グリーンペイント寺沢です
7月下旬は北区新川西住宅を施工させて頂きました。
新川西住宅は2年前に屋根塗装を施工させて頂いた
リピートのお客様になります。
再度当店に工事ご依頼いただき誠にありがとうございます!
前回塗装から10年位が経過しているように見えますが
浴室換気口廻りのサイディングのみがボロボロになっています。
このパターンは過去に何回も経験があり、間違いなく浴室の
排気ダクト接合部から の湿気を含んだ排気が影響しています。
サイディングを剥がしてみると、やはりカビが発生しています。
サイディング裏側にもカビ。
新築時の設備工の知識不足が原因で
浴室排気管と換気口の取り合いをシーリング等で塞がなかったため
浴室の湿度を大量に含んだ排気が隙間から抜け出たことで
サイディング裏で結露した状態になってしまい
その水分の凍結膨張作用によりあのような状態になります。
近似サイディングに交換してから換気口接合部の排気漏れを
シーリングで塞ぎました。
高圧水洗浄作業の後に上の写真のような塗膜剥離が各所で見られました。
外壁全体に所々で発生していたので通気不良が原因の剥離ではなく
密着力不足による剥離と診断しました。
原因として考えられるのは、前回塗装時に既存塗装膜の劣化が進行していて
サイディング素地との密着力が低下していた所へ高圧水洗浄作業を
簡易的に行ったことで発生した剥離ではないかと思います。
目地シーリングを撤去すると本来目地底にあるはずのハットジョイナーが無い。
下地の木に直接シーリングを打ったようで3面接着しています。
3面接着していたのでシーリングが早期断裂に繋がったというケースを
はっきりと認識できたことが私の経験上少ないので、3面接着の問題性は
それほど高くはないと考えていますが、シーリングメーカーが
回数を重ねて実験した結果3面接着は良くないと判断しているわけで
良くないものは修正します。
目地底にボンドブレーカーを取り付け2面接着にします。
窓廻には丸バッカーを使用します。
丸バッカーの設置にはとても気を使います。
深すぎるとシーリングがサイディング裏側に流れ込んでしまうし
浅すぎるとシーリング厚が確保できず、シーリングの早期断裂が発生するので
丸バッカーの設置具合は細心の注意で作業します。
アルミ製水切りのコーナー材は樹脂製なので経年劣化で破損している
ことが多い。
金属製のコーナー材をかぶせる形で補修し、端末をシーリングで防水します。
また、前回塗装時にアルミ製水切りに適合するプライマーを塗装せずに
着色したので高圧水洗浄の水圧のみで簡単に剥がれてしまいました。
密着プライマーを塗装します。
高圧水洗浄で劣化箇所は吹き飛びます。
欠損箇所に外壁用補修材を充填します。
サイディングあいじゃくり隙間も劣化が進行しやすいので
充填材で埋めておきます。
続く
7月下旬は北区新川西住宅を施工させて頂きました。
新川西住宅は2年前に屋根塗装を施工させて頂いた
リピートのお客様になります。
再度当店に工事ご依頼いただき誠にありがとうございます!
前回塗装から10年位が経過しているように見えますが
浴室換気口廻りのサイディングのみがボロボロになっています。
このパターンは過去に何回も経験があり、間違いなく浴室の
排気ダクト接合部から の湿気を含んだ排気が影響しています。
サイディングを剥がしてみると、やはりカビが発生しています。
サイディング裏側にもカビ。
新築時の設備工の知識不足が原因で
浴室排気管と換気口の取り合いをシーリング等で塞がなかったため
浴室の湿度を大量に含んだ排気が隙間から抜け出たことで
サイディング裏で結露した状態になってしまい
その水分の凍結膨張作用によりあのような状態になります。
近似サイディングに交換してから換気口接合部の排気漏れを
シーリングで塞ぎました。
高圧水洗浄作業の後に上の写真のような塗膜剥離が各所で見られました。
外壁全体に所々で発生していたので通気不良が原因の剥離ではなく
密着力不足による剥離と診断しました。
原因として考えられるのは、前回塗装時に既存塗装膜の劣化が進行していて
サイディング素地との密着力が低下していた所へ高圧水洗浄作業を
簡易的に行ったことで発生した剥離ではないかと思います。
目地シーリングを撤去すると本来目地底にあるはずのハットジョイナーが無い。
下地の木に直接シーリングを打ったようで3面接着しています。
3面接着していたのでシーリングが早期断裂に繋がったというケースを
はっきりと認識できたことが私の経験上少ないので、3面接着の問題性は
それほど高くはないと考えていますが、シーリングメーカーが
回数を重ねて実験した結果3面接着は良くないと判断しているわけで
良くないものは修正します。
目地底にボンドブレーカーを取り付け2面接着にします。
窓廻には丸バッカーを使用します。
丸バッカーの設置にはとても気を使います。
深すぎるとシーリングがサイディング裏側に流れ込んでしまうし
浅すぎるとシーリング厚が確保できず、シーリングの早期断裂が発生するので
丸バッカーの設置具合は細心の注意で作業します。
アルミ製水切りのコーナー材は樹脂製なので経年劣化で破損している
ことが多い。
金属製のコーナー材をかぶせる形で補修し、端末をシーリングで防水します。
また、前回塗装時にアルミ製水切りに適合するプライマーを塗装せずに
着色したので高圧水洗浄の水圧のみで簡単に剥がれてしまいました。
密着プライマーを塗装します。
高圧水洗浄で劣化箇所は吹き飛びます。
欠損箇所に外壁用補修材を充填します。
サイディングあいじゃくり隙間も劣化が進行しやすいので
充填材で埋めておきます。
続く