グリーンペイント寺沢です
10月下旬は北区太平住宅を施工させていただきました。

太平住宅は7年前に屋根塗装を施工させていただいたリピートの
お客様になります。
再度当店へ工事発注して頂き誠にありがとうございます!

工事内容は、車庫の木製手摺補修と屋上防水、車庫壁塗装の施工です。

木製手摺の状態が非常に悪く、手摺の最下段とでも言いますか
土台になる木部がほとんど腐っている状態です。
数年前、他業者様に手摺のぐらつきを補修してもらったそうですが
その際補修した箇所が上の写真の色違い箇所、赤っぽい木部を
あてぎのように補強したそうです。

土台部分木材の腐り方が尋常ではなく、あてぎ工法はほとんど
効果がない状態になっているので早速解体していきます。

腐ってしまった木部を復活させる方法は無く、腐食部は除去して
新しい木と交換するほか補修方法はありません。

腐った部分を外していくと、さらに問題が見つかってくるのは
よくあるパターンですが



手摺固定用のアンカーボルトの腐食が進行していることも確認できたので
既存アンカーボルトは全て撤去します。

手摺は寄りかかり体重を預けることもあり、その手摺の根元を支える
アンカーボルトが腐食で半分以下に細くなっているのは危険すぎます。

新たにアンカーボルトを取り付け、前回と同様の腐食が発生しないよう
根元をシーリング防水しておきます。

手摺として致命的なほど劣化が進行してしまった元凶は間違いなく、
この手摺木部をはめ込むために作られた溝にあります。
手摺をピッタリはめ込み、台風の風圧や積雪による荷重等でずれて
落下したりしないように作られたものではないかと思いますが
その溝にはめ込むのが木製手摺ということが分かっていながら
水が溜まる構造とは、問題があります。

溝による固定効果が欲しく、かつ木製手摺にこだわるのであれば
溝内に溜まるはずの水を水勾配のみで確実に抜くことが必須になり
限りある高低差という条件で完璧な水勾配をとるという作業は
とても難易度が高い作業になります。
1か所しかない排水溝へ、全ての勾配を確実に確保することは難しいことから
水が溜まってしまう溝など無いほうが良く、立ち上がり天場溝を
厚付け用樹脂モルタルでフラットに形成することにしました。
上の写真はモルタルの急激な水分蒸発によるドライアウト防止用の
シート養生になります。

立ち上がり部位の改修と並行して、車庫屋上の防水も同時進行します。
現在、屋上防水はアスファルト防水が施工されていますが
15年以上前の施工で、車庫内への漏水が発生している状態です。
まずは一番漏水の怪しいシーリング個所を撤去して
新しくシーリングを打ち換えます。

アスファルト防水用のシルバートップコートが施工されてあり
このシルバートップとポリマーセメントとの相性が良くないので
専用プライマーを下塗りに使用する必要があります。

アスファルト防水の改修方法としては継ぎ目部位をアスファルト系の
充填剤で補修した後に水性のシルバートップコートを塗装します。
しかし、その工法では今回の最も肝心かなめになる立ち上がり部位の
モルタル露出箇所の防水が弱くなり、再発を招きます。

アスファルト防水との相性も良く、柔軟伸縮性も併せ持ち
かつ、防水材の中では施工コストが低いポリマーセメント防水が
最も理想的な防水材選択で、心配な立ち上がり部位も確実に
処理することができます。

車庫外壁には塗膜浮きや塗膜剥離が各所に発生しています。
この発生理由は、同時施工している屋上立ち上がり部、天場溝に溜まった
水がモルタル内部に浸水して外壁各所に出ているためです。
外壁下塗り、微弾性フィラー塗装です。
水は上から下へ流れる為、このような外壁に施工する塗装も
上部になる屋上防水を確実に行ってからでなければ
数年でボロボロになってしまいます。
10月下旬は北区太平住宅を施工させていただきました。

太平住宅は7年前に屋根塗装を施工させていただいたリピートの
お客様になります。
再度当店へ工事発注して頂き誠にありがとうございます!

工事内容は、車庫の木製手摺補修と屋上防水、車庫壁塗装の施工です。

木製手摺の状態が非常に悪く、手摺の最下段とでも言いますか
土台になる木部がほとんど腐っている状態です。
数年前、他業者様に手摺のぐらつきを補修してもらったそうですが
その際補修した箇所が上の写真の色違い箇所、赤っぽい木部を
あてぎのように補強したそうです。

土台部分木材の腐り方が尋常ではなく、あてぎ工法はほとんど
効果がない状態になっているので早速解体していきます。

腐ってしまった木部を復活させる方法は無く、腐食部は除去して
新しい木と交換するほか補修方法はありません。

腐った部分を外していくと、さらに問題が見つかってくるのは
よくあるパターンですが



手摺固定用のアンカーボルトの腐食が進行していることも確認できたので
既存アンカーボルトは全て撤去します。

手摺は寄りかかり体重を預けることもあり、その手摺の根元を支える
アンカーボルトが腐食で半分以下に細くなっているのは危険すぎます。

新たにアンカーボルトを取り付け、前回と同様の腐食が発生しないよう
根元をシーリング防水しておきます。

手摺として致命的なほど劣化が進行してしまった元凶は間違いなく、
この手摺木部をはめ込むために作られた溝にあります。
手摺をピッタリはめ込み、台風の風圧や積雪による荷重等でずれて
落下したりしないように作られたものではないかと思いますが
その溝にはめ込むのが木製手摺ということが分かっていながら
水が溜まる構造とは、問題があります。

溝による固定効果が欲しく、かつ木製手摺にこだわるのであれば
溝内に溜まるはずの水を水勾配のみで確実に抜くことが必須になり
限りある高低差という条件で完璧な水勾配をとるという作業は
とても難易度が高い作業になります。
1か所しかない排水溝へ、全ての勾配を確実に確保することは難しいことから
水が溜まってしまう溝など無いほうが良く、立ち上がり天場溝を
厚付け用樹脂モルタルでフラットに形成することにしました。
上の写真はモルタルの急激な水分蒸発によるドライアウト防止用の
シート養生になります。

立ち上がり部位の改修と並行して、車庫屋上の防水も同時進行します。
現在、屋上防水はアスファルト防水が施工されていますが
15年以上前の施工で、車庫内への漏水が発生している状態です。
まずは一番漏水の怪しいシーリング個所を撤去して
新しくシーリングを打ち換えます。

アスファルト防水用のシルバートップコートが施工されてあり
このシルバートップとポリマーセメントとの相性が良くないので
専用プライマーを下塗りに使用する必要があります。

アスファルト防水の改修方法としては継ぎ目部位をアスファルト系の
充填剤で補修した後に水性のシルバートップコートを塗装します。
しかし、その工法では今回の最も肝心かなめになる立ち上がり部位の
モルタル露出箇所の防水が弱くなり、再発を招きます。

アスファルト防水との相性も良く、柔軟伸縮性も併せ持ち
かつ、防水材の中では施工コストが低いポリマーセメント防水が
最も理想的な防水材選択で、心配な立ち上がり部位も確実に
処理することができます。

車庫外壁には塗膜浮きや塗膜剥離が各所に発生しています。
この発生理由は、同時施工している屋上立ち上がり部、天場溝に溜まった
水がモルタル内部に浸水して外壁各所に出ているためです。

外壁下塗り、微弾性フィラー塗装です。
水は上から下へ流れる為、このような外壁に施工する塗装も
上部になる屋上防水を確実に行ってからでなければ
数年でボロボロになってしまいます。
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