。。

再度亀裂刷り込みを行い完全に亀裂を補修完了です。
中塗り後に再度ひび割れ補修

上塗りを終えて十分な膜厚が確保できたのを確認

基礎塗装完了です。
上塗りを塗って完了

この度はグリーンペイントに工事依頼いただき誠に有難う御座いました!
工事完了です、ありがとうございました!
次のメンテナンスまでしっかり屋根、外壁守ります!



グリーンペイント寺沢です

手稲区住宅塗替えの続きとなります。

前回で外壁シーラー塗装まで完了。
シーラー乾燥後!
サイディング穴の中に浸透、固着作用のあるエポキシ樹脂シーラーを充填しましたが

乾燥後のマクロ撮影がこれです!!
カサカサだけどカチカチ感もある!?
見事に浸透していったようで・・・

塗装膜として見えないくらいに浸透、揮発したようです!

しかしながらよく観察すると破砕した穴から出ていた繊維が

シーラーの作用で固着しているように見えますね。

触ってみてもカチカチしています、浸み込んで固める

きっちりシーラーとして働いてくれております。


穴の中に水が入りにくくするために穴の深さを浅くしたい

そのためのシーラー、中塗り、上塗りという3回塗り

シーラーでの膜厚による穴埋めはほぼできていない。。。


中塗り、上塗りでしっかり埋めていくしかありませんね!

たっぷり時間をかけてローラー回数を増やす!

少しでも穴の中に塗料が入るようにと
中塗りは白色で
中塗り完了、結構埋まってる?
中塗り完了後の穴の様子
結構入っていますよ~いいんじゃないですか~~^^;
中塗り塗料乾燥前、いい感じです!
中塗り乾燥後の穴の様子
中塗り希釈率5%の低希釈にもかかわらず
この薄い膜厚感・・・既存塗膜が無くなっている箇所はこのようになるのです。
中塗り乾燥後、こ・これは!!
中塗り乾燥後、なんか痩せてる?
上塗りも希釈率5%最低量しかシンナーが入っていない高濃度塗料です。
※塗料メーカー指定の希釈率は5%~15%が多い。
上塗り、仕上げ色で塗料たっぷり塗りますよ~!
塗料乾燥前、これは行ったか~!
上塗り乾燥後の穴の様子
オオ~ッとここで一気に盛り返したー!!^^;
上塗り乾燥後、作戦成功であります!
弱溶剤系塗料の特性として中塗り後の上塗りは微小ではありますが

中塗り塗装膜を上塗り塗料の溶剤が溶かしながらの塗装となるため

中塗りよりも上塗りは多く塗料を使用してしまうのです。

塗料がすべらないという感覚、ローラーの回転が重くなる

塗料が伸びないのでその分多く塗料がのる

その作用か、しっかり穴が埋まってくれました。


これにて

【外装材の無数の穴を塗料で埋めて凍結膨張の脅威からしっかり守るぞ工法】

は無事完了致しました!!^^;

青みのある夕焼け


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