グリーンペイント スタッフのブログ

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2021年08月

グリーンペイント寺沢です


手稲区前田住宅の続きです。
白色シーラー後の中塗り
既存の外壁色が濃色で、仕上げ色は明るい緑色になるので

シーラーは白色シーラーを使用。

悩みましたが上塗り指定色は蛍光緑に近い今まで経験したことのない色です。

唯一このタイプで経験しているといえば公共工事での消火栓塗装の

まっ黄色(純粋に黄色という意味)です。
上塗り
まっ黄色は物凄く隠ぺい率が低く、黄色だけを何度塗り重ねても

下地の色が透けて見えるので一度白系の色を挟むことで透けるのを

防いでいた記憶がありました。

なのでこの指定色を見た瞬間に「これは一筋縄ではいかない」と予感しましたが

現実は想像の上をいくものです。
物凄く透ける
いつも使用しているラジカル制御型の水性シリコン塗料なのですが

比較的隠ぺい率が高く、今まで透けで苦しんだ経験が少なかったので

ちょっと苦戦する程度だろうと思っていたのが甘かった。
隠ぺい率が低い
希釈率0%の無希釈塗料を使用、かつ当店で使用している最も目の細かい

マイクロファイバーローラーで回転を滑らせずに慎重に転がしても

まるで歯が立たないほどの透け具合でした。
上塗り2回目
結局、上塗りを2回塗って仕上げる方法に変更しました。

白色シーラー塗装後に同色2回塗りで仕上がったのだろうか?

既存の濃い紫色を思うとそれはそれで歯が立たなかったのでは?
ようやく仕上がりました
白色シーラー→白系中塗り→ライトグリーン上塗り1回目→

ライトグリーン上塗り2回目でようやくここまで仕上がりました。

お客様から外壁色の注文を受けて塗料メーカーに色見本板の作成を依頼しました。

塗装完了後によくよくその色見本板を確認すると・・・

見本板のほうもしっかり透けていました、そしてその透け下地の色は白

見本板は下地白色ベースで中・上塗りと同色塗装しているはずなので

下地濃色紫の場合は中・上同色では紫色が透け出たものと思われます。

やはりこの方法で良かったんだと胸をなでおろし今後に教訓を生かします。
玄関土間の水が沢山流れ落ちるようです
基礎鉄筋爆裂箇所を樹脂モルタルで補修しました。

モルタル養生期間を10日位あけた間に何度か雨が降りました。

雨跡から見てもこの基礎垂直面は大量の雨水が流れ落ちるようです。
無くなった吹き付けパターンを形成
吹付タイルのパターンが無くなった所はパターンを復旧します。
シーラー後の微弾性フィラー塗装
シーラー塗装後にひび割れ予防効果の高い微弾性フィラーを塗装。
基礎、中塗り後に再度凹凸補修
中塗り塗装後に再度凹凸やひび割れの凹部が目立つ箇所を補修。
基礎上塗り
前回塗装は弱溶剤NAD艶消し塗料で仕上げたのですが、勾配屋根から

落ちてくる雨水、落雪量等の悪影響が大きいことが分かったので

耐久性に勝る、艶有りラジカル制御型の水性シリコン仕上げに変更しました。
バルコニー土間防水亀裂補修
建物裏側のバルコニー土間防水塗装。

シーラー塗装後に一度凹部やひび割れの補修は行っていますが

防水基材1回目塗装後に再度目立つひび割れ補修跡等を埋めていきます。
玄関土間の既存端末シーリング
玄関土間と玄関扉枠の端末にシリコンシーリングが施工されてあります。

シリコンシーリングの特性からもこのような箇所に使用するのは難しく

防水性を期待することは出来ません。

写真のように密着もしていないことから、このような端末からも

降雨のたびに土間モルタル内に浸水を繰り返していたことが想像できます。

シリコンシーリングは撤去し、防水性の高い変性シリコンシーリングに打ち換え

防水性を高めます。
玄関土間防水施工完了
バルコニー土間防水完了
冬期間に凍結するような地域で歩行箇所等を防水処理するときに

雪や氷と防水塗膜の相性が悪いことをご存じでしょうか?

関東以南で多く使用されているウレタン防水やFRP防水などは

防滑剤(滑り止め)を入れないとツルツルピカピカの仕上がりになります。

元々ツルピカ系の仕上がりなので防滑剤を入れても滑りやすい。

寒い朝玄関土間に薄氷が張り、それが解けかけた時の床防水・・・

考えただけでも恐ろしいほど滑ります。


このポリマーセメント系の防水材は絶対大丈夫です。

なぜ大丈夫なのか? ⇒ それはトップコートが砂の塊のような状態

とても塗りにくい、樹脂に珪砂大量に混ぜたトップコートなので

防滑剤の塊のような状態、なのでモルタル表しの土間よりも滑りません。

冬期間の滑り止めも兼ねてこの防水施工は有効です。
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いつもグリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございます!










グリーンペイント寺沢です

8月中旬は手稲区前田住宅を施工させて頂きました。
手稲区前田住宅
前田住宅は12年前に屋根・外壁塗装、その2年後に基礎塗装を

施工させて頂いたリピートのお客様になります。

いつもグリーンペイントに工事ご依頼いただき誠にありがとうございます!
サイディングが一部欠損していました
建物裏側バルコニーのサイディングが2箇所劣化が進んでいたので

新しい近似サイディングと交換しました。

劣化の理由は、勾配屋根から落ちてきた雪がバルコニー手摺に阻まれ

溜まりやすい形状から、冬期間常時雪の湿度に晒されたことによる

部分的な劣化と考えます。
玄関横の基礎部位に重度の鉄筋爆裂が発生
玄関横の基礎コンクリートがひどく劣化しています。

高圧洗浄作業により既存塗膜も大量に剥がれてきたのですが

ここまでの劣化が進行するには理由があり、この基礎の上に当たる

玄関土間モルタルの防水性が失われ、降雨、降雪のたびに基礎部まで

浸水を繰り返した結果ここまでの劣化に進行したものと考えられます。
建物裏のバルコニー下
すごい量のエフロが流出しています
こちらは建物裏側のバルコニー土間下ですが

玄関土間同様に浸水が長期間にわたり発生した証拠として

土間裏側から分厚いエフロレッセンスが滲み出しています。

セメント成分に浸水を繰り返し、中性化していく過程でセメント中の

アルカリ成分が流れ出し固まったものがエフロレッセンスなので

土間のモルタルはほとんどの防水性を失っているということになります。
基礎には強力な2液エポキシシーラーを使用
前回塗装から10年経過してはいますが、所々の塗膜剥離等

気になる劣化もあるので念を入れていつもの水性カチオン系エポキシシーラー

ではなく、密着性・浸透性に優れる弱溶剤2液エポキシ樹脂シーラーを使用。
軒天井シーラー塗装
軒天井もシーラーを下塗りに使用。
屋根黒色錆止め塗装完了
屋根は12年経過でけっこうサビが出てしまいました。

考えられる要因として、12年前の当時は横張トタンに対しての

知識が少なく、重ね合わせ部位のケレンと塗装方法が甘かったのが原因と

判断しました。
トタン重ね合わせ部位は奥まで塗装
今回の塗装では重ね合わせ部位の研磨と、奥までしっかり塗装しました。
サビやすい箇所はまし塗が効果的
このウィークポイントは部分的に先に塗装し

全面を塗装するときにかぶせて塗装することで耐久性が大幅に上がります。

















グリーンペイント寺沢です

8月上旬は北区新川西住宅と並行して手稲区前田住宅を

施工させて頂きました。
手稲区前田住宅
前田住宅は11年前に当店で屋根、壁共に施工させて頂いた

リピートのお客様になります。

前回は職長斉藤氏が担当したのですが今回も斉藤氏が担当します。
足場仮設完了
なのでこれしか写真がありませんm(__)m

もう少し写真を増やせるように努力します。。。

いつもグリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございます!












グリーンペイント寺沢です

北区新川西住宅の続きになります。
シリコンシーリングの影響
高圧水洗浄作業の水圧によってシリコンシーリング周りの既存塗装が

剥がれました。

ただでさえ剝がれやすいシリコン廻りに無処理で塗装したようです。
シリコン油をふき取ります
シリコンの表面にある油膜をこすり落とします。

シリコンから出る油は雨に流れて壁側も汚染するので広めに処理します。
換気口シリコン処理
銀色のシリコン処理塗料を塗りました。

換気口廻りはシリコンシーリングが施工されている確率が高く

シリコン油は長い年月をかけてこのように汚染箇所を広げていきます。
コーナー材のブリードと剥離
窯業、金属を問わずにサイディング外壁のコーナー材には

金属コーナーが使用されていることが多く、その表面処理は塩ビシートで

保護されています。

塩ビシートには通常の下塗り材では効果が薄く、上の写真のような

塗膜剥離と塩ビシート内の可塑剤が滲み出すブリードが発生します。
ブリード抑止塗料
ブリード抑止作用の強いプライマーを塗装します。
下塗りシーラー塗装
下塗り水性カチオン系エポキシ浸透シーラーを塗装。

寒冷地のサイディング塗装では塗膜厚重視のフィラーよりも

密着性重視のシーラーのほうが地域性の問題に対応できると考えています。
中塗り
上塗り
中塗り、上塗りは水性ラジカル制御型のシリコン塗料を塗装しました。

このメーカーのシリコン塗料は流動性を上げることでレベリング性を向上させ

その結果、仕上がり塗膜がなめらかになり弱溶剤系塗料と見間違えるような

高い光沢の塗膜になります。
建物下半分は2色仕上げ
新川西住宅は建物下半分の2面のみがタイル調サイディングで

今回は2色仕上げを施工します。

久しぶりの2色仕上げ施工ですが新鮮に感じて楽しく作業させてもらいました。
正面の石目塗装は劣化が進行していました
正面に施工されていた石目調塗装は経年劣化によりクリヤー仕上げは

出来ない状態になっています。
石目塗料に対応できるプライマー
石目調塗料は通常塗料と比べて成分に大きな違いがあり

通常の下塗り材を使用すると塗膜剥離する可能性が高いので

石目調に対応できる下塗り材を塗装します。
エポキシ樹脂微弾性フィラー塗装
また、石目調仕上げの表面は多孔質になっているので目止めを兼ねて

エポキシ樹脂微弾性フィラーを塗装します。
基礎ひび割れ補修
基礎ひび割れ補修。
基礎中塗り
基礎には水性撥水艶消しシリコン塗料を使用。
水切り塗装
アルミ製水切りは剥離が発生しやすいので対応プライマーを塗装後に

仕上げを行います。
窓の美装
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この度は再度グリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございました!
















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