本年の外壁塗装工事は11月中旬で終わり
本格的に寒くなる前に予定していた工事に取り掛かります。
スウェーデンハウスの厚別東住宅は10月初旬に外装工事は完了しましたが
その際、施主様より木製回転窓の室内側の塗装も依頼されていました。
年内の外装工事が工期にゆとりがない状態だったので
この時期に施工させて頂くことを説明させて頂いた状態での工事となります。
劣化が酷い個所では室内側でも木材の変色が見られ
灰色化の一歩手前まで劣化が進んでいます。
室内側への塗装となるので健康面から外部用塗料は避けて
室内用の環境対応水性クリヤー塗料を塗装しました。
施主様がご自身でニス塗料を塗った個所もあったので
ニス塗装箇所は剥離剤で撤去したうえでクリヤー塗装しています。
1F部位の窓は脚立使用で塗装。
2F窓は梯子を使用、仕上がっている外壁に擦り跡が付かないよう
梯子のセットには気を使います。
水性クリヤー塗装は2回塗りで仕上げているので
今後の木材劣化防に期待が出来ます。
上の写真は10月初旬に発生していたオリンピックステインマキシマム
(水性木部専用塗料)の界面活性剤によるシミですが
1か月ちょっと経過した現在では当初と比較して界面活性剤の跡が
かなり薄くなっている印象でした。
現在主流の高機能型水性塗料は機能向上目的の添加剤を混ぜる際に
どうしても混和剤となる界面活性剤の添加量が多くなるようで
どの塗料メーカーでも同様の事例が発生しているようです。
避けようのない物なのですが、1か月間に降った数回の雨で
ここまで流れ落ちていることから実害はほぼ無いものと考えられます。