グリーンペイント スタッフのブログ

仕事、趣味など、ちょっとしたことです。 以前のブログはこちら→http://green-p.biz/blog-ts

2022年08月

グリーンペイント寺沢です


R0015876
8月下旬は手稲前田住宅と並行する形で、北区屯田住宅を

施工させて頂きました。
北区屯田住宅
屯田住宅は2010年8月に施工させてもらったリピートのお客様になります。

再度当店に工事依頼いただき誠にありがとうございます!
壁にふくらみがある
見覚えのある凸部です
外壁にはアルミや亜鉛板等に発生する、白サビに似たふくらみがあります。

12年前の塗替えでも同様のものが発生していたことを思い出しました。
高圧水洗浄作業
高圧水洗浄作業です。
洗浄するとここまで剥がれます
こんな感じで剥がれます
外壁全面ではありませんが、所々にこのような剥がれが発生しています。

目視で確認できるような凸部だけではなく、問題なさそうに見えた箇所でも

洗浄の水圧でこのようになりました。

施主様に伺い、セキスイハイムの築年数30~40年位になる建物で

外装材は内側から、断熱材→亜鉛メッキ鋼板→表層塗装仕上げ、ではないかと

思われ、塗装下の亜鉛メッキ鋼板になにか問題があるのではないかと思います。
外壁をよく観察すると
外壁の一部ですが中央あたりに小さな穴があります。
小さな穴が
前回12年前の塗装では、下塗りシーラー塗装→弱溶剤2液ウレタン塗料を

中・上塗りと、合計3回塗り仕上げで施工してあります。

その前にも他社で塗替え工事を1回行っているので塗膜厚不足は考えにくい。
穴がある!
屯田住宅の隣の住宅もセキスイハイム製で、12年前も現在も同様のふくらみが

発生していることから、この外装材特有の問題なのではないかと推測します。
防錆効果もある密着性に優れた下塗り
まずは密着性に優れ、防錆作用もある弱溶剤系の下塗りシーラーを塗装します。
穴が開いています
こんな感じで穴が開いています。
近い色のシーリングで穴埋め
仕上げ外壁色と近似のシーリングで、穴を埋めながらパターンも形成していきます。


続く。。。

































グリーンペイント寺沢です

まずは初めに今回のブログはとても長いので結論から話します。
請負工事で行われている営業・作業パターンの私見的な解説内容になり
【低品質な仕事を高品質な仕事のように見せる方法 その1】
とでも名付けました。(^^;

最近見たことをお話しします。
グリーンペイントで住宅塗替えをしていた、3軒隣り向かいの家が塗替えしていました。
年配の職人が一人で作業に当たっており、当店の工事より先に工事していたようです。
私が見始めたときは下塗り作業が終わり、中塗りの刷毛入れ塗装を先行した
作業を行っていました。
私「中塗り作業で刷毛のみ先行するのは珍しいな、普通刷毛とローラー作業を
同時進行するだろ1人作業ならなおさら」
などと、変わった職人だな~と思いながら、あまり気にしないように。。。
                           でも気になる(^^;
そこで気になった点をピックアップ。

・ 毎日作業を行わない、1日、あるいは2日空け、1週間で半分くらいしか
  現場にいない。
・ 一つの作業が完了する前に次の作業に取り掛かる。
  壁を塗っていたと思ったら途中で破風を塗りだす。
・ 作業期間が長い、施工から完了まで3週間位かかっていた。
  他の現場に行ったり、戻ったりするので進まない。
・ ヘルメットを被っていなかった。
・ 作業車はボロボロでサビが目立ち、塗料で車が汚れている。
ざっとこんな感じでした。

彼が行っていた実際の作業内容は・・・
下塗りは全部塗っていた、中塗りは刷毛入れを先行して1日空けた
そのあとローラーで中塗りを塗る、また1日空けて
破風、屋根を少しずつ塗りながら窓の養生を剥がした。
その間に、外壁の上塗り作業らしきローラー塗装?のみを見ました。
中塗り塗装に費やした合計作業時間と比較して異常に少なく
上塗りは2時間位で完了したように見えました。

上塗り作業は刷毛入れを行わず、ローラー作業のみ行ったか?
外壁塗装で中塗り、上塗りの色替えをしないで
中・上塗り同色で塗装するのであれば可能です。
中塗りを刷毛塗り先行だけ行うことでお客様には丁寧に時間をかけて
塗っていた印象を与えたのか?
上塗りは刷毛入れをしないでローラー塗装のみ、ローラーで入らない所は1回塗り。
これならば通常作業と比較して作業労力を半分くらいに抑えることが出来ます・・・

屋根は下地処理作業無し、下塗り作業もなく、いきなり上塗り1回塗り仕上げでした。
下地処理なしで上塗り1回塗り仕上げというのは、かなりの高確率でその後
塗膜剥離が発生し続けることになり、その痛い塗装を除去しない限り
 ※現実的に完全除去は限りなく難しい
以後の塗装をいくら手間をかけても、塗膜剥離をふせぐことが出来なくなります。
まるで、1度感染すると根治することの出来ない病気にも似た影響力を持っています。

その後、当店の塗替え工事と同時期に作業完了していたので、あちらは先に工事が
始まっていたことから、約3週間ぐらいをかけて作業を行っていたのではないかと思います。


あまり早くに作業が終わってしまうと、「こんなに早く終わるの?」
「しっかりやってくれたのか心配?」という感想を持たれるものです。
その対応策として「申し訳ありませんが他の現場もあるので作業を抜けることもあります」
とあらかじめお客様に言っておき1~2日作業したら1~2日空けてを繰り返す
そうすることで工事を長期化することが出来る、単純な手法ですが確実です。|д゚)
最終的に
「なんだかんだ3週間ぐらいしっかり工事してくれましたよ!」
「とにかく忙しいようで、あちらもやりながら良く頑張っていました!!」
という流れを構築出来ているのか?。。。

このような場合、お客様がトータルの人工数を数えていることはないので
流れの裏を読み取られる恐れはありません。

総合建築会社や総合リフォーム会社、総合とついているので建築に携わる
各工事に対応できる会社ということなのですが、そのように細分化されている
各職種の職工を自社で確保できる会社などほとんどないのが現実です。
※もしもそれを実現できた場合、通常工事金額の2~3倍という高額な工事金額
になるので、通常は下請け会社を使うことになるのですが、下請けというという名称は
現代のコンプライアンス、倫理観からイメージが悪くなるので協力会社という
名称を使うことが多くなっています。

塗装店が直にお客様から受注する場合を除いた塗替え工事においては
必ず総合会社の経費と利益を工事金額に上乗せする必要があります。
その比率は少ない所で工事金額の30%、多い所では40%を超えることもあります。
普通に考えて、そんなに経費と利益が乗った工事で受注できるはずがないと
思いますが、現実には出来ている。。。
その実現には巧妙に作られたシステムが不可欠であり、私が見た3軒向かい隣で
行われていた手法がそれの一つだったのではないかと思いました。

一般的に嫌われることの多い、寄生虫や病原菌、感染症ウィルス等ですが
世の中に不必要な存在など無いといわれる事からも、全体的な生体のバランス保持
という観点から考えると、上記の存在も不必要と言い切ることは当然できません。
では、先程の巧妙に作られた内情を知ってしまうと【全てのお客様が嫌がる】
システムの恩恵を受ける人達も何かしらの存在意義を持っているのでしょうか?

世の中には徳という見えない物が存在していると私は考えています。
そのような行為でお客様に表面的なものを見てもらい「良かった良かった」という
感想を頂いたとしても、表面的なものの深部にある本質的なものを見る時が来たら
「なんだよこれ、聞いてないよ」「元に戻せ!」
「他の所に頼めばよかった」「だましたな!」
などという感想になるような場合は、全てのものに存在意義があるという
絶対的な法則のうえで、徳の高さ、低さ、という結果のもとに因果応報という
絶対的な法則、因果律によりなるようになるのではないかとも思います。
お天道様は見ています・・・善因善果、悪因悪果。

結論として、努力は人が喜ぶ方向にしなければならないものかと。(^^)/

長々と書いてしまいましたが最後まで読んでくれてありがとございます!<(_ _)>

グリーンペイント寺沢です


手稲区前田住宅の続きです。
中塗り塗装
中塗り塗装です。
中塗り後の凹凸補修
中塗り後に目立つ凹部を補修します。
上塗り
上塗り、元の色に戻す形になりました。
黒色サビ止め塗装
屋根は特に問題なく、いつも通り下地研磨処理後に黒色サビ止め塗装。
屋根ハイソリッドシリコン塗料仕上げ
仕上げはハイソリッドシリコン塗料仕上げです。
窓ガラスクリーニング
足場解体前のガラスクリーニング。
R0015872
劣化が進行していなかった箇所もありましたが、全体的に近づいて

よく観察しない限り目立たないレベルまで復旧できたと思います。
R0015873
塗装工事の強みを生かした低コストで、確実に12年くらいは耐久性を

維持してくれる仕上がりになっています。
R0015874
R0015875
R0015867

この度はグリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございました!













グリーンペイント寺沢です


手稲区前田住宅
8月中旬は西区二十四軒住宅と並行して、手稲区前田住宅を

施工させて頂きました。
R0015818
前田住宅は当店の広告を見て見積依頼してくれた新規の客様になります。

工事依頼してくださりありがとうございます!
R0015838
既存シーリングの劣化はそれほど進んでいません。
R0015841
なので作業コストの低い増し打ちシーリングで対応します。

建物メンテナンス周期10年~12年以内で問題が起きることなく

上記を踏まえたうえで、コストは低ければ低いほど優良と考えています。
R0015843
高圧洗浄作業後の全体的な壁面の写真を撮り忘れてしまいました。

撮り忘れるほど、前田住宅の劣化が衝撃的に酷かった。

洗浄作業である程度は欠損箇所が出るのはいつものことなのですが

ここまでひどいのは初めてかもしれません。
R0015844
洗浄前は部分的に少し劣化がある、程度の見た目だったのですが

南西面においてはメチャクチャになるほど剥がれました。

サイディングの模様目地が原型が無くなるぐらいにボロボロに欠けたので

通常補修材ではヤセて形状復旧が期待できなさそうなので

シーリングを多用して形を整えていきます。
R0015845
目地はシーリングで形成、平面の深い欠損は
R0015846
ポリマーセメントに骨材を混入して形成していきます。R0015853
サイディング張替え工事も検討出来る劣化でありますが

塗装工事と比較して倍近くの工事金額になることから、この状態の補修であっても

メンテナンスランニングコストを考えると塗装工事のほうが圧倒的に優位です。
R0015852
どうしてここまで劣化が進んでしまったか?

施主様に現状報告した際に、現在に至る経緯を確認できました。

前回の塗替え工事は約10年前、「今回の高圧洗浄作業の作業時間が長くて

驚いた」「前回はいつ洗浄したのかわからないくらいに、あっという間に終わった。」
R0015851
以上の内容から、前回10年前の塗替え時既に、塗膜下のサイディング基材が

浸水によるセメント成分の中性化、冬期間の凍結膨張収縮作用で基材粉化が

進んでいたにも関わらず、洗浄作業でそれらの粉化物を取り除かなかった

せいで、不安定な基材の上に塗り重ねると表層塗膜の防水性も低下し

簡単に基材まで浸水する状態となり、稀に見る劣化まで進行してしまう。
R0015848
ちなみに、一部補修ではどうにもならない箇所があったので

サイディング交換を行いましたが、その際に下地通気層の確認をして

通気不良によるサイディング基材劣化ではないことを確認しています。
R0015842
前回塗替え時で所々補修してあるのですが、その補修に使用された

シーリングがNB(ノンブリード)対応でない為、ブリードが出ています。
R0015855
目地形成に使用したシーリングはNB対応シーリングですが

シーリングは薄く打つとNB対応でもブリードする可能性があるので

下地補修も兼ねてブリード抑止型微弾性フィラーを塗装します。
R0015857
施主様との打ち合わせにて

私 「高圧水洗浄後に現れた劣化箇所が広く、深度のあるものが多いので
このまま塗装工事として進行しますか?」

施主様 「予算の都合もあるのでサイディング張替えは考えていません、
①どうしてここまで劣化したのでしょうか?②ここまで(洗浄)する必要が
あったのでしょうか?」

私 「①前回の塗装工事で適切な(上記)下地処理がされなかったことが
原因であることは間違いないです(10年程度でこの劣化は考えられない)
②今回もてきとうな洗浄作業をして、粉化した基材を放置すると今回以上に
劣化が進むことになるので必要でした。今回粉化物は完全に除去したので
次回塗替え時にはこのようなことは発生しません。

私 「ここまでの劣化なので、塗装工事で対応となると、完全に元の形状に
戻すことは難しく、塗り替え後の補修跡は離れて見るとわからないが
近くでよく見るとわかる、程度の仕上がりになりますがそれでも問題ありませんか?」

施主様 「少額の追加コストで収まるのであれば、気になって観察しなければ
わからないのでそれで良い。」
「今回やっておけば次回は大丈夫であることが重要です。」


というやり取りのもとに作業方法を説明しながら工事を進めます。


続く。。。










グリーンペイント寺沢です


西区二十四軒住宅の続きです。
軒天井取り合いにも大きな隙間
軒天井と外壁の取り合いに大きな隙間があるので埋めます。
微弾性フィラー塗装
劣化が進行していた箇所、ポリマーセメントで形成した箇所には

水性カチオンエポキシシーラーを塗装しておきます。
窓枠隙間埋め
換気口隙間埋め
窓廻り、換気口隙間も塞いでおきます。
中塗り塗装
中塗り塗装。
中塗り後に再度凹凸補修
中塗り塗装後に再度、目につく凹凸を補修します。
白色サビ止め塗装
軒天井の釘頭がサビているのでサビ止め塗装。
軒天井上塗り
軒天井はサビ止め塗装、シーラー塗装後に上塗り塗装。

軒天井には塗料の透湿性、及び通気性が必要になるので通気性能が高い

上塗りを選定しますが、その通気性の高さゆえに空気中の湿度の影響も

強く受け、上塗り塗膜を貫通して湿気が釘頭に到達しサビが再発

しやすくなるので、サビ止め塗装は必須です。
基礎と外壁の大きな隙間
とても見えずらい写真で申し訳ありませんm(__)m

施主様より「家の中に虫が入り込んでくるのだが、工事中にそれらしい箇所の

心当たりはありませんでしたか」と聞かれ、即答で「基礎と外壁の

取り合いにある大きな隙間です。」と答えました。
モルタルで埋めます
数センチもある大きな隙間です。

これは最近の新築住宅に備わっている外壁裏側の結露防止通気層ではありません。

元々は隙間がなかったところに、経年劣化によるゆがみ等のモルタル剥落により

出来た隙間です。

このサイズであれば虫も簡単に侵入することが出来るのでポリマーセメントで

全て塞いでしまいます。
基礎シーラー塗装
隙間を塞いでから基礎塗装、下塗りシーラー塗装です。
車庫サビ止め
建物のほかにも車庫の塗装も行います。

白色はサビ止めタッチアップ塗装です。

全面サビ止め塗装は効果が高いが費用も高い、サビ止めタッチアップ塗装は

効果が低いが費用も低い、あと何年この車庫を使用するのか?

予算は二の次でとにかく性能を求めておられるのか?グリーンペイントでは

お客様のニーズに合わせた塗装工事提案をさせていただいております。


お盆休み前であちら、こちらの現場へ移動することが多く写真はここまでに
なります。m(__)m言い訳はいいわけない・・・


この度はグリーンペイントに再度工事ご依頼頂き

誠にありがとうございました!


















 

このページのトップヘ