グリーンペイント寺沢です


2Fの塗装も終わり、残りの足場を解体して1F木部の塗装に移ります。
残りの足場も解体
回転型窓の塗装ではこのように2回に分けて足場解体をする必要があり

自社足場で組み立て解体を行える環境が整っていないと

この作業を外注足場業者に依頼した場合、高額な足場単価となり

塗装工事全体の工事金額を押し上げてしまうことになります。
1F窓の塗装を始めます
1F窓も2F窓と同じ状態です
1Fの窓も2F窓と同様に未塗装部の劣化が進み灰色化しています。
南西面の窓は灰色化まで劣化が進行しています
木繊維の断裂が発生しています、このまま未塗装を続けると木材腐食が始まります。
木部は断裂箇所が埋まるまで塗装を繰り返しました
今回の塗装工事では木材の劣化が著しく、耐久年数の過ぎてしまった

造膜型木部塗膜の表層を貫通して、水の浸水を繰り返していた状態で

放置すると交換するしかなくなる木材腐食の一歩手前でした。
マクロ表層がこの状態になるまで厚みを付けました
既存の塗装は剥がせるだけ剥がし、新たにメーカー期待耐候性が10年の

オリンピックステインマキシマムを塗装しました。

既存塗装膜を剥がしている箇所もあり、劣化した木材表面だったので

劣化具合によっては箇所により4回塗装する必要もあり、最終的に木材全面で

上の写真のような塗膜に隙間の無いフラットな状態で仕上げました。
玄関と浴室は白色で塗装
玄関扉と浴室(室内側)だけが白色仕上げとなっています。
塗装前にゴムパッキンは外しておきます
玄関扉のゴムパッキンはパッキンの入っていた箇所や、細かい隙間が塗装出来なく

なるので塗装前に外しておきます。
隅々まで塗装出来ますね
塗装乾燥後にパッキンを復旧します
塗装後にパッキンを復旧します。

パッキンが入ったまま塗装すると、養生していてもパッキンに塗料が

付いてしまうこともあり、美観上もパッキン取り外しの方が良いですね。
多機能型水性塗料では必ず発生するようで
界面活性剤が滲みます
上の写真2枚は木部塗装後に降雨があり、その際に流れ出した界面活性剤です。

最近の塗装工事で問題となっているこのシミ、原因は高機能化した塗料で

高機能にするには元来の塗料に各種成分を配合する必要があり

その配合物をうまく混合する際に、界面活性剤が必要不可欠となり

高機能型塗料=各種成分配合=界面活性剤を多く配合、という形になるそうで

食器洗剤等に含まれているのと同じ、界面活性剤が塗装後に表面に浮きだします。

この現象は日本国内の大手塗料メーカーでも起きていますが

米国PPG社製のオリンピックステインマキシマムでも同様に発生することから

高機能型水性塗料には付随してしまうようで

このシミは降雨の度に流れ落ち1~3回程度の雨でほとんどなくなります。

このシミを出さないよう過去に主流だった汎用塗料を使うか?

一時的なものなので新型の高機能塗料を使うか?


写真撮影後1週間後に再度伺った時にはすでにこのシミは流れ落ちていたことから

グリーンペイントではお客様へ事前説明したうえで新型高機能塗料を使います。

せっかくの塗替えなので高機能、高耐久性という特性は外せません。


この度はグリーンペイントへ工事ご依頼頂き誠にありがとうございました!!