グリーンペイント スタッフのブログ

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2015年07月

グリーンペイント寺沢です

新・倉庫内の掃除や補強工事も終わり、今度はレイアウトを考えていきます!

この倉庫とても広いです!今更ながらですが
もともとは木材加工をしていた工務店の工場だったようで
長物の木材などを取回せるように建てたもののようであります。

持ち主であった工務店社長さんと、お話しさせていただいたんですが
「バブル期に建てた倉庫で、当時だったのでえらくお金がかかったんだよ」
「天井にはH鋼の梁と、床はアスファルト舗装もしたのでいい物件だろ」
お勧めをいただいていたのです。

十分な広さがあるので、塗料だけではなく足場材も倉庫内に入れたいところです!
足場は外置きにしておくと溶接部位から錆が広がり
特に冬など外置きだとものすごく錆が進行してしまいます。


「足場の置き場所はここにするか?」

「ここはトラックを入れる場所で~~」

こういうの考えているとき、大好きです!!
部屋の模様替えも大好きなんです! (おっさんなんですが好きなんです(;^ω^))

床アスファルトなんで足場入れたら掘れちゃうので、コンパネ敷きましょう!様になってるね!

ここで突然ですが家族紹介!我が家は娘1人の3人家族なのですが、娘は倉庫の進捗がとても気になっているようで「今度手伝いに行ってみたい!」というので、床コンパネ設置をやってもらいました。意外や意外、飲み込みが早く、インパクトドライバーを上手に、ビス頭をなめさせないよう良い仕事をしてくれました。^^
ありがとう、ありがとう!
※作業時に「片膝をついて固定するんだよ」と教えたのでその通りにやっていたら
買ったばかりのジャージの膝がボロボロになるという落ちもあり。。。^^;

話は変わりますがこの辺りにはときより泥棒が現れるそうで、防犯対策はしておいた方が良いと斜め向かいのブロック屋さんから教えてもらっていたので、外窓から中が見えないようにした方が防犯上よさそうとのこと。
家族も総動員!
またまた家族の登場なのですが、今度はうちの妻の出番です。彼女はとても手先が器用で、我が家では最大限に器用さが求められるときは、総大将かみさんが出動します(動かざること山の如しみたいな感じです^^; )窓の防犯ミラーフィルム貼りなんてお手の物です!ちゃっちゃっちゃと片付けてくれました。あらためて、こういうものってやっぱりセンスだよなーと思わされます。

塗装工になりたての20歳前後の頃に、先輩職人さんの吹き付けタイルの仕上がりを見て、何もわからない素人の自分が「この仕上がりは美しい」と感じたことは今でもはっきり覚えています!あれはきっとセンスを持っている人が創作したものは、わからない人が見ても、何か感動に似たものを受け取ることが出来るのかなと思いました。

本当にいろいろな人の協力があって、新倉庫が完成しようとしています
一人ではできない、多くの人の力をお借りして仕事ってできるんだな。。。と
考えさせられる一日でありました。感謝!




最後にもう一人の家族、白ねずみのユティさんにも来てもらいましたー バイバ~イ!☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;続きを読む

グリーンペイント寺沢です。

今までは外回りメインの内容でしたが今回は内装のお話です。

25年という月日から外装は当然のようにくたびれた容姿をしておりましたが
もちろん内装もくたびれておりました。^^;

片流れの屋根なので、建物裏に大量の雪が溜まるようで
雪の重み?窓ガラスは2か所も割れていました!
1か所はコンパネで塞がれていて、前使用者はそれでよかったようですが
私にはどうしても「窓ガラスが割れたけど、コンパネでいいっしょ」という
発想は受け入れられませんでした。。。

昔から暗い部屋が苦手で、とにかく採光を多く取り、少しでも明るくしたいのです半分廃墟と言えますね(笑)

雪害は窓ガラスのみにとどまりません
メイン柱こそ無事なものの、外装波板の釘打ち固定に使われる室内垂木は、外側からの圧力で何本もへし折られておりました。

雪国の構造物にかかる負担はあらゆる箇所で高い負荷が発生し続けるということなんですね。。。

窓ガラス4枚交換、垂木1800×100本以上使用、落雪圧の補強用筋違取付、構造柱の補強等々やれることはやれたのではないかと思います。

補強工事と並行して建物内の掃除もしておきたいところです。天井梁の鉄骨H鋼まで高さは、4.5mもあるので梁上の埃り払いをするのに
枠組み足場でローリングタワーを作りました。
※ローリングタワー=車輪付き移動足場

その中で、ローリングタワー移動用車輪?でいいのかな?←正式名称はよくわかりませんが
兎に角この車輪が高かった。。。ちょうどMサイズのピザ(小さいやつです)
くらいの大きさで、1個7500円!?
4個必要なので車輪だけで25、000円もしましたΣ(゚Д゚)

これは本当に悔しかったです、クヤシィーーですッ古ッ
なんでしょうか?塗料を買うとか梯子を買い替えるとか、砕石を買うにしても
全然違和感はないのですが・・・この車輪だけは・・・
どうしても納得出来ませんでした。。。

そんな悔しさも乗り越えて掃除を開始です!
凄まじい埃の量!!
不織布の防護服を着てゴーグル・マスク着用で物々しいです。

しかし・・・事態は我々の予想を上回っていたのでした( ゚Д゚)

天井、壁の梁という梁の上には数㎝にもなる埃とおが屑が積もっていたのです!!

25年分、埃が地層のように積もり重なっております。
強烈なエンジンブロアー2台をフル稼働して埃を飛ばしまくりました。
さながら倉庫内は一昔前のオフロードバイクのレース場を思わせるような
2ストエンジン特有の、甲高いエンジン音と、オイル交じりの排気ガスが立ち込め
騒音、埃、排気ガスによる、意識が混濁とした中でブロアーを振り回す
腕だけが動いている、壮絶な作業となってしまいました。。。。ごめんねみんな。m(__)m

作業しているときは夢中なもので、時間も気にならなかったのですが
そろそろ終わりに近づき、ふと床を見ると埃とおが屑が数㎝の厚みで
積もっていて、床が見えなくなるほどでした。

みんな目を真っ赤にして一生懸命働いてくれました、本当にお疲れ様でした!


なんだか今回は埃っぽい話だったので最後に新倉庫から望む
さわやかな一枚をお届けしますね!

雨上がりの手稲山を望む







グリーンペイント寺沢です。

外構も整ってきて少しずつではありますが

N○K 特別番組    「大いなる大地、自然界へと還っていく建造物」?から
同じく特別番組  「過疎の村に響く復興の木槌」!?
ぐらいへの変化が表れてきております。^^;

前々から何とかしたい、みすぼらしいな~と思っていた
外装イメチェンにいよいよ挑戦です。

既存の外装は、昔懐かしの波板トタン亜鉛メッキ処理、無塗装品ですね
25年も経つとこんなにも錆びるものなのか
いや、逆に25年ノーメンテナンスでこれだけ持ったのは優秀か!?
そちらの方が注目ですね。

亜鉛メッキって耐久性高いです、しかし剥離のリスクがあるので
ペンキ屋は嫌う部材といえます。

ペンキ屋なんで本当は塗装できれいにしましょう~~と行きたいのですが
既存波板が・・・?波板なんで波打ってて当然なんですが・・・
波板とは違ううねりがあるんです、経年劣化でたわんだものなのか
それとも大工さんの腕が問題か?

これは塗装ではどうにもなりません・・・無理です。^^;

この波板何かが変だ!?
「無理な時は諦めが肝心!」。。。とはいきませんので塗ってだめなら、張りましょう!!

ここでまた余談なのですが

外装材を張るとは、はたしてどちらの貼るであろうか?

権威ある?YAHOO知恵袋の回答
カテゴリーマスターA氏から「云々カンヌン~~(長いので割愛^^;)垂直加工は張るで、水平加工は貼るということですよ」
B氏の意見「釘どめや固定は張る、糊や接着剤が貼るであります!」

じっくり時間をかけて読んだのですが、どれもごもっともな回答です。
建築業に携わり、張ると、貼るの明確な答えを持たないまま
現在に至っている私でした。^^;

さて、そろそろ本題に戻ります

カラー波板は昭和レトロ風になりそうなので却下!!
外装用ガルバリウム鋼板は値が張るので却下!!(←この場合も張るなんですね!)
木板材をよろい張り=塗装メンテナンスに
どんだけ~~ってくらい費用かかります
! 却下!!
透明波板を外装に!?=全部丸見えは、ちょっと恥かしい・・・(*´ェ`*)

このような議論、試行錯誤を繰り返した末、ついにみつけました。
外とシンプルなのですが値段も手ごろその名も「角波板!!」

足場手際良いですなんだよ~引っ張っておいて角波か、とは言わないでね(;^ω^)

オフホワイト角波板、見た目結構かっこいいです!
予算の都合があるので前面だけ張るのですがなんといってもコストが◎

ペンキ屋なのですが、グリーンペイントの職人さんたちは足場をかけるのがとにかく早い!
これは間違いなく自慢できるレベルだと思います。
※グリーンペイントでは塗り替えの際、自社の職人
自社の足場材を使用して足場を仮設しています


凹凸のない平面ですが20分で足場仮設完了です

角波板を張る際は、しっかりレベルを取り
縦のラインが曲がらないように気を付けます。

慎重に、開口部を金属切断用ディスクグラインダーでカット
波板をカットした際グラインダーの切子が角波板の上に残っていると
後で水分を含んだ時に点点と汚い錆び跡が出てきます。
意外と見落としがちなのですが、白色トタンでは特に入念な掃除は必須です。


また純白のオフホワイト仕上げということで、角波板のビス止めも
後々錆が出ないステンレスビスを使用しました。


こうして角波板を張り終えると、まるで別の建物のように見えます。

この倉庫は白と黒のコントラスト、モノトーン仕上げにしてみたかったので
完成イメージにどんどん近づいています。

※下の写真は破風塗装(黒色塗装)、窓枠塗装(バインダー後黒色塗装)
入り口扉交換等々行った後の写真で
それまでの工程をちょっとばかり端折っております。m(__)m


オフホワイト綺麗です






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