グリーンペイント寺沢です


北区屯田住宅の続きです。

外壁の下地作業が完了しているので、クリヤー塗装を塗っていきます。
クリヤー塗装1回目
クリヤー塗装中
屯田住宅のタイル風サイディングは、表面が艶消し加工でざらついていて

正面向かって左面はお隣様との距離が近く、このような条件

重なっている外壁面は、塗りムラが出やすくなります・・・
1回目完了、吸い込みムラが出ている
案の定、外装材のざらつきと3部艶ありクリヤー、光の加減がマッチして

バッチリ塗りムラ、いや、吸い込みムラ、艶ムラと呼ばれるものが発生Σ(゚Д゚)
クリヤー2回目
想定はしていましたが、2回塗れば止まるでしょう、などと安易に考えていましたが
2回目完了、若干のムラあり
写真ではわかりづらいのですが、まだ・・・出ている?・・・( ゚Д゚)

2回塗っても止まらなかったので、この面だけ3回塗り

ようやく止まってくれました。。。
この面だけ3回塗ってムラが消えた
3分艶有りクリヤー、何回塗っても冷や汗が出ます^^;


通常のサイディング面には、帯上に板材下場小口から吸い込んだ水分が

原因
と思われるひび割れが発生しています!?
サイディング下場小口からのひび割れ
下場から吸い込んだ水が原因
サイディング下場小口は、工場塗装が完全でない場合もあり

トタン帯の上に溜まった雪などから、徐々に水分を吸い

このようなひび割れが出ることが多い。

放置しておくと、どんどん劣化が進み板材がボロボロになることがあります。
飛び出した部分をカット
ひび割れは、表面が飛び出していたのでカッターでそぎ落とし
充填剤を刷り込む
外壁用充填剤で防水処理をしておきます。

サイディングの下場になる箇所中間帯、水切り、下屋根取り合い等

このようなひび割れが出やすく、塗替え施工時のサイディング下場塗装

確実に施工することで予防することができます。


続いては屋根塗装です。
屋根サビ止め後のハイソリッド施工中
全面研磨処理後に黒色サビ止め塗装→ハイソリッドシリコン塗装仕上げです!
下屋根には不陸がある?
下屋根は施工中に気が付いたのですが、外壁高圧水洗浄後に水が溜まる!?

この下屋根は、屋根端部から30cmあたりに凹部があり

施主様からのお話で、ここには大型のウッドデッキがあったようで

当店施工前に、施主様自らが解体されたとのことでした。

そのウッドデッキの、足部が当たっていたところが荷重で凹んだようです( ゚Д゚)
この凹みに水が溜まるようで
水溜り箇所は多めの1m位をハゼからの浸水を防止する目的で

シーリング施工しました。そのほかにもトタン立上り加工が雑で

既存シーリング防水が完全でないような箇所も、大き目に防水処理。
トタン立上り加工が雑です
シーリングで防水
屋根塗装完了

浸水防止シール後の仕上げ
最後に、基礎塗装の施工紹介ですが
基礎塗装の掘り起こし
基礎コンクリートは、建物外構の土や砂利と接していて

土及び砂利とギリギリで塗ってしまうと、経年で地盤が沈下したときに

境目がハッキリ出てしまうので、5~10cm程度掘り起こしてから塗装します
5センチ程度掘り起こすと湿っている
掘り起こし箇所は、地面の湿気の影響で湿っているので

十分に乾燥させてから塗装します。
掘り起こし箇所が乾燥してから
乾燥不十分で塗装すると、施工後の塗膜剥離に繋がります。

また、基礎部は地面からの湿気の影響を強く受けるので

密着性に優れたシーラー塗料を選定し、下塗りしておくことも重要です。
接着力の強いシーラーを塗装
塗装完了後は足場を解体。
足場を解体
施工完了です

この度は、グリーンペイントに工事ご依頼下さり

誠にありがとうございました!!
夕焼け