グリーンペイント寺沢です


今日のこの一枚!
ふと見ると違和感があり
屋根見積り中にお隣のアパートに違和感を覚え

見てしまうと・・・大胆に露出された違和感の原因が
おおっ、これは!
塗装工にとって色々なシチュエーションを掻き立ててくれる状態になっています^^;

あまりジーーとみていると不審なので素早く確認用写真を3種類撮り

後でゆっくりと考察してみようなどと思い



シンプルに考えて塗装店が屋根塗装を請け負ったのだが途中まで塗装し

材料がなくなったので塗り残した。


オーナー様が安く済ませようと自前で塗装したが、途中で材料か根気の

どちらかが尽きてしまい塗り残した。


ここら辺がシンプルに考えられるですが
考えさせられる
さらに寄って確認すると違和感が強くなっていきます。

塗装済み?と思われたトタンにもサビが発生しているようです?

このような塗り残し塗装をする状態なので下地処理研磨、錆落としを

簡易に施工したのでサビが早期に再発したなどとも考えられますが

外壁の塗装劣化程度で、色が抜け落ちるほどの劣化をしている。

新築から20年以上経過しているのではないかと思われ

建物形状やこの地区の造成開始時期から考えて

新築から現在までノーメンテナンスではないかと?


3枚目の写真をクリックしてしてもらうと確認しやすいのですが

中央のダクトから上側のトタン、立上り部位のシーリング

このシーリングは高劣化部位と低劣化部位に同じように施工されている

塗装した場合シーリングは着色されます。

また屋根塗装においては塗装後の後打ちシーリングは聞いたことがありません。


結論=この屋根は新築から現在まで塗替え未塗装の状態で

何らかの理由で耐候性能の違うトタンを使用した部位がサビサビになっている。

経過年数20年以上であれば通常の亜鉛メッキ鋼板がこれくらいサビるのは普通で

サビていないほうのトタンが何なのか?ガルバリウムだろうか?

磁石を当てるとすぐわかるのですが勝手にそんなことは出来ないので

推測の域を出ることは出来ません。


オーナー様がアパート新築時に耐候性の高いトタンを注文したが

工務店下請けの屋根板金施工店が当初の発注では足りなくなった高耐久性トタンを

すぐ手に入る同色の通常トタンを施工し誤魔化したのが20年以上経過して露見した。

直接受注の元請けになる工務店は知らなかった、あるいは黙認したか。。。

犯人はあなただ屋根板金施工店さん!。。。なんてね(;^ω^)


アパートオーナーさんに屋根劣化を知らせてあげたいが

きっと不動産会社が仲介に入っていて、メンテナンス管理も行っているはずなので

もめるな・・・と。。。こんなことを考えながら悶々と自問自答( ゚Д゚)
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