グリーンペイント寺沢です。


北区篠路住宅の続きです。
剥離剤で剥がします
リムーバー塗装
既存の油性オリンピックステインは剥離剤を使用して剥がすことにしました。

しぶとい塗膜で、剥離剤を2回塗ってようやくふやけてきます。

油性オリンピックステイン癖が強すぎますね。(^^;
リムーバー2回塗りでようやく
剥がしずらい塗膜です
当初の施工といろいろ変わってきているので、施主様と協議のうえで

剥離範囲は【目立つところ、手間が少なくて済むところを優先で剥がす】

という範囲にしました。

窓枠のような複雑な形状だと、細かい出隅・入隅、小口まですべて剥がすと

上記剥離範囲の3~4倍の手間になってしまいます。

その手間はお客様の負担にもなるので、費用対効果を適切にわかりやすく

説明する義務が施工店にはあると思います。
剥離の後に高圧洗浄作業
かなり綺麗に除去できました
剥離剤には急激な乾燥防止用ワックスが入っていて密着不良の原因にも

なるものなので、高圧洗浄作業でワックス+木目に入った既存塗膜を出来る限り

除去します。
これならば密着性抜群です
理想的なレベルまで除去出来ました。

スウェーデンハウスの白色木部塗装が剥がれているのを、しょっちゅう見ますが

相当根深い問題があることが再確認できました。
木材保護塗料1回目
ようやく木部塗装を再開できます。

水性木部専用塗料は、防腐、防カビ、防虫、透湿性、弾性と木材に必要不可欠な

塗膜特性を備えた塗料で、ソリッドタイプは含浸型と比較して耐候性も高く

確実な下地さえ作ることが出来ると、最も木材に適した塗料だと思います。
両窓下に木材変色箇所
含水率の高そうな色です
木材含水率を計りながら木部塗装を進めましたが、窓枠両サイド下部の

含水率が数日置いても一向に下がりません。
塗装可能含水率
水性木部専用塗料が塗装できる含水率は18%以下となっているので

この数値は合格です。
物凄い含水率です
色が変色している箇所は54.7%という高い含水率で、数日放置しても

含水率が下がりません。

腐食した木繊維は水を含みやすく、深く含水する為、乾燥が極端に遅くります。
腐食箇所は除去します
腐った木材を復活させる術はないので除去します。
全て除去しました
水がしみている深いところまで除去しました。
除去した木部、腐ってますね
除去した木材ですが、ボソボソ?モシャモシャ?そんな表現が当てはまる

力を入れるとボロボロと崩れる状態でした。
シーリングで形成
削り落とした奥の含水率もチェックし、安全な含水率になった所で

シーリングを使用し元の形に形成します。
木材保護塗料2回目
木材保護塗料2回目塗装。
だいぶ厚みが付いてきました
毛羽を削り落とし塗り重ねるうちに、塗装膜厚も付いてきました。
塩ビ鋼板プライマー
窓枠の皿板トタンは塩ビ鋼板になっているので専用プライマーを塗装します。
縦方向あいじゃくり隙間s
あいじゃくりに空いている隙間です。
充填材で隙間を埋めました
南西面は特に動きがあるようなので、今後の塗膜割れ対策に黒色充填材を使用。
割れ、釘頭、凹部補修
外壁各所の割れ、釘頭隙間補修です。
中塗り塗装
外壁中塗り塗装です。
上塗り塗装
弱溶剤2液シリコン塗料3部艶で上塗り。
回転式の窓塗装
窓は回転式になっているので、足場を一部解体するとほとんど塗装出来ます。
出来る所まで塗装します
南西面の木部は灰色化が進んでいますね。
一部足場解体しながらの作業
窓をおさえているステーが回転と連動して動くので、ステーに隠れる

部位まで塗装出来ます。
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いつもグリーンペイントに工事ご依頼くださり

誠にありがとうございます!!