グリーンペイント寺沢です


9月下旬から南区山鼻住宅を施工させていただきました。
南区山鼻住宅
山鼻住宅は、当店で数年前に屋根塗装工事をご依頼頂いたお客様の

ご両親様の住宅になります。

ご紹介いただき誠にありがとうございます!
綺麗に見える外壁ですが
一見綺麗に見える外壁ですが
尋常でないチョーキング量
尋常ではない量のチョーキングが表層に溜まっています。
高圧水洗浄を行うと
洗浄作業を始めます。
真っ白い水が流れ出ます
白く濁った水が大量に流れ出します。
これほど出ることは稀です
原因は前回塗装した塗料がラッカーエナメル塗料だったのではないかと考えられます。

20~30年前に使用されていた塗料で、「シンナー」と言って

真っ先に想像する強烈な臭いのする塗料で

令和になった現在に使用すると異臭騒ぎで警察が来てしまうような塗料です。
上が洗浄後、下が洗浄前です
艶が独特で、ピアノに施されているようなしっとりとした綺麗な艶が出ます。

しかし、耐候性は5~6年程度ととても短く、放置期間が長くなると

分厚いチョーキング層を作ってしまいます。
チョーキング層を洗い流せました
かなり綺麗になりました。
外壁止め釘周辺の劣化
洗浄作業で各所に欠損が発生しました。

チョーキング層は防水性や撥水性が低いので厚みがあっても

水分が浸みて基材の劣化に繋がります。
釘穴周辺から浸水を繰り返すようです
初期の窯業系サイディングです。

サイディングは構造上どうしても釘やビスで外部から止める必要が

ありますが、やはりその差し込んだ際の隙間から長期間をかけて浸水し

凍結膨張作用も相まってこのような欠損へと繋がります。
既存シーリングの表面が変です
既存シーリングの表面に細かいひび割れがあるので確認すると

薄いシーリング層がありました。
前回シーリングは増し打ち工法でした
1㎜程度の厚みしかないのでシーリング断裂を抑止する効果はほとんど無く

美観上の効果しか得られません。
目地底面にボンドブレーカーを取り付けます
信用性の低い既存シーリングだったので極力撤去できるように作業します。

目地底にはボンドブレーカー(緑色)を取り付けます。
シーリング施工完了
確実な施工でシーリングを打ちなおし、その上に塗装膜が形成されると

シーリング単体(シーリング表し仕上げ)よりもはるかに寿命が延びます。
右側が研磨後、左側が研磨前になります
続いて、屋根トタンの下地処理研磨作業です。

屋根塗装の塗膜剥離とサビの発生を防ぐとても重要な作業です。
サビ発生個所は特に念入りに
錆の発生個所は特に念入りに研磨します。
黒色サビ止め塗装完了
研磨後は速やかにサビ止め塗装を行う必要があります。

研磨して金属下地が露出している所は夜露などの水分で

数時間でサビが発生してしまうからです。
端部シーリング防水
トタン端部は屋根専用の高耐久シーリングで打ち替えます。


続く