グリーンペイント寺沢です


北区屯田住宅
10月上旬は北区屯田住宅を施工させて頂きました。

屯田住宅の施主様は当店の広告を見て工事ご依頼頂いたお客様になります。

グリーンペイントを選んでいただきありがとうございます!
高圧水洗浄作業
高圧水洗浄作業。

屯田住宅は外壁の塗膜剥離、欠損等はほとんど発生しませんでした。
既存シーリングを撤去します」
既存シーリングを撤去していくと、前回工事は増し打ち工法で

施工したことがわかります。
増し打ちシーリング
これが最初のシーリングです。

竣工から30年位経過しているので、増し打ちの連続は避けたほうが良い。
薄く施工してあります
既存シーリングが古くて柔軟性が低下していると、増し打ちシーリングも

追従して断裂することがあるので、経過年数に応じて撤去作業が必要です。
窓廻りシーリング撤去
前回のシーリングはALC壁材から窓枠の角にめがけて均すという

物凄く太いシーリング施工をしてありました。

広い所だと幅が40mmもあり、そこまで太くなるとシーリング耐久性に

貢献することも少なく、太すぎる違和感という美観上の問題が大きい。

今回の施工では、一般的なシーリング幅に戻して施工します。
既存バッカー材
バッカー材が大きすぎます
ここまで太いバッカー材はあまり見たことがありません。

これだけ太いとシーリングのうちしろが確保できなくなるので

うちしろ深さが10mm程度確保できる太さのバッカー材と交換します。
シーリングプライマー
シーリングプライマー塗布。

ALC材は表面がボロボロとした建材なので、プライマーをしっかり

塗っておく必要があります。
換気口の塗装が剥がれている
換気口の塗装が高圧洗浄で剥がれました。

適合したプライマーを塗らないで外壁用のシーラーで、樹脂、

プラスチック製品などを塗装すると簡単に剥がれてしまいます。

適合プライマーを塗ってから塗装します。
見返しトタンにサビ
見返しトタンにひどいサビが発生しています。
研磨するとほとんどサビでした
研磨していくと広範囲にサビが広がっています。

ここまでの劣化になる原因は、前回塗装時に下地処理はおろか

サビ止め塗装無しで上塗りのみを塗装した場合、これくらいの劣化に

進行してしまいます。
白色サビ止め塗装
白色サビ止め塗装。

白色破風は、白色というとても隠ぺい率の低い色で、下地の色が透けないよう

仕上げていかなければならないので、手間、労力が多く必要になります。

少しでも利益を増やし、手間を削ろうとするならば、隠ぺい力の弱い

サビ止め塗装を省いて上塗り2回塗りで仕上げる・・・まさか上塗り1回塗りだけ?

などという作業でもしたのかな~と推測。
白色破風はほとんどこんな感じです
建物の各所に使われている白色トタンは、至る所でに深度のあるサビが広がっています。

白色は紫外線でチョーキングしやすい顔料なので劣化しやすいことから

どれくらい手間をかけた塗装を行ったかを確認しやすい箇所です。



続く。。。