グリーンペイント寺沢です


北24条住宅の続きです。
屋根の状況
既存塗装膜が剥がれています
既存の屋根塗装が大量に剥離しています。

剥離が集中している所と剥離の少ない所があり、剥離塗膜の下に

元々の既存塗装膜があることから

・ 希釈しすぎて塗膜性能が極端に下がった塗料を塗ったので剥がれた

・ 希釈材を目見当で入れたせいで各所塗膜剥離にばらつきが出た

・ 下地処理を行わないで塗装したので剥がれた

以上のことが考えられます。
研磨処理
剥離箇所を電動工具、先端ワイヤーブラシで処理します。
ワイヤーブラシを使用
剥離箇所はバラバラと剥がれるがそうでないところはなかなか剥がれない。
電動工具による研磨処理後
こんな感じで剥がれる所は剥がれます。
金属密着性の高い下塗り
その後トタン素地と既存塗膜とはっきり分かれた状態になったので

双方ともに密着効果が期待できる2液エポキシプライマーを塗装。
既存塗膜がパリパリ剥がれる?
残念なことに電動工具でもなかなか剥がれなかった既存塗膜が

超硬スクレイパーでパリパリと簡単に剥がれる状態に・・・


どうやら1番下の塗膜となる、トタン出荷時に塗装された塗膜は

通常メンテナンス周期を大幅に超えてから1回目の塗り替えが行われた可能性があり

外的劣化要因、雨・積雪・紫外線・大気中化学物質等の影響で劣化が進行し

既定の密着力を失った状態になった所で冒頭で書いたような1回目塗装が行われた。

こんな仮説が当てはまるのかなと。。。


施主様に現状を説明し、今後2通りの施工パターンがあることを提案しました。

1 これ以上のコストをかけずに、もしかしたら今後剥がれないかもしれない
  ことも想定して、この状態から通常塗装を行う施工。

2 今後剥離が起きることを想定し、コストをかけて既存塗装膜をすべて除去
  する施工。

施主様からの返答は「信用しているので全部剥がして塗装してください」

との返答を頂きました。

物凄くうれしかったです。ありがとうございます。
剥離剤で塗膜を浮かします
剥離剤を使用
屋根トタンの塗膜除去として剥離剤を使用します。
剥離剤の作用
30分くらいで塗膜が浮き上がってきます。
浮いた塗膜をスクレイパーで削る
放置すると固まってこびりつくので浮き上がり次第、スクレイパーで

削ぎ落していきます。
細かい所は金へらを使います
ハゼの立ち上がり、狭隘部は金へらを使って削ります。
高圧水で塗膜除去
剥離剤はスクレイパー除去だけだと、微細な剥離カスが固着したり

剥離剤成分のワックス性分が密着不良の原因になったりするので

洗浄作業が必須になります。

150㎏圧力を近距離であてることで更に除去率を高めるのですが

剥離剤が完全に乾燥する前に洗浄することが望ましいということは

蒸発していない剥離剤成分が洗浄ミストに乗り飛散などしたら

近隣駐車している車の塗膜を侵食するなどと想像すると恐ろしくなります。
剥離剤が飛散しないようネットで覆います
洗浄ミスト飛散予防にメッシュシートを2人で立ち上げ壁を作ります。
剥離塗膜が排水溝に流れないようにします
ダクト排水口は下水道に直結しているので剥離塗膜が流れ込まないよう

ザルで蓋をしておきます。
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洗浄後の表面。
乾燥後に研磨タワシ
さらに細かいゴミを研磨タワシで除去します。

写真に写っているトタンのグレー色は塗膜顔料が剥離剤で溶けたものが

金属表面にこびりついたもので、塗膜として分類される膜厚を

持ったものではありません。
ようやく出来上がった素地
かなりフラットに仕上がりました
既存塗膜厚0です
最終的な仕上がり素地。

トタン屋根の既存塗膜剥離方法として一般的な方法は

ディスクグラインダーを使用して剥離を行う施工が多いと思いますが

大量の研磨粉塵が飛散するので市街地では問題が発生しやすく

狭隘部やハゼ立ち上がりの塗膜剥離が難しく限界があります。
金属プライマー塗装
下塗り完了
今回は完全に金属面が下地になったので金属対応の密着プライマーを使用。
黒色錆止め塗装完了
下塗りに黒色錆止め塗装。
端末シーリング
トタン端末シーリング。
2液ハイソリッドシリコン塗装
2液ハイソリッドシリコン塗料で仕上げます。
ダクト内も塗装
ダクト内も塗装。
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フラットな塗膜が完成しました。
中塗り後の上塗り
外壁中塗り後の上塗り。
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KIMG0676
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この度はグリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございました!