グリーンペイント スタッフのブログ

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2019年09月

寺沢です


前回からの変更項目・・・ついにあの「もっさり君(仮名)」を

撤去することになりました。

Q 何故!?撤去する必要があったのか?

A 実は、あのもっさり君の中でワーム状の虫が増えてしまい

  その虫の外観が気持ち良いものではなく・・・やむなく撤去の運びとなりました(*_*;
マイナーチェンジ程度の変更
もっさり君がいなくなると水槽内がガランと寂しくなり

新たなシンボルとして巨木を用意しました!
巨木をあしらってみた
この巨木風流木はだいぶ前に購入したのですが、この形状のせいか

正確な理由はわかりませんが、とにかく水が染み込まなく

何度やっても水槽内で浮き上がってくるので使用を断念していたものだったのですが

2か月という長い期間バケツの水を変えながら浸し続けた結果

ようやく沈み、安定するようになった流木でした。
今感じで水草を売っています
流木だけでは物足りないので、ついでに水草も新種を導入します。

水草は国内産は安全なのですが、海外産の水草には検閲を通過する際

付着生物を除去する目的で農薬散布が義務付けられていて

その農薬の影響で水質に過敏なエビ達はほとんどが☆になるほどです( ゚Д゚)
ピンセットで丁寧に植えていきます
なので無農薬表記が付いている水草を選ぶ必要があります。

今回導入したのはチェーンアマゾンという種類の水草で

ランナーという茎のようなものを伸ばして繁殖するのですが

ちょうどイチゴの株の増え方と似た水草です。
植栽完了
成長が楽しみです・・・しかし、巨木の影響かもっさり君がいなくなった影響か

分からないのですが・・・水の濁りが取れない。。。

一抹の不安を覚えますが、水槽内の生き物たちは何も変わることなく

活動しています。
こいつも結構働く^^
この口でガラスの苔を食べてくれます

グリーンペイント寺沢です


厚別東住宅の続きになります。

木部処理と並行しながら外壁、その他塗装を進めていきます。
窓廻り塩ビ鋼板
スウェーデンハウス木部周りには塩ビ鋼板製の水切りが付いています。
よく見ると端部がおかしい
塩ビ鋼板の耐久性は、トタンなどと比べると高いのですが

鋼板に塩ビシートを貼り付けている物なのでシート端部などは

構造上隙間が出来やすく
塩ビシートの下でサビが広がっている!
シート下でサビが広がっている場合もあります。
塩ビ鋼板と付着するプライマーを塗る
また、塩ビシート自体も表層から劣化して、シートが割れたりすると

内部に水が入り酷い劣化に繋がることもあるのでメンテナンスは必要です。

塩ビ鋼板にそのまま塗装するとシート内の可塑剤が塗膜上に滲み出したり

密着性の悪さから塗装膜剥離が起きることもあるので

塩ビ鋼板への密着性が高くブリードを止めることが出来るプライマーを塗装します。
外壁に下塗り弱溶剤エポキシシーラーを塗る
外壁の下地処理後は下塗りシーラーを塗装。

厚別東住宅の外壁は中間から上下が色違いになっていて

今回の配色では下に特濃紺色を選定されたことから

水性塗料ではいろいろな問題が想定されるので、弱溶剤系の塗料を選定しています。
サイディング端部の欠損
サイディング下場の小口から吸い上げた水分による欠損が多数発生しています。

縦張りサイディングは特に下場小口を念入りに塗装しておかなければ

このような欠損が進行してしまいます。
外部用パテで形成します
シーラーで表面を固着させてから外部用パテで形成します。
パテ表面は粉っぽいので再度シーラーを塗っておく
外部用パテは表面が粉っぽい?ような状態になり、そのまま中塗りを塗装すると

密着性が良くないのでパテ補修箇所はシーラー塗装しておきます。
軒天井は剥がれやすいので下塗りシーラーは必須です
軒天井も、既存塗装膜が劣化により表層が粉化していることがあり

軒天井塗膜剥離の原因になるので下塗りシーラー塗装は必須です。
屋根ブラック錆止め塗装完了
屋根は研磨処理後に黒色サビ止め塗装、横張トタンはトタン噛み合わせ部の

奥まで塗装する必要があるので、長尺トタンの1.5倍以上の作業時間が必要です。
既存シーリング箇所を屋根用シーリングで打替え
既存シーリング部を撤去して、新しく屋根用の高耐久シーリングを打ちなおします。
排気筒周りのシリコンシーリング
高圧水洗浄作業で剥がれたのか?それとも自然に剥がれたか?は不明ですが

排気筒周りの既存塗装が剥がれています。
前回は未処理で塗装したようです
排気筒や換気口廻りなどにはシリコンシーリングが施工されていることが多く

処理をしないでそのまま塗装すると写真のように簡単に剥がれてしまいます。

シリコンシーリングは雨などで油が滲み出すようで、上の剥がれた写真でも

シリコンシーリング廻りの油が滲んだ箇所も同様に剥がれていますね。

【シリコン処理は確実に行わなければいけない】という事例でした。^^;

グリーンペイント寺沢です


厚別東住宅施工の続きです。
水性オリンピックマキシマムソリッドタイプ
下地処理が終わりようやく塗装が始まります。

既存塗装膜に溶剤型オリンピックステインの造膜タイプが使われていることから

その上に塗る塗料の選定に悩みました。
カラーによって缶のラベルが違う?
木部塗料を取り扱う各塗料メーカーに現状を説明すると

溶剤型オリンピックステインの上に塗装することは出来ない+保証しないという返答

他社製品なので当然そのように言われるのですが、特に溶剤型のオリンピックステイン

というのが厄介なようで、木部用水性塗料が既存塗装膜であれば

それほどシビヤに他社メーカーもはねのけてこなかったような印象を持ちました。

そんな難航した塗料選択の中で唯一!

溶剤型オリンピックステインの上に塗装出来ます!とホームページ上で公表していたのが

水性オリンピックステインマキシマムソリッドでした。
剥離した部分をタッチアップします
メーカーへの直接問い合わせで確認がとれました。
※溶剤型オリンピックステインへ適合しない塗料の剥離は過去に何度も
見ているだけに恐ろしい|д゚)

まずは既存塗膜が剥がれて木部が露出している所へのタッチアップ塗装。

これには2つの目的があり、1つは塗装膜厚の確保、マキシマムは2回塗り仕上げ

ですが既存塗装があるところとの仕上げ質感が変わるのを防ぐ目的
タッチアップ後には木のけばが立つ
もう一つは、木材のけば立ちを誘発することです。

高圧水洗浄後の酷いけば立ちは1回目の研磨で落としましたが

落ち切らず研磨によって潰れていたけばが塗料の乾燥と同時に起き上がります。
けばを再度研磨するとフラットになります
その起き上がったけばを2回目の下地処理研磨で落としてやると

その後は何度塗っても、もうけばは立つことが無くなります。
タッチアップ1回目の木の表層
2回目研磨後には研磨の粉が沢山ついているのでこの粉は清掃します。
窓枠には構造上の沢山の隙間がある
スウェーデンハウスの外装木部は取り外しが前提のもとに設計されているのでは?

などと思えてしまうような取り付け方や、隙間が存在しています。

上の写真なども厚み2.5cm位の板が窓枠木部に被せるように取り付けられていて

その隙間が大きくなっているようです。
埋めて良い隙間は全て埋めて防水性を高める
隙間の小さい所や、大きいところがあるところから木材伸縮率などを計算して

設計的に作られた隙間ではないように見えます。

スウェーデンハウスの工事事例で、この厚み2.5cm位の板を経年劣化から

交換する工事もあるようでメーカーとしては木材が腐ったら交換なのでしょうか?

塗装工事においてはこのような隙間は木材の表層を塗装して防水性能を上げても

隙間から入った水が塗装されていない木材裏側から浸水すると、まるで意味の無い

塗装工事になってしまうので埋めても支障のない隙間はシーリングで埋めます。
木と外壁の隙間も大きく開いている
同じことなのですが外壁サイディングと木材の取り合いにも同じような隙間が空いていて
この隙間から木の裏側へ浸水している
この隙間から間違いなく木材裏側へ水が染み込んでいる訳で
木材裏側からの腐食
長期間このような状態が続くと上の写真のような木材の腐食が進行します。
この隙間も塞いでおきます
塗装前にこのような隙間は全て埋めておきます。

厚別東住宅は築年数20年前後で新築時は設計上やむを得ませんが

築10年目あたりで行われた塗替え工事での施工内容により

築20年目の劣化状態が大きく変わります、今回の築20年目の塗替えで

このような隙間を埋めずに塗装した場合、確実に築30年目の塗替えでは

高額な外装木部の交換工事が必要になると思われます。
R0010907



グリーンペイント寺沢です


9月中旬は厚別区厚別東住宅を施工させて頂きました。
厚別区厚別東住宅
厚別東はグリーンペイント会社から車で1時間以上かかるのですが、

厚別西の施主様のお友達の隣の家を施工していたグリーンペイントを

そのお友達様から話を聞き当店へ見積り依頼をして頂き工事依頼を頂けた(^o^)/

という流れです。※厚別西の施主様のお友達様と当店は面識がないという^^;

近い地元ではなく当店の仕事を見て選んでいただけたということに

感謝!ありがとうございます!
高圧水洗浄作業開始
厚別東住宅はハウスメーカースウェーデンハウスの住宅

スウェーデンハウスは各所に木部を使用していて、通常の住宅塗替えとは

注意する点が異なることがあるので、警戒・緊張します。。。
この剥がれ方は・・・
さらに厚別東住宅の施主様から施工前のヒアリングで、最注意事項となる

前回塗替え工事で木部に塗装した塗料の種類を確認すると・・・

最も恐れていたオリンピックステインの溶剤型ソリッド塗料を使用とのこと。
ここまで剥がれるのはめずらしい
溶剤型オリンピックステインは米国PPG社製の塗料で、その塗膜は国産塗料とは

明らかな違いがあり乾燥した塗膜は・・・例えるならばクレヨンのような感じ?

若干の柔らかさがあり、爪で削るとベトッとした塗膜が爪の間に詰まる感じ?^^;

さらに経年劣化すると分厚い塗膜が表層だけではなく芯までチョーキングしてくる

削ってもどこまで削ってもチョーキングしているチョークのような塗膜となる
みるみる剥がれていきます
その上に塗替えしようと浸透性の高いシーラーを塗っても、どこまでも粉体化

しているので確実には密着しないという恐ろしい現象になります|д゚)


厚別東住宅の既存溶剤型オリンピックステインソリッド(造膜型)は

木材にほとんど密着していない状態となっていました。
日の当たる面はほとんど剥がれた
高圧水洗浄作業がまる2日、削りまくりました(*_*;

そして日の当たる面は特に、水圧を軽く当てただけで既存塗膜が吹き飛ぶ状態。
木材が腐っている!
さらに木材の腐れも多数出てきました。。。
壁との取り合いが特に腐れている
木材と壁の隙間から入った水のせいでボロボロに腐っている。
バルコニー手摺天場の板もボロボロです
バルコニー手摺天場の木材は劣化が酷い状態です。
大きな割れも発生している
前回塗替えから10年経過していない状態➡ここまで木材が劣化した原因とは

➡溶剤型オリンピックステインの耐候性年数は5年程度と考えられ

➡耐候性能切れ➡防水性能切れ➡雨、雪の水分が表層塗膜を通過して木材まで浸水

➡木材の腐食が進む➡ソリッドタイプ(造膜型)の為、水は入るが塗膜が邪魔して

浸水した水は蒸発しない➡長時間水に浸かった状態となり想像を超える木材の腐食

という状態になっていたのではないかと考えています。


溶剤型オリンピックステイン(造膜型)を工事塗料として選定する場合

工事業者からお客さまへ「溶剤型オリンピックステインは剥離しにくい性質があるので

バラバラ剥がれるようなことは起きませんが、耐候性は5年程度なので外壁は10年

持ちますが木部は5年経過した時点で再度足場を仮設して同じ

溶剤型オリンピックステインを塗りなおしてください、また1度造膜型塗料を使用すると

含浸型木材塗料は使用できなくなるので、剥離リスクのある造膜型木部塗料を

使い続けることになります」と詳しく説明する義務があると思います。
※厚別東住宅の新築工事では含浸型木部塗料を塗装してあったそうです。
ボロボロになった木の表面
薬剤による塗装膜剥離も考えましたが、工事コストの大幅な上昇は施主様に

大きな負担をかけることになり、かつ薬剤塗布後、剥離作業スクレイパーの刃が

木材に食い込み補修が難しい跡になることも選択を難しくさせました。
ささくれています
色々なパターンを考察した結果、高圧水洗浄の水圧を利用し浮き塗膜と

腐食した木材表層ごと吹き飛ばし、残った塗膜は活膜として残存させる

この工法で処理したとしても上の写真のようなささくれが大量に発生します。
研磨タワシでささくれを取る
大きなささくれは研磨タワシで削り落としていきます。
その後に研磨紙で削り滑らかに
その後に目の粗い研磨紙で研いでいくと
だいぶフラットになった
木の表面はここまで滑らかになります。
1回目の下地処理完了
しかしこのままでは表面が粗い仕上りになってしまうので

後ほど仕上げ研磨をする予定で1回目の木材下地処理は完了です。
屋根にも塗膜剥離が発生している
その他にも横張トタンの下地処理不足からと思われる塗膜剥離があります。
横張トタンの隙間にゴミがびっしり
勾配の緩い横張トタンはトタン噛み合わせ部にゴミや埃が溜まりやすいので

入念な下地処理は必須となります。
高圧水洗浄でゴミを掻き出した後に研磨処理
泥が酷かったので高圧水洗浄で汚れを飛ばしてから研磨処理。
綺麗になりました
トタン隙間のゴミも綺麗に研磨してから塗装します。

続く・・・


グリーンペイント寺沢です


お盆休暇明けは屋根塗装の予定工期が切迫してきていたので^^;

屋根塗装に入ることが多くなっています。
北区麻生アパート屋根塗装
今回は北区麻生アパートの屋根トタン下地処理研磨作業のご紹介をさせて頂きます。

グリーンペイントでは屋根塗替えの際に高圧水洗浄作業ではなく

トタン研磨を行う下地処理作業を採用しています。
屋根トタンにはこのような物が付いている
なぜ?一般的に多く採用されている高圧水洗浄作業ではなく

研磨処理作業を行っているのか?その理由は・・・
カラスの食事跡^^;
👆の写真をご覧ください、これは何か?

これはカラスがゴミステーションから漁ってきた生ごみを屋根の上で広げて

食べ漁った際に出来る油染みです。
浸み込んだ油ごと削り落とす
油類なのでこの上に直接塗装すると確実に塗膜は剥がれます。

高圧水洗浄では油が水を弾くので落とすことが出来ません。

溶剤で拭き取ることで落とすことは出来ますが、油を落とす効果しかないので

油落とし+研磨塗料足がかりという2つの効果がある研磨処理の方が有効です。
塗膜浮きの下には・・・
これは屋根トタンのハゼ付近に多い塗膜浮き
砂や埃が溜まっている
皮すきなどで削ると、中には砂や埃が詰まっています、前回塗装時に

砂や埃があるところへ処理せずそのまま塗装した影響です。
こんなサビはしょっちゅうあります
このようなサビも所々に発生しています。

まるっきりサビの発生していない屋根は稀で、ほとんどの場合大なり小なり

サビが発生していることがほとんどです。
しっかり研磨してサビを落とす
サビの表面はザラザラしていて、不安定かつ脆い酸化物が付着しているので

サビ落としの処理が不十分だと、塗装後数年で問題が発生します。
マクロでみるとサビが落ちているのが良くわかります
サビがすべて削り落とされたのが確認できます。
地道に研磨していきます
屋根の研磨下地処理は高い労力が必要な作業で

屋根トタンに塗る上塗り塗装と同等の時間と労力が発生します。
※高圧水洗浄作業と比べて私見では3~4倍程度の労力が必要と感じます。
研磨は力がいるので踏ん張った靴の跡ですね
研磨処理は軽い力で行うと研磨力が弱く、力を込めて研磨する必要があるので

研磨処理後には踏ん張った際に出来る足袋靴の跡がくっきり残ります。


冒頭から説明させて頂いた塗装障害が屋根塗装作業には付きまといます。

屋根塗装作業前に行われる高圧水洗浄作業は労力と時間が少なく済む

簡易的下地処理作業と考えていますが、高圧水洗浄作業が良くないとは

思っていません。チョーキングしか発生していないような軽度の劣化屋根の場合に

高圧水洗浄でその少ない労力に見合った低いコストで提供されるのであれば

有効な下地処理と言えます。
こんな感じで屋根全面を研磨していきます
グリーンペイントでは高労力で下地処理効果の高い屋根研磨作業を

札幌市の屋根塗装平均価格帯に合わせた金額でご提供させて頂いております。


作業内容が濃いので金額が高いかも?というご心配もあると思いますが

営業職、管理職無しの実務職人だけで構成された小規模店でのみ実現可能な

低価格です!屋根塗装工事をご検討の際は是非当店の品質をご確認下さい!!^^

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