グリーンペイント寺沢です


9月中旬は石狩市花川住宅と並行して、手稲区新発寒住宅を

施工させて頂きました。
手稲区新発寒住宅
新発寒住宅のお客様は当店の広告をご覧になられて、工事ご依頼いただいた

お客様になります、ありがとうございます!
高圧水洗浄作業
高圧水洗浄作業、この作業は地味な作業の為、一般的にあまり重要視されて

いないのではないかと思いますが、私は30年近くの塗装工経験から

塗替え工事において最も重要な作業と感じています。
洗浄作業後
時間と手間をかけて洗浄作業を行うと、上の写真のような基材欠損が

発生する確率は高く、洗浄作業前は何も問題なく見えていた外壁ですが

実は既存塗装膜の防水機能はすでに喪失していて、雨水がしみていた!
釘頭周りの浸水跡
前回塗替えから10数年経過する間に何百回と浸水、乾燥を繰り返し

5mmはあろうかという欠損が発生します。

なぜ洗浄作業で吹き飛ぶのか?

それは劣化箇所は粉のように粉化し、基材強度が無くなっているので

洗浄の水圧で簡単に吹き飛んでしまいます。
あいじゃくり周りの欠損
このような劣化箇所は目視や打診で発見するは非常に難しく

粉化部位のみを除去(壁全面)などは実現不可能な難易度になります。

それが、高圧水洗浄作業の水圧を使うと手間さえ惜しまなければ

比較的簡単に劣化箇所の発見、除去が出来ます。

粉化基材の上に塗装を行うのは、小麦粉の上に水飴を垂らすのと同じこと。。。

粉と共に簡単に水飴は剥がれ落ちることでしょう。(そんな料理はありませんm(__)m)

高圧洗浄作業を2時間で終わらせるか?、6時間かけるか?

3倍の労力と3倍の水道料金ですが、その建物の外装寿命を考えると

3倍程度とはまるで比較にならないほどの作業価値があります。
目地シーリング撤去
目地シーリングの撤去。
窓廻りシーリング撤去
窓廻シーリングの撤去。
換気口廻りが劣化しています
浴室換気口の廻りがボロボロになっています。

これはよくある劣化です。
劣化サイディングを外します
下地の透湿シートがグラスウールですが、この年代の建物であれば一般的です。

通気工法がとってあるので、通気不良の恐れはありません。
内部結露ではないかと思われます
内側から浸水したように見えます。
換気ダクトからの排気漏れ
たいていの場合、浴室から続く排気ダクトと換気口の接続箇所に

隙間があり、結露した水分がその隙間から漏れて、サイディング裏側から

浸水、劣化へと繋がることがほとんどです。

排気ダクトと換気口接続部をシーリングで防水しておきます。
ボコボコしています
雨の直接かからない鉄部には白錆が発生しやすい。
研磨作業
R0016026
研磨すると目視より広範囲に白錆が広がっていたことがわかります。
ガスBOXも研磨しておきます



続く。。。