グリーンペイント スタッフのブログ

仕事、趣味など、ちょっとしたことです。 以前のブログはこちら→http://green-p.biz/blog-ts

2022年10月

グリーンペイント寺沢です


北区屯田住宅
10月下旬は手稲区新発寒住宅と並行する形で、北区屯田住宅を

施工させて頂きました。
高圧水洗浄作業



















屯田住宅は2009年6月に当店で外壁塗り替えを施工させて頂いた

リピートのお客様になります。

いつも当店に工事ご依頼いただき誠にありがとうございます!
煙突のモルタル欠損
早速ですが煙突の状態はひどかった、13年の期間で煙突上部から

浸水した雨水が大きな欠損を発生させてました。
ポリマーセメントで形成
浮き上がった欠損部位は取り外し、ポリマーセメントで充填、形成しました。
すのこビスがサビています
バルコニーすのこのビス頭がサビてネジ山が無くなっています。
ビス山を復活させます
インパクトドライバーでネジ頭を復活させます。
何とか取り外し完了
現在では、バルコニーすのこを取り外した際には高耐久性ビスに交換していますが

当時は既存ビスを復旧していたので、ここまでサビてしまったようですm(__)m
シールの劣化は軽微だったので増し打ち工法
前回はシーリング撤去打ち換え作業を行ってあるので、シーリング劣化は軽微です。

今回は増し打ち工法で対応します。
屋根は剥離がひどかった
外壁の劣化は煙突以外は軽微なものが多く、13年間のメンテナンス期間としての

耐久性として悪くないとおもいます。

しかし、屯田住宅ではその2年前に屋根も当店で塗装していたのですが

その状態がとても悪い状態でした。

ディスクグラインダーを使用して研磨したほうが良いくらい塗膜剥離が発生しています。
こんな状態です
研磨作業後はこんな感じです。

赤く見えるのは15年前に当店で施工した下塗りサビ止めです。
シルバーの下地が見えています
15年前に当店で塗替えをしたときに施主様から「1回目の屋根塗替えでは

若いお兄ちゃんに塗ってもらったのだけど剥がれてきたのよ、安かったから

そんなものなの?」という話をしたのを覚えています。
パラペットも同様な剥がれ
そして15年前のデータを確認すると、その時の工事記録にも施工前に

塗膜が剥がれシルバー色の下地が各所に写っていました。
下地のシルバーが出ている
状況としては築年数30年以上の屯田住宅、新築から10年位で1人親方?の

若い職人さんが下地処理、研磨等も行わず、いきなり上塗り1回塗を

安い工事金額で施工した。

新築当時はシルバー色の屋根だったようで、もしかしたらガルバリウムかもしれない

ガルバリウムじゃなかったとしても、シルバーの塗膜は表層が粉化しやすく

通常塗膜よりも密着性が低下しやすい所へ下地処理なしの一発仕上げ・・・

密着不良の下地塗膜がここで完成しています。
この位置の剥がれは埃が考えられる
上の写真は横張トタンの埃がよくたまる箇所です。

ここがきれいに剥がれていることから、下地処理はおろか埃の掃除すらしていない。

15年前の当店では限界膜厚の知識もなく、通常の下地研磨処理を行い

1液エポキシサビ止めを下塗りに選定するくらいしか施工知識がない状態でした。
ガルバリウム密着プライマー塗装
事情を施主様に報告し、選択してもらいました。

コストがかかってでも密着不良塗膜をすべて剥がすか

通常塗装工事内で追加金額が出ないように対応する。

施主様が後者を選択され、私としても後者のほうが良いのではないかと

おもいました、また数年たつと所々剥がれが発生すると思いますが

目立つものは当店が責任をもってアフターサービスとして対応するので

重大なことにはなりません。

限界膜厚になってしまった屋根には当店ではそのような対応をすることが多いです。
パラペットもプライマー塗布
ディスクグラインダーで脆弱塗膜は除去した後に、剥がれてシルバーの

下地が出たところには、2液エポキシ樹脂プライマーを塗り対応します。


続く。。。


グリーンペイント寺沢です


手稲区新発寒住宅の続きになります。
サイディングの浮きが多い
新発寒住宅は、南西面でかなりの数のサイディングが浮いています。

どうしてサイディングの浮きが発生するのか?については

いまだにはっきり原因がわかりません。
釘では再度緩むのでビスを使用
新築時、サイディングには板とセットで同色に合わせた釘が同封されているので

釘の問題ではないと思う、職工の技術的な問題?だとした場合

釘の打ち込みが甘い?新築引き渡しの際に浮き釘があったら即クレームなので無し。

浮き釘が発生している建物に共通点がないことから、地盤の影響か

昼夜の寒暖差によるサイディング板材の伸縮率あたりが影響しているのでは

ないかという考えに毎度いきつきます。
ビス穴を埋めます
釘だと止める力が弱いのでビスで固定します。

ビスだと二度と浮いてくることはないでしょう。
あいじゃくり補修
あいじゃくりの隙間も大きかったので各所隙間埋め。

釘頭周辺も補修材を充填しておきます。
中塗り塗装
中塗り塗装です。

新発寒住宅のように、これくらいのメンテナンス周期を保つと

とても理想的な建物保護が出来るのではないかと思います。
上塗り
上塗り塗装です。

中塗りとは色を変えて、2回塗ったことがわかるようにしています。
中間帯の材質は窯業系です
新発寒住宅の中間帯は材質が窯業系で、この窯業系中間帯というのは

物凄い劣化をしてボロボロになり、樹脂製中間帯に交換するパターンが多い。

この中間帯も上場に水が溜まり、大きい欠損が出ていたので

メンテナンスが遅れると危なかったと思います。

塗替え後も劣化しやすい箇所なので、シーラー塗装後には上下色違いという

こともあり、そのまま外壁色で建物上側色で中・上、建物下側色で中・上と

4回塗装、そして上塗りは外壁と同じ水性シリコン塗料で仕上げ。

シーラーから数えて合計6回塗り、ここまで塗膜が厚いと今後の劣化も

心配ありません。
破風板塗装
破風板のサビ止め後の上塗りです。

新発寒住宅は上屋根ソーラーパネル設置の際に、特殊塗料を塗装してあるので

屋根塗装は施工しませんでした。
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R0016244
R0016245
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R0016248
施工完了です
この度はグリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございました!

















グリーンペイント寺沢です


足場解体前
10月中旬は北30条アパートの作業も完了しました。
施工完了です
R0016175
R0016176
職長斉藤氏が担当だったので写真はここまでになります。m(__)m

この度は再度グリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございました!

手稲区前田住宅
続けて、手稲区前田住宅も同時進行していたのですが

こちらも職長斉藤氏の担当だったので写真がありませんでしたm(__)m

前田住宅のお客様は12年前に屋根塗装を施工させて頂いた

リピートのお客様になります。
施工完了です
この度は再度グリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございました!


















グリーンペイント寺沢です


手稲区新発寒住宅
10月中旬は北区屯田住宅と並行する形で、手稲区新発寒住宅を

施工させて頂きました。
足場仮設完了
新発寒住宅は当店広告で工事依頼いただいた新規のお客様になります。

当店を選んでいただきありがとうございます。
高圧洗浄作業
高圧水洗浄作業です。
外壁は多くの欠損が発生
洗浄後には水圧により、外壁表層の脆弱箇所が吹き飛びました。

新発寒住宅は築年数が10年位なので、念のため確認すると

親水コートが施されたサイディングということがわかりました。
表面はこんな感じです
光触媒コーティングや無機コーティングと比較して親水コーティングは

塗料との密着性にそれほどの悪影響は少ないのかもしれませんが

念のため高密着型の弱溶剤系2液エポキシ樹脂シーラーに変更します。
R0016217
しかし、親水コートとは雨水を弾かず親水して洗い流すものですが

この脆弱部位の数の多さを見ると、サイディング基材の耐久性とは

ほとんど関係のないコーティングなのだなと思います。
シーリングが各所で断裂しています
新発寒住宅は当初、シーリングのみ打ち換えを見積り依頼されました。

窯業系サイディングなのにシーリング打ち換えだけとは?珍しいなと。。。
R0016209
築年数10年程度で、このシーリング断裂は欠陥工事と認定しても良い。

少量の断裂が発生することはよくありますが、ここまで大量に断裂箇所が

あるということは、新築工事でシーリング作業時にプライマーをきちんと

塗らなかったか?雨降りの中作業続行?、降雨後のサイディング基材含水率が

高い状態でシーリング打ち込みを行ったか?そんな所ではないかと思います。
断裂化箇所からの浸水も確認できます
シーリング断裂箇所は水が浸み込みやすく、そこからサイディング基材の

劣化が進行します。

なので、作業員の知識、経験、力量も大事ですが、最も工事品質を左右するのは

作業者の人間性ではないかと思います。

「自分の利益を上げることが出来るのであれば他人の損害は気にもならない・・・」

その様な施工を行っている会社は、間違いなくリピートや紹介の仕事が

少なくなり、嘘のリピート、紹介工事をブログに記載している場合も

当初の勢いは徐々に弱まりしなびて枯れ落ちるものかなと。。。
目地シーリング撤去
目地シーリングの撤去。

目地底はくっついてなく、3面接着になっていません。

また、2液シーリングでよくある硬化不良もありません。
窓廻りシーリングの断裂
ざっくり撤去しました
窓廻シーリングをざっくりカッターを入れて撤去した状態です。

この撤去だけだと簡単、短時間で作業できます。
この薄皮撤去に時間が掛かります
この薄皮を撤去するのに時間が掛かります。

見積書に【シーリング撤去】とあった場合、先の撤去と後の撤去では

作業効果、作業手間共に1.5倍近くの違いがあります。

どこまで、どれくらい?の作業を行うのかを細かく提示している施工店は

間違いなくその作業を行うでしょう。

作業を細かく提示していない施工店は、ほとんどの場合

作業効果、作業手間共に低い作業を行うでしょう。。。
プライマー塗布
シーリングプライマーです。

1液型シーリングの場合、シーリング自体の接着性もあるのでプライマー無しでも

ある程度の密着性能があるのですが、2液型シーリングにはシーリング自体の

密着性はほとんどないのでプライマー頼みになり、プライマー塗布が

しっかり行われない場合は確実に断裂します。
シリコンシーリングの脱脂処理
シリコンシーリングにこびりついた油分と汚れを脱脂します。
シリコンシーリングのプライマー
シリコンシーリングにもある程度密着するプライマーを塗装します。

シリコンシーリングは特性上、完全密着する塗料は存在しません。


上の写真でもわかるようにステンレス製の換気口は20年くらい経過すると

汚く変色したり、サビが細かく発生したりするので

金属プライマー塗布後に、外壁と同色で塗装するのが良いと思います。
下塗りシーラー塗装
親水コート対策として、塗り替え工事では最も強い密着性を持つ

2液エポキシ樹脂シーラーに変更して下塗り。


続く。。。
IMG_0773
































グリーンペイント寺沢です


北区屯田住宅の続きになります。
下塗りはシーラー塗装
外装材はALCなので下塗りは微弾性フィラーを塗装しました。

既存のブリードしていたシーリング跡には、あらかじめブリード防止用

微弾性フィラーを塗ってます。
中塗り
中塗り塗装。
上塗り
屯田住宅は高圧水洗浄でも下地の劣化は少なく、大き目なALC欠損を数か所

補修した程度の劣化だったので、最近では珍しく外装劣化は少なかったです。
パラペット屋根の研磨処理
上屋根はダクト内の劣化が進行した影響で、ダクト交換と屋根トタンの張替えを

別業者の工事として当社施工前に済ませてありました。

なのでグリーンペイントは下屋根とパラペット屋根を施工します。

外装の劣化は少なかったのですが、ダクト内、白破風の劣化は進んでいて

パラペット屋根もいつものように重ね合わせ部の塗膜がバラバラ剥がれてくる

状態でした。
ダクト内研磨処理
下屋根のダクト内は部分的ではありますが、集中した劣化が発生しています。
ダクト内プライマー後のサビ止めタッチアップ
塩ビシートの隙間から入り込んだ水分で、局所的に鋼板に穴が開くほどの

サビに進行します。

塩ビシートは剥がれやすいので専用のプライマーを塗装してあります。
破風トタンの隙間
破風トタン板の繋ぎ合わせ部位の隙間です。
隙間埋め
この隙間から水が入り、軒天井板がボロボロになることもあるので

隙間は埋めておきます。
破風上塗り
白色サビ止め+中・上塗り、合計3回塗りで下地透けも収まり

仕上がりました。

このような仕様で白色破風を塗装すると今後10~12年後には

あのような劣化は発生しません。
一部軒天井板の交換
軒天井で一部だけ板材がボロボロになっている箇所があったので剥がしてみます。
水漏れ箇所を探しましたが
屋根裏を確認すると、たいていの場合水が浸み込んだ跡がシミになっているので

どこから水が入ったのかがわかります。

うっすらとしたシミ跡を辿ると、この軒天井板をボロボロにした浸水は

上屋根のダクト周辺から入ったものではないかと思います。

上屋根、ダクトは交換済みなので、今後の浸水は心配なしと判断しました。
上屋根のダクト廻りが怪しかった
新たに板を復旧します。
軒天井下塗り
地味で目立たず、塗装した痕跡が残りにくい軒天井の下塗りシーラー塗装ですが

施工部位、施工内容共にとても重要な作業になります。

とにかく、軒天井は塗装が剥がれることが多く、メリメリと剥がれかけの塗膜が

浮き上がった軒天井は美観を大きく損ないます。

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この度はグリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございました!
















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