グリーンペイント スタッフのブログ

仕事、趣味など、ちょっとしたことです。 以前のブログはこちら→http://green-p.biz/blog-ts

2023年06月

グリーンペイント寺沢です。


6月下旬は西区八軒住宅を施工させて頂きました。
西区八軒住宅
八軒住宅は去年、近くのリピーター様の住宅塗替えをしているときに

ご紹介いただいたお客様になります。

当店を選んでいただき誠にありがとうございます!
目地底面ボンドブレーカー貼り
既存のシーリングを撤去した後に、目地底面へボンドブレーカーを

貼り付けます。

この作業でシーリングの三面接着を防止出来ます。
シーリングプライマー
シーリングプライマー塗布・・・塗布とは?

シーラーを塗装しました。・・・屋根下塗り完了です。・・・

塗布とは何であろうか?ググってみてもあいまいな回答揃いです。

何故シーリングプライマーの場合は塗布と言いたくなるのか?

塗布量が少ないといいたくなるのか?塗る面積が少ないとなのか?



シーリングプライマーはシーリングの密着性を上げる効果があります。
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シリコンシーリング処理
シリコンシーリング処理です。

シリコンシーリングはとても密着性が悪いので、シリコンシーリングに

対応できる高密着のプライマーが必要です。
2液混合型エポキシシーラー下塗り
下塗りシーラー塗装です。

1回目の窯業系サイディング塗替えではなるべく高密着なシーラーを使用します。

窯業系サイディングは無機塗装、光触媒コーティング等の密着性が悪い

特殊処理がされてあったり、そこまで特殊な処理ではない親水コーティング

なども多いことから、1回目の塗替えは慎重に下塗り選定する必要があります。

今回使用したシーラーは、上記のコーティングすべてに対応できる

2液混合型エポキシシーラーを使用しました。
軒天井板がボロボロになっている箇所がある
軒天井の1枚だけボロボロになっていました。

そのような場合、劣化した軒天井板を剥がすと大抵は理由が見つかります。

劣化箇所廻りの板に浸水した跡はほとんど見られませんでした。
軒天井劣化箇所真上の唐草
劣化した軒天井真上の唐草周辺です。

このサビはトタン内部に水が廻ったときに出るサビです。
止め釘周りも腐食がすごい
唐草の止め釘周りもこのようなサビが発生しています。

塗膜下にボコボコと浮きがある場合は内部からの水の影響が大きい。
こんな感じで穴が開いている
この穴しか考えられません
その上になる屋根端部の状況です。

明らかにおかしな穴が開いています。

新築施工時の屋根板金工の技術力が低かったことがこの穴の発生した原因です。

板金折り曲げ加工にはそこそこの技術力が必要なはず、能力の低さが

施主様に害を与えてしまうのはどの業種でも同じであります(-_-)



ちなみに、屋根表面の塗装膜が見事に剥がれまくっていますが

施主様に確認したところ、一人親方らしき年配の職人さんが塗ったものらしく

下地処理作業を行った形跡もなく、その影響で剥がれやすくなっている所に

塗料の希釈をたっぷり行ったことでとどめを刺した形です。

さらに隣マンションの磁器タイルにペンキを飛ばすおまけつき。。。


再度ですが職工能力の低さは施主様にあらゆる害を及ぼすという

考え方は、このような事例を見るたびに確信へと変わります。


続く・・・






















グリーンペイント寺沢です


花川住宅の続きです。
バルコニーの床タイルが剥がれています
1Fバルコニーの床に施工してある磁器タイルがあちこち剥がれています。

磁器タイルは防水性が高いのですが、経年劣化により目地セメントの

防水性が低くなり、目地から浸水するようになります。
タイル接着用セメントで
タイル接着用のセメントを使用します。
後で防水施工することになっています
この床面は防水機能をはたしていない可能性が高いので、今回の施工では

磁器タイルごと防水膜で覆う形で施工します。
手摺支柱に水が溜まっています
防水施工の前に手摺支柱が気になります。

このタイプの支柱は中が空洞になっており、外気温との温度差により

内部で結露した水分が溜まり、冬期間の凍結膨張で鉄が裂けたり

支柱内部底面から床コンクリートに浸水しモルタル爆裂に繋がったり

多くの問題を発生させます。
水を抜きます
↑ こんな感じで中に水が溜まっていることが多いです。
グラウト材を注入
底面から少し上に穴をあけ水を抜いてから、グラウト材を注入します。
穴からあふれ出るまで注入します
穴からあふれ出したらOKです。

このグラウト材が内部で固まることにより、新しい底面が出来上がり

水はたまることなくこの穴から排出される仕組みです。
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ガルバリウム波板を吹き付け工法で施工する場合もありますが

近隣への塗料飛散事故のリスクが大きく上がり、さらに吹き付け可能なまで

塗料を希釈する必要があることから、塗料耐久性を大きく下げてしまうので

グリーンペイントでは刷毛塗り仕上げを行っています。

無希釈では刷毛筋等が目立ち仕上がりも良くないので、美観と耐久性のバランスから

5%という低希釈で施工したので、耐久性はとても期待できると思います!



この度はグリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございました!!

グリーンペイント寺沢です

6月中旬は石狩市花川住宅を施工させて頂きました。
石狩市花川住宅
花川住宅は当店の公告を見て見積り依頼→工事ご依頼いただいた

新規のお客様になります。

グリーンペイントを選んでいただき誠にありがとうございます!
シーリング箇所が多い
実際はこのようなマスキングテープの貼り方はしていないのですが

シーリング箇所の多さを表現するためにやってみました(^^;
シーリング用プライマー
既存シーリング撤去後のプライマー塗布。
凹凸が多いので時間が掛かります
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既存のシーリングはとても細く、薄く施工してあったのでほとんどが

ボロボロに風化して断裂していました。

既存と比較して新しく施工したシーリングは幅、厚み共に3倍以上あるので

確実に高耐久性が期待できます。
ガルバリウムでも場所によってはサビが発生します
花川住宅の外壁はガルバリウム鋼板の金属サイディングなのですが

ガルバリウムはノーメンテナンスでも25~30年位の耐久性がある

と言われ、それがうりになっていますが・・・

シルバーの無塗装ガルバリウムで条件が良ければ出来なくもないですが

塗装されたガルバリウムの場合、10年もたつと色褪せて古ぼけてきます。

さらに直接雨のかからない箇所にはサビも発生するので、ノーメンテナンス

と言ってよいものか疑問に思います。
密着性の高い下塗り
花川住宅も塗装されたガルバリウムなので退色が進んでいます。

生産工場で既に塗装されてあるので、ガルバリウム特有の塗膜密着不良が

発生する可能性は低いのですが念のためガルバリウムにも確実に密着する

2液エポキシプライマーを下塗りに使用しました。
サビ発生個所は黒色サビ止め塗装
同じくサビ発生個所の処理
サビが発生していた箇所にはプライマー塗装後に、黒色サビ止めを

タッチアップ塗装してあります。
屋根全面に写真のようなめくれがある
全体的に密着していないようです
屋根には全体的に上の写真のような塗膜めくれが発生しています。

花川住宅は木の城大雪がハウスメーカーになります。

木の城大雪は屋根にガルバリウム鋼板を使用することが多く

この塗膜めくれの理由がすぐ思いつきます。

塗膜に雨跡が付いていることからも、これは確実にイタペンと呼ばれる

塗装集団の仕業で間違いないでしょう。。。|д゚)
※イタペンとは。。。痛いペンキ屋の略称です。
屋根塗膜がここまで剥がれる!?
確認の為高圧洗浄ガンを近づけただけでこの剥がれようです。

無知、あるいは悪意あるイタペンがガルバリウム鋼板に無研磨+無プライマー

というとんでもなく無謀な塗装をした結果です。
ガルバリウムにも密着するプライマー
このような場合、2択を選択することになります。

選択1は塗膜をすべて除去してから適合プライマーを塗り、塗装仕上げを行う。

選択2は屋根ガルバリウム鋼板は耐久性が高いので放置し、新築から35年ぐらい

経過後に錆の発生具合を見て更に放置か、選択1あるいは屋根張替えを選ぶ

というかたちになります。

今回はガルバリウムの状態が良いので美観上から剥離箇所のみタッチアップ塗装を

選択していただきました。
タッチアッップで塗装、屋根はここまで
美観性を考えるのであれば全面塗装すれば良いのでは?とも思えますが

全面に塗装した場合、下地がまるで密着していないので塗料が乾燥する際の

収縮作用により、下の塗膜がめくられやすくなり剥離速度を上げてしまうので

コストは最小限に抑えるのが最善と判断しました。


続く。。。











グリーンペイント寺沢です。


6月上旬は手稲区富岡住宅を施工させて頂きました。
手稲区富岡
富岡住宅の施主様は当店の広告を見て施工ご依頼頂きました。

ありがとうございます!
足場仮設完了
富岡住宅はデザイン住宅と呼ばれるタイプの施工で

外壁はガルバリウム鋼板とモルタルを合わせたなかに木部壁を

アクセントとして使っています。

今回塗装箇所はモルタル壁の塗装になるのですが、それとは別に施主様が塗装した

木部壁の施工レベルがとても高くDIYの域を超えておりました(^^;


工事工程の都合から、富岡住宅は職長斉藤氏が施工することになったので

写真はここまでになりますm(__)m


それにしてもあのオスモを使った木部壁塗装には驚きしかありません。。。


この度はグリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございました!















グリーンペイント寺沢です。


北区篠路住宅の続きになります。
中塗り塗装です。
外壁中塗り塗装です。
上塗り塗装です。
上塗り塗装、前回15年前は弱溶剤2液ウレタン塗装仕上げでしたが

今回は弱溶剤2液シリコン塗装仕上げなので、15年位の対応年数を期待。
※2液ウレタン塗装はだいたい10年位の対応年数です。
コーナー材はアクセントで白色に
パステルカラーの住宅にはコーナーを白色にしてみるのもありかなと思います。

篠路住宅は元々コーナーが白色でした。
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屋根の下地処理研磨作業です。

この研磨作業には細かい傷を作り塗料の密着性を上げるだけではなく

塗装表面のザラツキを除去する効果もあるので、仕上がりはツルツル

フラットになるので雪の滑りも良くなります。
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横張トタンの下地処理では、トタンかみ合わせ部位のケレンも重要です。
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このかみ合わせ部位はゴミやほこりが溜まりやすく、サビも発生しやすいので

しっかり研磨して付着物を除去しなければなりません。
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雪止め立ち上がりがある場合はトタン曲げ加工箇所をチェックします。
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トタンを曲げ加工する際に切れ込みを入れるのですが、その後の隙間を

シーリング防水していないと漏水に繋がることがあるのでシーリングで

隙間を確実に塞ぎます。
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2液ハイソリッドシリコン塗装仕上げです。
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さすがに木部は劣化が進行しています。

木部は最も劣化しやすく、私の経験から考えて床面は5年に1回塗装しても

足りないくらい劣化が進行します。

篠路住宅の施主様が途中で1回塗装したようで、そのおかげで

このくらいの劣化で収まっているのかもしれません。
木部用シーリングで補修形成
腐食箇所を元に戻す方法は無いので除去します。

欠損した部位には木材用のシーリング充填して形を形成します。
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木材用の含浸型防腐塗料を2回塗りして仕上げます。
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ガス排気塔廻りはサビの再発が予想されるので下塗りから数えて

8回塗装したので次は簡単にサビが出ることはないはずです!
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いつもグリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございます!






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