グリーンペイント スタッフのブログ

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2016年09月

グリーンペイント寺沢です


足場仮設作業が完了したので

次はサイディングの目地や窓廻りのシーリングを打替えします。


窯業系、金属系サイディングに多く使われているシーリングです

最初は柔らかく柔軟性があるのですが

10年くらい経過すると当初と比べて硬くなり

ひび割れや、サイディング側面からの断裂が多くなってきます。


サイディング内部への防水の役割があるシーリングが断裂すると

外装の塗装膜がピカピカでも雨水が浸水し深刻な劣化に繋がってしまいます。

なのでサイディング系外装のメンテナンスではシーリングの施工が

最も重要な施工になります。


新築時から約10年、今回が初めての塗替え工事となり

既存のシーリングは新築時に施工されたものです。

それほどひどい断裂が発生していないことからも新築時に

丁寧な施工がされたのではないかと思いますが

シーリングを撤去して気がかりな点が出てきました。


サイディング板には多かれ少なかれ模様があり

それが板の厚みにも影響し

板同士の重ね合わせ部位などにも板厚が厚い場所と薄い場所が発生します。
既存バッカー材が厚すぎます

シーリングの底に三面接着を防止する目的でバッカー材が

取り付けられているのですが、その既存バッカー材の厚さが8㎜ほどあります。

サイディング板の厚い箇所ではそれほど影響ありませんが

板の薄い箇所には致命傷になりかねないバッカー材の厚さです。
目地深さが10㎜以下が多い

私自身の塗装工経験からシーリングは厚みが最も重要で

経年劣化で断裂しているシーリングは薄く施工されている物が多いのを断言できます。

8㎜以下の薄さは断裂が早い、10㎜以上はかな~り長持ちしまよ。
※プライマーの塗り残し等の初歩的な施工ミスによる断裂は除きます。


十分なシーリング厚が確保できないときは既存バッカー材を撤去して

紙程度の薄さのボンドブレーカーというバッカー材に交換します。

そうすることで目地底が深くなりシーリング厚が確保できるようになります。
既存の厚いバッカー材を撤去、厚さ8㎜位ありますね
テープ状のボンドブレーカーを新たに取り付けます

手稲区お客様邸は10㎜以下が多かったので

すべてのバッカー材の交換を行いました。

こればかりはシーリングを撤去してみないとわからないので

サービス工事としての対応になりますが・・・
ボンドブレーカーに交換して十分な目地深さになりました

耐久性重視!次の塗替えまでシーリング断裂ゼロを目指して!

ポイントをしっかり押さえたグリーンペイントのシーリング工事!

見積りではと~っても詳しく説明させていただきます!


塗替え工事の際には是非お声かけください!

窓廻りシーリングの撤去も綺麗に取り除きます





グリーンペイント 寺沢です


札幌市北区リピーターのお客様邸塗替え工事が無事完了し

次の工事は札幌市手稲区の当社新規のお客様邸塗替え工事です。

JR駅前という立地から基礎高3F建て、裏の敷地は外壁面より1mを

切っているので600㎜幅の枠組み足場は使用できず

250㎜幅のビケ足場を使用することになりました。



偶然が重なっているのですが北区住宅とほぼ同じ形状で

枠組み、ビケ混合足場、3F建て。。。珍しいこともあるものですね~^^
手際良く足場を組み立てます
足場5段目は9m位の高さです!


またしても雨の日にピッタリ合わせて足場をかけていきます

午前中に北区住宅の足場解体を行い午後から手稲区住宅の足場仮設

足場材の数量もほぼピッタリで途中倉庫での補充も必要なく

スムーズに足場がかけ終わりました。
無事、完了です


ここは手稲山がとても近く、北区から見える手稲山とは

また違った景観で、しばし見とれてしまいました^^; ※手稲山が好きなんですよね~

手稲山が近いですね~

朝晩涼しくなってきました。夏、エアコンのない我が家では窓を開けますが、最近は寒くて目が覚めることもあるので閉めるようになりました。

スタッフNです

今日は薄曇りの中、これまた基礎高の大きな住宅の塗り替え現場を密着。

まず目に付いたのが撤去したシーリングのぶ厚いこと!思わず手に取ってまじまじと見ました!これを撤去したということは、同じだけ充填するということですか。いえ、当社のシーリングはもっと大量にシーリングを使いますよ!

撤去したシーリング


壁とサッシの間のシーリングを例にします。壁面とフラットになるようにシーリングを打つのは「普通」です。良く見かけますね。ところが、当社はサッシの一番高いところまでびっちり打ちます。滑り台のようです。
これは通常の1.5倍ほどのシーリングが必要ですが、とても厚くなるのでとてつもなく丈夫です。
「三角シール」という工法で、材料を多く使うためコストがかかります。


シーリングを撤去した後は、プライマーを塗布します。
プライマーを念入りに
作業員にインタビューしたところ、シーリングだけでは素地にくっつかないので、プライマーという接着剤の役割をする塗料を塗るのだと、理解して作業していました。
あまり多く付けすぎると垂れてしまうので、多すぎず少なすぎずを心がけているとのこと。


続いて、シーリングを打った後の養生テープ剥がしです。

養生テープはがし


とても丁寧に念入りに剥がしていたのでまたまた聞いてみました。この物件の壁は凹凸がくっきりしているため、急いで剥がすと「ヒゲ」がたくさん出やすいと。
「ヒゲ」?です
打ったシーリングが乾く前に養生テープを剥がすので、粘度のあるシーリングが剥がれるテープに引っ張られピョンピョンとたくさんツノが立つようになってしまうのです。

なるほど、生クリームを泡立てたときにできるツノですね!これが出ないように剥がすのは時間がかかりますね~。かといってあまりにゆっくり過ぎると表面が乾いてきて半乾きの状態ではがすと、表面だけめくれて、中にある未硬化のシーリングがグチャグチャに飛び出してきます。腕の磨きどころでしょうか。
きれいに剥がれてますね
きれいに剥がした跡&遠くに作業員です。プロっぽく撮ってみました!この壁もこれからきれいになりますよ~

グリーンペイント寺沢です


北区住宅塗替え工事もその後、順調に工事は進み

9月の第一週目で工事完了いたしました。


外壁補修後の目立った経過のみ報告させていただきます。



外壁塗装に至ってはいつも通り中塗りと上塗りの色変え塗装

上塗りでは中塗色の塗り残しがないよう、注意して塗装しました。

外壁中塗り
中塗りと上塗りの色を変えています

基礎コンクリート部の塗装に至っては外壁と同様に水分計で含水率を計測し

塗装可能含水率を確認してから塗装したのですが

ここで問題がありました。


新築後17年経過、ノーメンテナンスだったので

基礎コンクリートの表層、仕上げモルタルの表面風化?

表層のモルタル成分中性化による粉化が思っていたより進んでいたようで

高圧水洗浄でしっかり落としたのですが

エポキシ浸透性シーラーを塗装すると、見る見るうちに吸い込まれます!

これはまずいな~~、シーラーもう一回塗るか?

吸い込みが激しすぎるので急遽シーラー塗装2回塗りとなりました・・・が

しっかりと固着してくれました、粉っぽさも収まりテカテカです!

基礎、シーラー2回塗りテカテカで吸い込みなし

その後艶消しトップコートを2回塗り、合計4回塗りの厚膜仕上げ完了です。



足場解体前の塗り残しチェック、窓をガラスクリーナーで清掃

正面2F部分の屋根は3年前に塗装していますが

作業中に何度も歩き回っているので、サービス工事で

錆止め、2液混合型シリコン塗装を行い、しっかり膜厚ついてますね!


この度はグリーンペイントへ再度の工事ご依頼、誠に有難う御座いました!

塗装完了、各所耐久性抜群です!

最後におまけ報告^^;

3年前に塗装させていただいた屋根塗装でしたが、工事中に屋根塗装の

膜厚なるものを測定いたしました。

まずは結果報告

元々のトタン上の既存塗装膜+3年前の屋根塗装を合わせて

206ミクロン、217ミクロン、おおかた200ミクロン台でありました!

屋根塗装217ミクロン!

いや~ミクロン言われても、どれだけなのか検討つかないよ~?どんだけ~?

そんなお声が聞こえてきそうです^^;

膜厚測定は本来、塗装前の膜厚を測定し塗装後に再度測ることで何ミクロン厚みが

付いたのかわかるものですので、200ミクロン出ました!!などといわれても・・・

そんなわけで当社のスクラム号の膜厚をベースに比較させて頂きたいと。。。

スクラム号膜厚は約100ミクロンでしたので、車の塗装膜厚の2倍ということで

十分な膜厚がついているものと考えさせていただきま~す。(;^_^A

スクラム号は100ミクロン!

ちなみにグリーンペイントのもう一台の社用車トラック「ダイナ号」

な、なんとッ!驚愕の1011ミクロンをたたき出しました!?

ダイナ号 1㎜、いや0.1㎝の膜厚です!!

塗装膜で1㎜達成です!薄い鉄板位の厚さがありますね~

錆だらけだったダイナ号を購入してかれこれ何十回塗替えしたかわからないので

船舶なみの極厚な塗装膜を保有しているのです!!・・・余談でしたm(__)m


グリーンペイント 寺沢です


前回は高圧水洗浄を行い外壁に沢山の欠損(小)が発生した所まででした。

今回はその続き、外壁の下塗り作業と欠損補修です。



あれだけ傷んでいたサイディングなので既存塗膜の防水性はまるで期待できません。。。

と、いうことは高圧水洗浄の水分を外壁サイディングがたっぷりと吸っている?

洗浄の次の日にサイディング表面を触っただけで湿気っているのがわかるぐらいです。


素地にこもる湿気が塗膜性能にどれだけ悪影響を与えるかは

比較的想像しやすいと思いますが・・・その数ある外壁材の中でも

窯業系サイディングは特に悪影響がある! 非常~に悪影響があります!!
※これぐらいにしておきます^^;

その悪影響とは、基材に水分が多い状態で塗装を行うと水分に邪魔されて塗料が

密着せず塗替え後数年でボロボロと剥がれてくることもあるので怖いんですよ~

そんなことになったら大変なので洗浄後は数日明けて

しっかりと乾かしてから塗装します。


水分計でサイディング素地の含水率を測定すると

外壁各面、数か所での測定結果は?

気温30度以上、湿度50%以下が数日続いたので

サイディング塗装可能含水率10%以下を大きく下回る

2.7%や1.2%などなど

含水率1.2%
含水率2.7%

からっからに乾いており、表面防水性が無くなったということは

内側にこもる湿気も外に出やすい?ということのようです。


数日の晴天に恵まれ塗装準備が整ったのですが

明日は雨の予報、せっかく乾いたのに雨が降るとまた水分を吸収してしますので

今日の内に下塗りシーラーを完了させます。


今回のシーラー塗装で注意することは欠損部位に確実にシーラーが塗装され

ボロボロになっている所に浸透していることを確認しながら塗装していきます。

浸透性のあるシーラー塗装


その日のうちにシーラー塗装は無事完了し、予測通り次の日は雨となりましたが

すでにシーラー塗膜が防水膜を形成し雨水は浸透しなくなっているので

雨が明けた次の日には作業に取り掛かることが出来るようになります。


高圧水洗浄で粉化物が吹き飛び沢山の小さな欠損が出来ているので

欠損部位を浸透作用のあるシーラーで固着し密着性が高くなっている状態で

小さな欠損を一つ一つ手作業で、外部用補修材を埋めていくのです!

釘廻りの欠損、シーラー塗装済み
外部用補修材を充填

この作業は時間がかかります!シーラーを3回塗れるんじゃないか?

というくらい時間がかかる作業なのです!

数mmサイズの欠損は水が溜まりやすく

問題のない場所と比べると格段に劣化が進行しやすいので時間をかけて埋めていきます。

壁全面なので数日かかります

下地処理って時間がかかりますね~~^^;


雨の前兆 鱗雲












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