グリーンペイント寺沢です。

3月下旬は手稲区富岡住宅と並行する形で、西区発寒住宅を施工させて頂きました。
発寒住宅は珍しい形で施工依頼を受けることになったのですが
元々、この住宅は8年前に当店で屋根塗装を施工しており、その時は前の施主様が
居住していて、現在の施主様は3年くらい前に中古住宅として購入したようです。
ではなぜ?当店のことをご存じだったかというと、前回工事の見積と保証書を
購入時に受け取っていたようで、それで当店へ見積依頼が来た形となります。
この度は当店に工事ご依頼して頂き誠にありがとうございます!

足場内に電線が数本入っているので注意が必要です。

高圧洗浄作業いつものように作業していると・・・
石森君から「電線の下をくぐったら背中がびりびりした!?」との報告を受け

まさか、漏電している?
引き込み電線の根元を確認しましたがそれらしいものはない。
何なんだ?と壁を触った瞬間、私の手にも電気ショックが!
引き込み電線周辺の壁が電気を帯びています!
非常に危険な状態なので、北海道電力に電話すると大至急現場に来てくれました。
電力会社の方がテスター等を使って調べてみると、引き込み電線周辺の壁が
漏電していて、電線外側ではなく壁の内側に何か問題があるというところまで
判明しました。
火災の危険があるのでその日のうちに壁内部を電気が通らないよう仮設電線を
外部に新設し緊急対応してくれました。
後日調査したところ、外壁リフォームのサイディング張替え工事の際に
外側から打ち込んだビスか釘が電線を貫通したことで通電、高圧洗浄+雨により
外壁が広範囲で濡れたので漏電範囲が拡大したとの事でした。
漏電は非常に危険なので今まで火事にならなかったのが不幸中の幸いです。


工事初期から今まで経験したことがないことが発生しています。
浴室外側のサイディングに見慣れない白い跡?があります。
これはエフロレッセンスだと思われ、窯業系サイディングのモルタル成分が
何らかの影響で外側に滲み出している状態です。

問題個所のサイディングを剥がしてみると、見たことのない下地が現れました。

サイディング裏側には結露がびっしりです。

含水率は11.4%、確実に異常な数値です。

他の箇所、8か所くらいチェックしましたが1%台で基準値でした。

この下地は今まで見たことがありません、なぜ?横胴縁と縦胴縁が交差している?
このサイディング下地の意味が理解できません。
横張りサイディングなのにどうして横胴縁が必要なのか・・・

縦方向へはこの小さな通気口しか通気しないということです。
異常なことが続くので作業を中断してお客様とのヒアリングを優先しました。
収集できた情報は以下の通りでした
・前オーナー様は新築施工後数年で外装サイディング工事を行った。
・そのサイディング張替え工事はクレーム工事として無償工事だった。
※近隣の方の証言ではかなり強引な手法で施工業者にクレーム工事を押し通したらしい。
・サイディング張替え工事前は縦張りサイディングだった。
・・・大筋の流れは読めました・・・重い気持ちになります。

元々縦張りサイディングなので横胴縁だったのだが、強引なクレーム押しつけた
ことにより施工業者が予算不足?か感情的な問題かで横胴縁を撤去せずに
縦胴縁を設置した・・・
通常、胴縁やサイディング張り付けに使用するビスや釘の長さは決まっているはず
では?何故外壁よりもかなり内側に取り付けられてあるはずの引き込み電線を
貫通するようなビスを使うのか?
横胴縁未撤去による通気不良発生+長ビス使用で内部漏電なんてものを
作業知識の少なさから不慮の施工として行った?というのは不自然すぎます。
感情的な問題により意図的に行われていたらと思うと恐ろしいことです。。。
お客様には数日かけて事情説明しました。
下地から全てやり替えてサイディング張替え工事にするのが最も安全だということ。
全オーナーと施工業者間でのトラブルがあった可能性という仮説で発生しうるリスク等。
工事を中断して十分時間をかけて協議しました。

予算と効果の兼ね合いから最終決定したのは、とにかく浴室廻りの
サイディング内部結露がひどいので、浴室に干渉する横胴縁は全て撤去する。

基本的には含水したサイディングは使用せず廃棄し、新しいサイディングを
取付けるものですが、それもまたサイディング部材費、産廃処分費等が
発生します。
コストと想定耐用年数の兼ね合いから再利用を決定。
含水率が1%になるまで天日干しします。

さらに結露が再発した際に裏側からの吸水を防ぐため、防水処理してあります。
お客様にとっても想定外なことが連発しているわけであり、それに伴う費用も
発生してしまいますので、当店としては当初見積り外の工事に対しては
原価で提供することでバックアップしたつもりです。
続く。。。

3月下旬は手稲区富岡住宅と並行する形で、西区発寒住宅を施工させて頂きました。
発寒住宅は珍しい形で施工依頼を受けることになったのですが
元々、この住宅は8年前に当店で屋根塗装を施工しており、その時は前の施主様が
居住していて、現在の施主様は3年くらい前に中古住宅として購入したようです。
ではなぜ?当店のことをご存じだったかというと、前回工事の見積と保証書を
購入時に受け取っていたようで、それで当店へ見積依頼が来た形となります。
この度は当店に工事ご依頼して頂き誠にありがとうございます!

足場内に電線が数本入っているので注意が必要です。

高圧洗浄作業いつものように作業していると・・・
石森君から「電線の下をくぐったら背中がびりびりした!?」との報告を受け

まさか、漏電している?
引き込み電線の根元を確認しましたがそれらしいものはない。
何なんだ?と壁を触った瞬間、私の手にも電気ショックが!
引き込み電線周辺の壁が電気を帯びています!
非常に危険な状態なので、北海道電力に電話すると大至急現場に来てくれました。
電力会社の方がテスター等を使って調べてみると、引き込み電線周辺の壁が
漏電していて、電線外側ではなく壁の内側に何か問題があるというところまで
判明しました。
火災の危険があるのでその日のうちに壁内部を電気が通らないよう仮設電線を
外部に新設し緊急対応してくれました。
後日調査したところ、外壁リフォームのサイディング張替え工事の際に
外側から打ち込んだビスか釘が電線を貫通したことで通電、高圧洗浄+雨により
外壁が広範囲で濡れたので漏電範囲が拡大したとの事でした。
漏電は非常に危険なので今まで火事にならなかったのが不幸中の幸いです。


工事初期から今まで経験したことがないことが発生しています。
浴室外側のサイディングに見慣れない白い跡?があります。
これはエフロレッセンスだと思われ、窯業系サイディングのモルタル成分が
何らかの影響で外側に滲み出している状態です。

問題個所のサイディングを剥がしてみると、見たことのない下地が現れました。

サイディング裏側には結露がびっしりです。

含水率は11.4%、確実に異常な数値です。

他の箇所、8か所くらいチェックしましたが1%台で基準値でした。

この下地は今まで見たことがありません、なぜ?横胴縁と縦胴縁が交差している?
このサイディング下地の意味が理解できません。
横張りサイディングなのにどうして横胴縁が必要なのか・・・

縦方向へはこの小さな通気口しか通気しないということです。
異常なことが続くので作業を中断してお客様とのヒアリングを優先しました。
収集できた情報は以下の通りでした
・前オーナー様は新築施工後数年で外装サイディング工事を行った。
・そのサイディング張替え工事はクレーム工事として無償工事だった。
※近隣の方の証言ではかなり強引な手法で施工業者にクレーム工事を押し通したらしい。
・サイディング張替え工事前は縦張りサイディングだった。
・・・大筋の流れは読めました・・・重い気持ちになります。

元々縦張りサイディングなので横胴縁だったのだが、強引なクレーム押しつけた
ことにより施工業者が予算不足?か感情的な問題かで横胴縁を撤去せずに
縦胴縁を設置した・・・
通常、胴縁やサイディング張り付けに使用するビスや釘の長さは決まっているはず
では?何故外壁よりもかなり内側に取り付けられてあるはずの引き込み電線を
貫通するようなビスを使うのか?
横胴縁未撤去による通気不良発生+長ビス使用で内部漏電なんてものを
作業知識の少なさから不慮の施工として行った?というのは不自然すぎます。
感情的な問題により意図的に行われていたらと思うと恐ろしいことです。。。
お客様には数日かけて事情説明しました。
下地から全てやり替えてサイディング張替え工事にするのが最も安全だということ。
全オーナーと施工業者間でのトラブルがあった可能性という仮説で発生しうるリスク等。
工事を中断して十分時間をかけて協議しました。

予算と効果の兼ね合いから最終決定したのは、とにかく浴室廻りの
サイディング内部結露がひどいので、浴室に干渉する横胴縁は全て撤去する。

基本的には含水したサイディングは使用せず廃棄し、新しいサイディングを
取付けるものですが、それもまたサイディング部材費、産廃処分費等が
発生します。
コストと想定耐用年数の兼ね合いから再利用を決定。
含水率が1%になるまで天日干しします。

さらに結露が再発した際に裏側からの吸水を防ぐため、防水処理してあります。
お客様にとっても想定外なことが連発しているわけであり、それに伴う費用も
発生してしまいますので、当店としては当初見積り外の工事に対しては
原価で提供することでバックアップしたつもりです。
続く。。。