グリーンペイント スタッフのブログ

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2017年12月

グリーンペイント寺沢です


冬がやってくる前に倉庫外壁を点検していると・・・やっぱり

出るとは思っていましたが、やはり出ましたサビの再発!
良ーく見ると
元々ひどく劣化していたグリーンペイント倉庫の外壁

波板がサビまくり、止め釘なんかは、まっ茶色になっていました!^^;

3年前の塗装では、外壁全面に金属用プライマー→釘頭、サビ発生箇所

サビ止めタッチアップ塗装→サビ止め全面塗装→中、上塗りとプライマーを入れると

釘頭などは5回塗りしているのにもかかわらず、サビは再発しました。

再発理由は、あまりにも劣化が進みすぎていたからであり

社用車のトラックダイナ号と同様で、劣化が進みすぎたサビは通常塗装1回では

おさまることは無い・・・深いサビが発生した箇所はサビの再発率が高くなるようで

メンテナンスサイクルを守ることの重要性を再確認します。
釘頭にサビが再発している!
サビは冬期間に進行するので、外装を全面塗装します。
3年前に塗装した外壁
ついでに倉庫事務所の明り取り用に張った、ぼかし透明波板の端末が

斜めになっていたりと、気になっていたのでそこらへんも同時に

直しました。
背の高い場所は足場を掛けて
サビ発生個所にサビ止めタッチアップ→クリヤー波板塗装箇所に

接着プライマー塗装→白色で上塗り、で施工完了。
倉庫事務所の明り取りもすっきり
ラインをまっすぐ出せた
サビ止めタッチアップ+上塗り仕上げ
冬を目前にして倉庫外壁も見違えるように綺麗になりました!
こんな感じで仕上げました


グリーンペイント寺沢です


札幌では雪が積もったり溶けたりを繰り返しているような時期に一報が

「おばあちゃんが入院してしまって、家を空けている間に2Fを確認すると

雨漏りしていたんです!緊急で見ること出来ますか?」との問い合わせで

6年前に屋根塗装工事を施工させていただいたお客様からでした。

この家のお客様は昇り降りが大変なので2Fは使用していなかったそうで

今回の件で家族の方が2Fを確認すると雨漏りしていたので、屋根に雪が積もる前に

急ぎで確認+補修することは出来ないだろうか?とのことで現地に伺い室内を

確認させてもらうと丁度建物の中央あたりから雨漏りが発生しているように見える。。。

しかも近くには煙突もあり、推測で煙突周辺だろうか?と思い屋根上へ

煙突は雨漏り箇所から数メートル離れた位置にあり、煙突根本からは

漏水に繋がるようなものは見られない、ダクト内排水口も屋根端にあり

雨漏り箇所から遠すぎます。
雪が残っている
まずは屋根上にうっすら積もっている雪を取り除かねば

屋根の状態がわからないので除雪からスタートして、ダクトの中を確認すると
ダクト内には水溜まり
ステンレス製のダクトを後付けしているようで、なにか違和感がある?

よ~く見るとなぜかダクト内の底面両サイドにシーリングが打ってある?
こういう時はティッシュが一番
なぜここに底面角シーリングを施工したのか?・・・まさか!?このダクトは

側面と底面が分離した板を組み合わせて接合面をシーリングのみで防水!?

そんな馬鹿な工法あるわけがない!シーリングが切れるとジャジャ漏れになる

なんでだろう?なんでだろ~う?^^と考えながらもダクト内の水気と汚れを

拭き取っていきます、緊急で水気を取るときは布よりもティッシュペーパーです。
拭き取りティッシュは流れてくる水受けに再利用(;^ω^)
ウエスの数倍速く水気を吸収してくれるティッシュペーパーでシーリング上に

こびりついていた泥汚れも一緒に拭き取っていくと・・・
丁寧に掃除したおかげで泥が取れると
あった!見つけましたッッ~~!これこそ雨漏りの元凶、間違いありません
ステンレスダクトの底に亀裂が!
写真を見ただけでは何のことやらさっぱりではないかと思いますので

事の始まりから終わりまで説明させて頂きますね・・・←解説したいんです(;^ω^)

事の初め。。。この建物は何らかの理由で、一度屋根の改修工事を行っている

築年数から当時はスノーダクト屋根は少なかったので、片流れ屋根を増築して

フラットな屋根に作り変えた、その時に耐久性が良いという提案をされ高価な

ステンレス製のダクトを新設した、部屋の増築を終わらせ屋根に取り掛かるとき

大工が下地を作る、それに合わせて屋根を張り、ダクトを設置するのですが

下地を作った大工がフラットにしていなかったので、ダクトを設置したときに

下地の木が干渉して底が盛り上がったが、無理やり収めるとステンダクトの底に

断裂が生じたΣ(゚Д゚)これはマズイ!雨漏りするぞ~~!などと思い、急遽

ダクト内の底面にシーリングを施工し、とりあえず雨漏りしないことを確認後

ダクト内亀裂を報告しないでお客様に引き渡した・・・

「犯人はあなただ!いつの日にか施工した増改築屋さん!!」

挙句の果てに盛り上がって断裂した所、肝心要の漏水危険個所の

シーリングを薄く施工していたので早期に断裂したじゃないか!(*_*;

言わずにはいられないほど無責任な施工としか言いようがない・・・

雨漏りしていた場所の真上で、ダクト内に亀裂が発生しているとは

想像にもしませんでしたが、原因究明が出来ない場合は現在施工してある

既存シーリングの上に大きく増し打ちシーリングはするつもりではいましたが

既存シーリングに新規シーリングを密着させるため、入念にふき取りを

していたのが幸いして偶然見つけることが出来たのはラッキーだったと思います。

基本的に雨漏りは、目視で確認できない場合は原因究明が難しくなることも多く

雨漏り箇所が見つかるまでず~っと料金が発生し続ける雨漏り専門工事に

依頼すると短期間で完工することもありますが、原因箇所が見つからない場合は

かなり高額な工事金額になることもあるようで、完全に治すことが出来なかったので

結局屋根を張り替えるという事例も耳にします。
何故かダクト底にはシーリングが・・・
施工ではほかの箇所にも同じような亀裂がある可能性もあるので、念のため
プライマーを塗る
既存シーリング箇所は全面、プライマー塗布→屋根用高耐久シーリングを
屋根用高耐久シーリングを施工
幅広、厚めに全面施工しましたが場所が場所なので
亀裂内部に充填してからシーリング
こまめな確認が必要になると思います。
施工完了、無事雨漏りが止まりました!


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