グリーンペイント寺沢です


4月上旬は手稲区前田住宅と並行して東区丘珠住宅を

施工させて頂きました。
東区丘珠付近住宅
丘珠住宅は新規で工事依頼して頂いたお客様になります。

丘珠住宅はサイズが大きい、通常サイズの1.5倍位あると思います。
サイディングが各所ボロボロです
高圧洗浄作業の後に、劣化サイディングが多数あるので取り外してみると
通気層は大丈夫ですね
通気層は問題ないのですが
木材が腐っています
かなり水が入っていたようで下地の木材が腐食しています。
腐食が激しかった場所
水の侵入経路をたどっていくと
何かがある
目視で確認できるような穴がある?
この穴からの浸水でした
珍しいパターンですがこのシーリングの穴から浸水していました。

丘珠住宅は前回の塗装工事後に張り替えたと思われる

若干色の違うサイディングが各所にあり、どうしてこんなに手直し

したのだろうか?と疑問に思っていましたが、この穴を見て不吉な予感がします。
新しい木材を取り付ける
新しく下地木材を取り付けます。

取付けの際は通気を確保できるよう、取り付け木材に隙間を作ります。

特に窓廻りは、下地木材を窓枠にピッタリつけると結露で腐食します。
サイディングのカット
採寸してサイディングをカットしていきます。

いつもこの作業を行うと感じるのですが、どうも私は採寸や切断作業は

好きではないようで、それを思うと改めて塗装工として生計を立てられることに

感謝しつつ作業を続けていきます。。。
※樹脂モルタル⇒なめらかな質感が大好き セメント⇒砂っぽくてザラツキがあるがギリギリOK   
 コンクリート⇒砂利がゴロゴロ入っている時点で拒否反応が出る
 同じ建築部材ですが好みは偏るものですね|д゚)
サイディング張り付け
採寸⇒カット⇒張り付け⇒シーリングという流れです。
窓下水切り跡の欠損
怪しい施工が続きます。。。
上部だけシールした跡がある
両側面にシール跡はない
前回の施工業者は、窓下伝い水防止水切りの端末シーリングを

上だけ施工して左右はシーリングしていません。

その結果、上の写真のように水切り両サイドから浸水し、あそこまでの劣化に

繋がるとは、想像の上を行きます。
増し打ちシールがめくれています
増し打ちシーリングも気泡が入ってこんな感じ
丸バッカーが大きすぎてシール厚が足りなくなっています
無理やりサイズ違いの丸バッカー入れたのでシーリングが薄すぎ。
増し打ちシールが簡単に剥がれる

既存シーリングの粉化物やブリードをふき取らないで増し打ちしたので

密着不良+増し打ちシール薄すぎで施工の意味がない。
破風裏の通気層を塞いである!?
ここまでさんざん既存の施工にダメだししましたが・・・

ついに、ラストの締めを飾るのにふさわしい問題行為
通気層を復活させます
破風板の裏側にある、通気用メッシュをシーリングで塞いでいます!
通常の通気層です
こっちが通常の通気層です。

屋根裏通気、外壁サイディングの通気層等、重要な役割を果たすものです。

どうして通気層を塞ぐという暴挙に出たのか?。。。


続く