グリーンペイント スタッフのブログ

仕事、趣味など、ちょっとしたことです。 以前のブログはこちら→http://green-p.biz/blog-ts

2019年04月

グリーンペイント寺沢です


4月下旬は前回に引き続き、北区新琴似マンションの塗装工事です。

建物が大きいので、あんまり進んだ気がしない^^;
吹付け用の上部養生
Uカット処理した箇所の既存に合わせたパターン成型を行うのですが

とにかく、駐車場が近くて飛散事故が怖いので上部養生は必須です。
Uカット部の吹付けパターン形成
現在は住宅塗替えがメインになっているのでエンジンコンプレッサーを使用して

本格的に吹き付け作業をする機会が減りました。
手摺天場は高圧水洗浄でかなり剥がれた
新琴似マンションの塗装仕様は、下塗り→微弾性エポキシフィラー

中・上塗り→水性ラジカル制御シリコン塗装の3回塗り仕上げなのですが

塗装後に経年劣化で剥がれやすい個所はあらかじめ、さらに密着性が高い

カチオンエポキシシーラーを塗装しておきます。
密着性の高いシーラーを塗っておきます
出窓上の斜壁なんかも良く剥がれるので同様にシーラーを塗装しておきます。
出窓上の斜壁は要注意箇所です
シーラータッチアップ塗装後に下塗り微弾性エポキシフィラーを塗装します。
微弾性エポキシフィラー塗装
数年前まではモルタル、コンクリートの下塗りには微弾性フィラーが

主流だったと記憶しています。

あまり密着性が良い材料ではないなと当時から思っていましたが

とくだん、経年劣化で微弾性フィラーが剥がれたなどということもなかったのですが

現在の主流は密着性を向上させた微弾性エポキシフィラーが多くなったので

グリーンペイントでも採用しております。
通常微弾性フィラーより密着性に優れる
微弾性エポキシフィラーの乾燥を確認し、中塗りを塗装
上塗りと色違いで中塗り
最近の中・上塗り塗料は通常のシリコン樹脂だけではなく

付加価値、機能性を追加した商品が多くなってきており

ラジカル制御型という紫外線でチョーキング現象が発生しにくくなった

機能が付与されたりと通常塗料に添加される成分が多く

混合比率の調整などが昔に比べて難しくなってきているというよう話を

塗料メーカー営業の方から聞きました。
上塗りは指定色で塗装
耐久性は上がっているが、塗料がダレやすくなったり

数分放置しただけで容器に入っている塗料に皮がはってしまったりと
各階ごとに色違い帯が入る
単純に性能向上だけでは済まないようですね。

しかし、工事発注されるお客さまには良い商品が増えていることは確かです(^o^)/
軒天井はシーラー塗装後に仕上げ
軒天井は何かと剥離トラブルの多い箇所なので密着性の高い

カチオンエポキシシーラー塗装後に通気性の良い塗料を1回塗り仕上げで

透湿性、通気性確保を最優先にします。

こと、軒天井に限っては塗装膜の厚みはデメリットが大きくなります。
正面入り口上部の石目調はクリヤー仕上げ
正面玄関上には石目調の吹き付け仕上げ箇所があり

シリコンクリヤー3部艶を2回塗りで耐久性を回復させます。


・・・これだけ大きな工事だったのに足場解体後の

全景完了写真を撮り忘れてしまいました( ゚Д゚)

寺沢です


4月中旬、雪解け水も収まったあたりを狙って渓流釣行に来ています。
新芽も出ていない春の渓流
残雪も無くなり水位も安定しているようで、良いコンディションですね^^
雪解け水は収まったようです
ここはそこそこに山の中なので
蝦夷鹿の足跡や
鹿の足跡や
カエルの卵、懐かしい
カエルの卵なんかが普通にある(^o^)/
良く釣れる渓流です
20センチ前後がメインで釣れる
そして、順当にニジマスたちが釣れてくれる楽しい場所です(^^♪
タラの木です
そしてこの時期ならではの
タラの芽にピントが合わない(;^ω^)
山菜が取れるという贅沢!背景にピントが合ってしまいました^^;
急斜面を登ると・・・
釣りをしながら斜面を登れば
アイヌネギがあった!
アイヌネギ(行者ニンニク)が取れるという
これは嬉しい!
こんなにテンションが上がる休日の過ごし方は他にありません!
何本もの獣道が出来ている?
散策を続けていると違和感のある獣道を発見
鹿のたまり場のようですw
獣道の先には鹿の足跡がびっしりありました
冷たい源泉が出ていた!
この湧き出している水を触ると→温泉卵の匂いがする!

どうやら鹿たちはこの冷泉のミネラル成分を摂取しているようですね

集いの広場のような場所なのかもしれません^^;
最後に大物をゲット
最後には気になっていた支流と本流の合流点を狙うと

思いがけない大物をゲット出来ました!
私の手はピッタリ20cmでした(笑)
本流用の長竿を出していたので良かったのですが

支流用の竿だったら折れていたかもしれない40㎝クラスの大物でした!
ずっとここにいたい位心地よい


グリーンペイント寺沢です


4月中旬は、過去に何回も当店に工事依頼を頂いている

お客様が所有されている北区新琴似マンションを施工させて頂きました。
北区新琴似マンション
4階建てで16室入居の大型物件なので当店での足場仮設は難しくなりました。

グリーンペイントの足場を全て使うとギリギリ仮設できそうなサイズですが

3階以上の高さを仮設したことがないことと、道路向かって右面がとても狭く

足場倒壊防止も兼ねて、ドリルで壁に穴をあけて取り付ける壁繋ぎも

必要になることから取引のある足場施工会社への依頼となりました。
外注による足場仮設完了
壁繋ぎ控え用の発電機を用意
マンション、アパート等では電気を使用することが出来ないことが多く

発電機の出番になります。
ヘアークラック以上はUカットを施工
0.3㎜以上のひび割れはUカット工法でクラック処理を行います。

その際にダイヤモンドカッターでコンクリートを削るので大量の粉塵が発生し

すぐそばに駐車場があるのでとても気を使います^^;
DSCN0076
大量の汚れが出る作業が終わったところで高圧水洗浄を行うのですが

ここでも通常の住宅塗装のようにはいかず、水の確保が必要になります。
トラック側には400リットル分のタンク
トラックダイナ号に200リットルタンク2個で400リットル
キャラバン側には500リットルのタンク
キャラバン号に500リットルタンクを積み込みローテーションで

給水ポイントから合計で7往復!水総使用量3000リットル以上

車両運転水運搬係1名、洗浄機への給水係1名、洗浄作業係1名、洗浄助手1名と

4名で行う壮大な^^;高圧水洗浄作業となってしまいました。。。
高圧水洗浄作業
洗浄作業中には建物裏面にある排気筒周りに施工されたシリコンシーリングが

原因と思われる前回塗替え塗膜がバラバラと剥がれる状態で
排気筒周りのシリコンからの汚染
ここまで大きく剥がれたのは初めて見ました。

見積り時にオーナー様から、「前回塗替え2年後くらいに黒い跡が出てきて

クレームでもう一度塗替えしてもらったんだよ」
汚染箇所は前回塗装が浮いていた
と聞いていて、「いったい何が起きたっていうの?」なんて思っていましたが

どうやら前回塗装時、広範囲に発生していた排気筒からの

シリコン汚染にそのまま無処理で塗装したのが原因のようです。
シリコンがたっぷり指先に付きます
そして、指先にシリコンがこびりつくほどの汚染です。

前回塗替えは1回目だったそうで、その時の高圧水洗浄作業時にも

シリコンによる広範囲の水弾き現象があったはずなのに

そのまま通常塗装を行っている形跡があり、洗浄作業員の知識不足か

塗装作業員への伝達ミスだったのか

しかし、2年後のクレーム塗り直し作業で塗装されたと思われる塗膜にも

シリコン処理跡がない事から技術・知識不足が最大の原因と思われます。
シリコン箇所には接着用プライマー塗布
かなり広範囲になりましたが、現状塗料中で一番シリコンシーリングへの

付着性が高い関西ペイントシープラを汚染箇所に塗りました。
関西ペイントシープラを使用
グリーンペイント過去の施工経年データから、シリコンシーリングへの直接ではなく

汚染箇所へのシープラの密着性は、経年剥離を確認していないので

この作業工法がベストと考えています。

※シリコンシーリング付着性では最近発売されたシャープ化学㈱から出ている
シリコンカバーNBの方がシープラより付着性は格段に強いのですが
粘度が高く広範囲への施工は難しいので使用用途が限られる点が惜しい・・・

グリーンペイント寺沢です


今日のこの一枚!
ふと見ると違和感があり
屋根見積り中にお隣のアパートに違和感を覚え

見てしまうと・・・大胆に露出された違和感の原因が
おおっ、これは!
塗装工にとって色々なシチュエーションを掻き立ててくれる状態になっています^^;

あまりジーーとみていると不審なので素早く確認用写真を3種類撮り

後でゆっくりと考察してみようなどと思い



シンプルに考えて塗装店が屋根塗装を請け負ったのだが途中まで塗装し

材料がなくなったので塗り残した。


オーナー様が安く済ませようと自前で塗装したが、途中で材料か根気の

どちらかが尽きてしまい塗り残した。


ここら辺がシンプルに考えられるですが
考えさせられる
さらに寄って確認すると違和感が強くなっていきます。

塗装済み?と思われたトタンにもサビが発生しているようです?

このような塗り残し塗装をする状態なので下地処理研磨、錆落としを

簡易に施工したのでサビが早期に再発したなどとも考えられますが

外壁の塗装劣化程度で、色が抜け落ちるほどの劣化をしている。

新築から20年以上経過しているのではないかと思われ

建物形状やこの地区の造成開始時期から考えて

新築から現在までノーメンテナンスではないかと?


3枚目の写真をクリックしてしてもらうと確認しやすいのですが

中央のダクトから上側のトタン、立上り部位のシーリング

このシーリングは高劣化部位と低劣化部位に同じように施工されている

塗装した場合シーリングは着色されます。

また屋根塗装においては塗装後の後打ちシーリングは聞いたことがありません。


結論=この屋根は新築から現在まで塗替え未塗装の状態で

何らかの理由で耐候性能の違うトタンを使用した部位がサビサビになっている。

経過年数20年以上であれば通常の亜鉛メッキ鋼板がこれくらいサビるのは普通で

サビていないほうのトタンが何なのか?ガルバリウムだろうか?

磁石を当てるとすぐわかるのですが勝手にそんなことは出来ないので

推測の域を出ることは出来ません。


オーナー様がアパート新築時に耐候性の高いトタンを注文したが

工務店下請けの屋根板金施工店が当初の発注では足りなくなった高耐久性トタンを

すぐ手に入る同色の通常トタンを施工し誤魔化したのが20年以上経過して露見した。

直接受注の元請けになる工務店は知らなかった、あるいは黙認したか。。。

犯人はあなただ屋根板金施工店さん!。。。なんてね(;^ω^)


アパートオーナーさんに屋根劣化を知らせてあげたいが

きっと不動産会社が仲介に入っていて、メンテナンス管理も行っているはずなので

もめるな・・・と。。。こんなことを考えながら悶々と自問自答( ゚Д゚)
KIMG1194

グリーンペイント寺沢です


4月上旬はグリーンペイントの作業としてはめずらしい

食品工場の外壁塗装工事を施工させて頂きました。
足場仮設スペースに機械類が並んでいます
現在グリーンペイントは元請けから発注される下請け業務はゼロになっていて

お客様からの直接受注100%の工事のみを施工しているので

工場やテナント等の塗装は少なく、住宅塗替えがメインなのです。
かなり剥がれているようで
なので今回の受注経緯は当店で施工させて頂いたお客様からの

紹介という形で施工の運びとなりました。
何層分が剥がれているのか?
シャッターもボロボロです
しかしながら、とにかく状態が酷く大部分の既存塗装膜が浮いています。。。

一番最初に塗装された既存塗装膜が経年劣化しすぎた状態で

塗替えを繰り返していったようで、何層分?の塗装膜が浮いている。
既存塗装はほとんど剥がれた!
凄いはがれっぷりです
オーナー様からのご要望で、剥離剤を使用した通常工法は諸事情から適用せず

極力コストを抑えながらも、前回のようにならない塗装・・・ということで

手ケレンと高圧水洗浄による剥離を行うことになり

予想した通りに^^;かなりの広範囲が高圧水洗浄の水圧で剥がれましたが

想像していたよりも壮絶な作業となり、3日間洗浄し続けることに・・・
洗浄後に接着力の高いカチオンエポキシシーラーを塗装
高圧水洗浄剥離の甲斐もあり、既存の浮き塗装膜は

ローコストで処理することが出来ました。

その後は浸透密着性に優れたカチオンエポキシシーラーを塗装して

素地を固めてから剥離箇所の凹凸調整で微弾性下塗り材を2回塗り
剥がれた箇所の凹凸補修
乾燥後にエポキシ樹脂微弾性フィラーを全面に塗装してヘアークラック埋めと

予防効果、仕上げにラジカル制御型水性シリコン塗装2回塗りで仕上げです。
足場解体作業
高圧性洗浄剥離があまりにも過酷な作業だったために

その後の施工写真を撮り忘れてしまうほどでした。。。言い訳はいいわけない^^;
施工完了です
厚付けした微弾性フィラーの効果もあり、広範囲に剥離が発生した

施工とは思えないような仕上りになってくれました。自画自賛(;^ω^)

この度はグリーンペイントに工事ご依頼頂き

まことにありがとうございました!!
春っていいですね~^^









このページのトップヘ