グリーンペイント寺沢です


8月お盆休み明けは手稲区新発寒住宅からスタートです。

新発寒住宅はグリーンペイントで外壁・屋根共に施工させて頂いている

お客様からのご紹介で当店に施工依頼を頂くことが出来ました。
手稲区新発寒住宅
発寒住宅は、建物周りの敷地が1メートル以内の箇所が数か所あったので

通常使用している枠組み足場ではなく、幅の狭いビケ足場を使うことにしました。
足場仮設完了
既存外壁はモルタル仕上げの上に、リシン塗装仕上げで

外壁は新築から一度も塗替えをした形跡がなく、築年数から30年以上経過

していると思われ、高圧水洗浄作業後にはっきりと、その影響が出ました・・・
外壁高圧水洗浄
150キロ(住宅塗替えの平均的水圧)の洗浄機で、壁から20~30㎝の間隔の

洗浄しているだけで、既存塗膜脆弱箇所は

みるみる剥がれていく?いや、取れていく?そんな表現が当てはまるような
高圧水洗浄の水圧でここまでなった。
下地のモルタルが出ていますね
このような風化した塗膜は壁面に固着しておらず、付いているだけのような物で

浸透固着作用のあるシーラーを何度塗っても、完全に固着させることは難しく

塗替え後の塗装膜剥離にも繋がるので、
高圧水で除去するのが最も良い

リシン骨材が剥き出しになっています
風化塗膜も、ある程度洗浄水を当てていると、それ以上は剥がれなくなり

その状態まで除去すると、残った既存塗膜は密着しているので

安全にその後の外壁施工が行えるようになるのです。


それにしてもすごい粉の量です・・・後の掃除が^^;
既存塗装膜が風化している?
ここまで風化が進んでいるのは稀です
続いては軒天井ですが、各所でボロボロに劣化している箇所があり

合計で9枚程度の交換が必要な状態です。
軒天井がボロボロに
このような軒天井板材の劣化が起きるパターンは、大抵上からの浸水が多く

劣化した軒天井材を撤去して屋根裏を覗いてみると
劣化軒天井を撤去すると
屋根トタンから下へと→防水シート→野地板という構造の屋根ですが

劣化軒天井の上になる野地板には、、浸水のシミがないということは・・・
木材にシミが無いので屋根からの浸水ではないようです
怪しい個所は・・・ありました!軒天井近くの見切りトタンが怪しい!!

犯人はお前だ!見切りトタン端部の隙間ッ!!コナン風^^;
軒天井際の見切りトタンが怪しい
この隙間から浸水しているようです
通常、このようなトタン見切り材は、外壁モルタル内部で立ち上げて

施工される物ですが、コーナー部位の折り曲げや、重ね合わせ加工などで

隙間が出来てしまい、外壁に出来た隙間からの浸水

軒天井へ流れて行った可能性が高いと判断しました。

すき間を埋めます
隙間付近の脆弱部位も、綺麗にケレンしてからのシーリング防水処理です。
見切りトタン端部シーリング防水完了
上からの浸水箇所を塞いでから、劣化軒天井を新しい板材に張替え

浸透固着作用のある弱溶剤系浸透性シーラーで表層を固着させます。
軒天井も弱溶剤浸透性シーラーで固着させます
続いて外壁に取り掛かります。

外壁にはモルタル下に入っているはずの、ラス金網から出ていると思われる

サビが出ています
外壁には下地ラス金網のサビが出ている
既存塗装膜の防水性が低くなり、塗膜下のモルタルに浸水を

繰り返し
ているうちに、ラス金網まで水分がたどり着き

このようなモルタル表層欠損と、点サビが発生しています。

白色サビ止め塗料でサビ止め処理
モルタルの外壁には水性系塗料を使用するので

このような点サビを封じ込める力が弱いので、外壁塗装前に

弱溶剤系のサビ止め塗料で防錆処理をしておきます。