グリーンペイント寺沢です。


北区屯田アパートが終了したので、引き続き隣にある

屯田アパート2の作業に取り掛かります。
北区屯田AP2
同じ形をしているので解体した足場をそのまま使うことが出来ました。

AP1と同じなので組み立て作業も楽々です(^^♪
表層チョーキング紛が洗い流されてます
白く濁っています
高圧洗浄作業で流れ落ちた表層のチョーキング紛です。

チョーキング層は下塗りシーラーの密着性を低下させるので確実に

除去しなければなりません。
既存シーリングの状態は非常に悪い
前回塗替えから10年ちょっとしか経過していないのに

このシーリング劣化はありえません!

シーリングの側面が剥離している為、その小口から水が浸透し

シーリングに沿ってサイディング基材がボロボロになっています。
2液シーリング攪拌で気泡が混入しています。
撤去したシーリングには小さな気泡が沢山あります。

2液タイプのシーリングは主剤と硬化剤を混合する際、塗料のように

勢いよく混合すると気泡が入りシーリング耐久性に悪影響が出ます。

専用の撹拌機を使用すると気泡が入らないのですが、時間が掛かる為

手動の撹拌機なんかで混合するとこんな風になってしまいます・・・
目地底のボンドブレーカー貼り
目地底にボンドブレーカーを貼り付けることでシーリングの三面接着を

防止します。
シーリング均し作業
シーリング均し作業。
換気口には密着プライマーを塗っておきます
このタイプの樹脂製の換気口は20~25年くらい野ざらしにすると

ボロボロに風化します。

色も抜けて見た目も汚くなってくるので樹脂に密着するプライマーを

塗装しておきます。

密着専用のプライマーを塗装しないで外壁用の下塗りシーラーなんかを

直接塗装すると高確率で剥離します。
下塗りカチオン系シーラー塗装
役物のプライマー、シリコンシーリングの処理を済ませた後に

外壁下塗りシーラーを塗装します。

積雪寒冷地域の窯業系サイディングは、塗装屋にとって後々恐ろしい問題が

起きることがあるので、下塗りは窯業系サイディング用に開発されたエポキシ系

微弾性フィラーではなく、より密着性に主体をおいているカチオン系エポキシ

シーラーを使用しています。