グリーンペイント スタッフのブログ

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カテゴリ: 2019年 住宅塗装

グリーンペイント寺沢です


本年の外壁塗装工事は11月中旬で終わり

本格的に寒くなる前に予定していた工事に取り掛かります。
木製回転窓の室内側
スウェーデンハウスの厚別東住宅は10月初旬に外装工事は完了しましたが

その際、施主様より木製回転窓の室内側の塗装も依頼されていました。
研磨下地処理
年内の外装工事が工期にゆとりがない状態だったので

この時期に施工させて頂くことを説明させて頂いた状態での工事となります。
室内側木部も劣化が進むようで
劣化が酷い個所では室内側でも木材の変色が見られ

灰色化の一歩手前まで劣化が進んでいます。
木部用クリヤー塗料塗装後
室内側への塗装となるので健康面から外部用塗料は避けて

室内用の環境対応水性クリヤー塗料を塗装しました。
2回塗りで仕上げていきます
施主様がご自身でニス塗料を塗った個所もあったので

ニス塗装箇所は剥離剤で撤去したうえでクリヤー塗装しています。
1階は脚立で施工
1F部位の窓は脚立使用で塗装。
2階は梯子で施工
2F窓は梯子を使用、仕上がっている外壁に擦り跡が付かないよう

梯子のセットには気を使います。
平面の木部もあります
水性クリヤー塗装は2回塗りで仕上げているので

今後の木材劣化防に期待が出来ます。
10月上旬に出ていた界面活性剤!
上の写真は10月初旬に発生していたオリンピックステインマキシマム

(水性木部専用塗料)の界面活性剤によるシミですが
雨に流されて綺麗に無くなっていました
1か月ちょっと経過した現在では当初と比較して界面活性剤の跡が

かなり薄くなっている印象でした。

現在主流の高機能型水性塗料は機能向上目的の添加剤を混ぜる際に

どうしても混和剤となる界面活性剤の添加量が多くなるようで

どの塗料メーカーでも同様の事例が発生しているようです。

避けようのない物なのですが、1か月間に降った数回の雨で

ここまで流れ落ちていることから実害はほぼ無いものと考えられます。

グリーンペイント寺沢です


新川西住宅の続きです。

外壁塗装前に処理しておくもののひとつがシリコンシーリング。
シリコンシーリング
シリコンシーリングの処理はとても大切です。

せっかく塗装したのに、数年で換気口廻りがバラバラと剥がれてくるなんて

塗装の価値が大きく下がってしまいます。
脱脂します
脱脂と汚れ落としの後、シリコン処理しておきます。

また。ステンレス製換気口も経年劣化でサビが出てきたり変色してくるので

金属プライマーで剥離予防した後に外壁共色で塗装します。
シリコン処理しておきます
外壁下塗りシーラー塗装後の表層
クリヤーシーラー塗装完了
サイディング基材の劣化はそれほどではありませんが

既存の塗装は高圧水洗浄で、かなり剥がれてしまった状態です。
既存塗装はボロボロと剥がれました
そのまま中塗りを行います。
中塗り塗装
中塗りを塗装して着色された状態になると

このようなサイディングの止め釘の浮き、隙間などが目視しやすくなります。
サイディングの止め釘が緩んでいます

浮いた釘は金槌で打ちなおして
打ちなおして
外壁補修材で蓋をしておきます。
補修材で蓋をします
同時に、ひび割れやあいじゃくりの隙間なども補修しておきます。
かなりの数の釘が緩んでいた
補修作業が終わり充填剤の硬化を確認してから上塗りを塗装します。

高圧水洗浄後はボロボロな状態でしたが

塗装膜を厚く付けるよう意識して施工を行っておりますので
外壁塗装完了
窓廻りシーリング
十分な塗装膜厚が確保できました
良好な塗装膜厚を確保できたと思います。
2液ハイソリッドシリコン仕上げ
屋根は2液混合型ハイソリッドシリコン塗装仕上げ。
足場解体を残すのみ
この度は再度グリーンペイントへ工事ご依頼頂き
まことにありがとうございました!!

グリーンペイント寺沢です


11月に入り日暮れも早くなってきました。。。

2019年最後の住宅塗替えは北区新川西住宅の施工になります。
北区新川西住宅
新川西住宅は11年前に屋根塗装を施工させて頂いたリピートのお客様になります。

年々、リピートとご紹介のお客様が増え、今年は全体工事の8割近くなっている^^

何とも嬉しい限りでございます!!

初めは全てのお客様が新規顧客様だったわけで、そこから再度工事発注して

頂いたり、お知り合いの方をご紹介して下さっている。

その期待を裏切らないように更なる品質向上に努めてまいります。
足場仮設風景
基礎高住宅なので高さがあり、足場仮設は少々てこずりました。
新川西住宅は外壁、シーリング共に劣化が進んでいます
外壁の状態は経年劣化が進み、既存塗装があちこち剥がれている状態

シーリングに至っては断裂が進み防水機能をはたしていない状態です。

新川西住宅の外装サイディングは硬い材質だったのが幸いして

欠損まで進行はしていませんでした。
基礎モルタルには爆裂が発生しています
外壁と同様に、基礎モルタルも各所で鉄筋爆裂が発生しています。
膨らんだモルタルを斫ると
爆裂箇所のモルタルを斫っていくと
下の鉄筋がサビています
その下では必ず鉄筋がサビています。

モルタルの表面防水性が失われてくると、表層モルタル付近の鉄筋まで

水分が到達し錆が発生 ⇒ 酸化する際の膨張作用でモルタルを押し上げて

亀裂が入り、さらに酸化が加速し欠損へとつながります。
鉄筋サビの研磨完了
鉄筋のサビを研磨処理します。
樹脂モルタルで形成します
防食モルタルをペースト状にしてサビ発生個所に塗ってから

密着性に優れる樹脂モルタルで欠損部を形成して補修しました。
屋根トタンの下地処理研磨
続いて屋根トタンの研磨下地処理作業です。
研磨処理でチョーキング層も削り落とします
前回塗装から11年経過していることもあり、かなりチョーキングしていますが

当時の1液アクリルシリコン塗装で目立ったサビも無く、この劣化程度は

優秀だったのではないかと自画自賛・・・(;^ω^)

チョーキング塗膜や変質塗膜の除去は研磨処理が最も有効です。
黒色サビ止め塗装完了
研磨処理後はサビが発生しやすくなるので急いでサビ止め塗装を塗ります。

黒色サビ止め塗装完了。
11月は日が暮れるのが早いですね




グリーンペイント寺沢です


北区百合が原住宅施工の続きになります。
クリヤー塗装1回目
タイル調サイディングのクリヤー塗装1回目、塗った直ぐ後は塗装した感がありますが

クリヤー塗装の1回目、乾燥硬化後は塗ってあるのかわかないような質感です。
部分的に酷い劣化が発生している
百合が原住宅のタイル調サイディングはメンテナンスサイクルをオーバーしかけた

状態で、部分的にこのような劣化箇所が発生しています。
まずはベース色を塗っていく
このような劣化が広範囲な場合はクリヤー仕上げが難しくなるのですが

ギリギリセーフかな?という劣化範囲だったのでクリヤー仕上げ用の補修を続行します。
範囲が広くなると塗りつぶし感が出てしまう
タッチアップ範囲が大きくなるとベタッとした塗りつぶした感が強くなるので
ゴマ模様を再現する
チョットわかりにくい写真ですが、硬い毛のブラシに濃色を含ませて

指先で弾いてやると既存サイディングのゴマ模様が再現でき立体感が増す。
小さな欠損箇所
細かい欠損も発生しているので
筆先を使って補修していきます
筆先を使って1箇所1箇所補修していくのです。

タイル調の凹部、凸部両方の補修で丸々3日かかるという。。。

目がシボシボ?してくるという表現がぴったりな感じ^^;
クリヤー塗装2回目
クリヤー塗装2回目です。
3分艶有りクリヤー塗装完了
クリヤー塗装は1回目は塗ったかどうかわからなくなるような質感ですが

2回目を塗り終わると塗膜厚みが付いてハッキリ塗装した感が出る塗装です。
エポキシ微弾性フィラー下塗り塗装完了
続いて、平面サイディングボードの下塗り、当初の予定では

カチオン系シーラー塗装の予定でしたが高圧水洗浄後の劣化が酷く

急遽、密着性に優れたエポキシ微弾性フィラーへ変更しました。
止め釘廻りの欠損
補修材を充填後に均す
こんな感じで凹凸補修
物凄い数の止め釘廻りの欠損箇所補修、外壁補修材を充填して均します。
サイディング平面はフッ素樹脂塗料仕上げ
硬化剤とセットの2液混合タイプです
サイディング平面の仕上げ塗料はフッ素樹脂塗料の選定です。

とても耐久性の高いフッ素樹脂のラジカル制御型でさらに無機ハイブリット

かなりの高耐久性能が期待できます。
フッ素中塗り塗装
中塗り塗装
フッ素上塗り塗装
上塗り塗装、3部艶有り仕上げで艶消し材の影響からか

上塗り色が透けやすく、とても気を使います。
屋根ハイソリッドシリコン塗装完了
屋根はハイソリッドシリコンで塗装完了。
雨を受ける横樋にガムテープ?
樋に雨が入らない構造!?
勾配屋根からの雨水を受け止める横樋に妙なガムテープが貼ってある?

真横から確認すると・・・微妙なセッティング・・・

勢いのある雨水であればよいが、弱々しい水流だと樋の隙間から垂れ落ちる(*_*;
急遽板金で加工してみました
これなら大丈夫ですね
丁度良い形の板金があったので取り付けてみました。

この角度ならば間違いなく樋内へ流れ込んでくれることでしょう。^^
施工完了
この度はグリーンペイントへ工事ご依頼頂き
まことにありがとうございました!!



グリーンペイント寺沢です


厚別東住宅と並行しながら、北区百合が原住宅の工事が始まりました。
北区百合が原住宅
百合が原住宅は、平面タイプのサイディングとタイル調サイディングの組み合わせ。
足場仮設完了
丁度、お隣様もリフォーム工事中ということで足場が干渉しないよう気を付けます。
サイディング目地シーリング撤去完了
タイル調サイディングの既存目地シーリング撤去作業完了。

タイル調サイディングはクリヤー仕上げとなるので傷や汚れを付けないよう

気を付けて作業を進めていきます。
窓廻りシーリング撤去完了
平面サイディングは窓廻りのみシーリングがあり、既存シーリングを撤去していきます。

マスキングテープの貼った位置がシーリング打ち込み箇所になるのですが

既存シーリングと比較して厚み、幅とも倍以上のシーリングを使って仕上げます。
このようなひび割れが
平面サイディング表面には写真のような細かい筋のような物がたくさんありました。
高圧水洗浄後はこんな感じに!
高圧水洗浄を行うと、あの細い筋状のひび割れ、想像以上に劣化が進んでいる!
こんな止め釘廻りが
サイディングの止め釘廻りにも同様の細い筋が発生しています。
こんなことになっている!
高圧洗浄水の水圧で粉化してしまっているサイディング基材は吹き飛びます。

あの細いひび割れから浸水を繰り替えし、徐々にここまで深い粉化を

発生させるとは恐ろしい・・・
殆どの止め釘廻りはこんな感じ
殆どの止め釘廻りに粉化が発生しているので、全箇所補修が必要になりそうです。

しかし、止め釘廻りの劣化は他の住宅でも見られますが、百合が原住宅の劣化は

深さがあり、亀の子状のひび割れも多いことから、このサイディング基材自体が

柔らかく、劣化しやすい材質を多く含んだサイディングということがうかがえます。
窓下から流れ落ちた雨水により
亀の子状のひび割れは窓下に多く発生していて、窓廻りを伝う雨水が

劣化を促進している可能性が高い。
窓下水切りを取り付けることで防げます
グリーンペイントでは住宅塗替え工事の際、標準仕様で窓下伝い水防止水切りを

取り付けているので劣化防止、美観維持の2つの効果が期待できます。
換気口、排気筒周りからのシリコン汚染
ステンレス製換気口廻りに施工されている、シリコンシーリングから出ている

シリコン油による汚染が広範囲で発生しています。
シリコンシーリングから流れ出ている
シリコンシーリングから止めどなく滲み出すようで、雨水で流れだします。
マクロで写すとこんな感じでベトついている
表面をマクロで撮影するとベタベタ、ギトギトした油らしきものが確認できます。
シリコン油を脱脂します
シリコン油と付着した汚れを弱溶剤で脱脂処理します。
シリコン汚染箇所は広めに処理液を塗る
シリコンシーリングと密着性が良い処理液を広めに塗っておきます。
金属粉が入った塗料
極小の金属粉が塗料中に配合されています。

シリコンシーリング汚染箇所へ処理無しで塗装すると

高確率で数年後に塗膜剥離が発生するので注意が必要です。
屋根トタン下地処理研磨
続いて屋根トタンの下地処理作業。
ガシガシ削っていきます
研磨紙を使って屋根トタンの表層を削っていきます。
黒色サビ止め塗装完了
研磨処理後は速やかにサビ止め塗装を塗り、研磨箇所が酸化しないようにします。
横樋に落ち葉が溜まっている
北海道の住宅に珍しい雨樋が付いています。
樋が詰まるので清掃します
落ち葉で雨樋が詰まるので清掃も行います。
秋の空は変わりやすい




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