グリーンペイント寺沢です。
6月上旬は手稲区新発寒住宅を施工させて頂きました。
新発寒住宅は右となりが3年前にグリーンペイントで塗装させて頂いた
お客様のご親戚ということでご紹介いただいたお客様になります。
当店に工事ご依頼頂き誠にありがとうございます!
高圧洗浄作業後の外壁劣化箇所です。
建物各所にこのような深い欠損が多発しました。
あまりにも広範囲に欠損があるのでサイディング裏側の通気不良を疑いましたが
通気層はしっかりあるので通気不良が原因で欠損が発生しているわけでは
ないようです。
新発寒住宅は新築から数えて2回住宅塗替えをしていて、今回が3回目に
なるようです。
劣化が尋常ではないので施主様になにか思い当たることはないか相談したところ
「毎回新築したハウスメーカーさんにお願いしていたので間違いないと思っていた」
※ハウスメーカーのリフォームはその地域の塗装店に依頼しているものなので
その塗装店の施工スタイルによりいかようにもなってしまうものです。
「前回の塗替えでは高圧洗浄はやったのかわからないぐらいすぐ終わった。」
「今回こんなに長い時間(7時間)洗浄作業をやっているので驚いた」
とのお話を伺うことが出来、深刻な劣化状況の原因がわかりました。
新発寒住宅の窯業系サイディングは比較的柔らかい部類に入る板材です。
そのような板材は釘頭、あいじゃくりなどの隙間から浸水した水分により
凍結膨張⇒板材の基材粉化⇒欠損が深くなるというサイクルを繰り返します
なのに1回目、2回目とまともな洗浄作業もせず粉化した板材の上に
塗料だけを重ね続けた結果ここまで深度のある欠損が発生したということです。
換気口廻りはいつもの排気漏れで間違いないでしょう。
外したサイディングの裏には黒カビがはっせいしています。
排気管は長く飛び出しているので、いつものパターンとは少し違うようです。
↑写真の構造板の隙間から壁内側の熱気が漏れ出したのでしょうか?
冬期間であれば考えられます。
すき間を埋めて現状復旧するのですが、ここまで欠損が広範囲だと
塗装補修では追い付かなくなるので広範囲欠損箇所は
近似サイディングの張替えを行います。
今回の施工は既存シーリング撤去後に新設シーリング打ち換え工法です。
サイディング目地シーリング撤去の状況ですが、全ての目地シーリングは
目地底面に3面接着しています・・・
なかには硬化不良を起こしているシーリングまであります。
ここまでの観察で、この住宅の過去塗替えは通称イタペンの仕業で
間違いありません!⇐断言できます(^^;
※イタペンとはイタ飯等のイタリアとは関係なく、痛いペンキ屋という意味です。
そのほか地域によりガチャペン、ガチャピンみたいですがそれとも関係なく
ガチャガチャしたペンキ屋という意味で、良い表現には使うことはありません。。。(^^;
イタペンについては熱く語ってしまいますが、それもそのはずイタペンの仕業で
メチャクチャになった家をもとに近づけるには通常作業の3倍以上の労力が必要になり
その費用をすべて施主様に出していただくのも気が引けるので当店で負担することも
少なくないことからイタペンは大嫌いです・・・
窓廻りも3面接着しないようバッカー材を詰めていきます。
目地底面には3面接着防止用のボンドブレーカーを取付けます。
これにより異常な方向への引っ張り負荷をなくし、正規のシーリング
耐久性能を引き出すことが出来るのです。
続く。。。
6月上旬は手稲区新発寒住宅を施工させて頂きました。
新発寒住宅は右となりが3年前にグリーンペイントで塗装させて頂いた
お客様のご親戚ということでご紹介いただいたお客様になります。
当店に工事ご依頼頂き誠にありがとうございます!
高圧洗浄作業後の外壁劣化箇所です。
建物各所にこのような深い欠損が多発しました。
あまりにも広範囲に欠損があるのでサイディング裏側の通気不良を疑いましたが
通気層はしっかりあるので通気不良が原因で欠損が発生しているわけでは
ないようです。
新発寒住宅は新築から数えて2回住宅塗替えをしていて、今回が3回目に
なるようです。
劣化が尋常ではないので施主様になにか思い当たることはないか相談したところ
「毎回新築したハウスメーカーさんにお願いしていたので間違いないと思っていた」
※ハウスメーカーのリフォームはその地域の塗装店に依頼しているものなので
その塗装店の施工スタイルによりいかようにもなってしまうものです。
「前回の塗替えでは高圧洗浄はやったのかわからないぐらいすぐ終わった。」
「今回こんなに長い時間(7時間)洗浄作業をやっているので驚いた」
とのお話を伺うことが出来、深刻な劣化状況の原因がわかりました。
新発寒住宅の窯業系サイディングは比較的柔らかい部類に入る板材です。
そのような板材は釘頭、あいじゃくりなどの隙間から浸水した水分により
凍結膨張⇒板材の基材粉化⇒欠損が深くなるというサイクルを繰り返します
なのに1回目、2回目とまともな洗浄作業もせず粉化した板材の上に
塗料だけを重ね続けた結果ここまで深度のある欠損が発生したということです。
換気口廻りはいつもの排気漏れで間違いないでしょう。
外したサイディングの裏には黒カビがはっせいしています。
排気管は長く飛び出しているので、いつものパターンとは少し違うようです。
↑写真の構造板の隙間から壁内側の熱気が漏れ出したのでしょうか?
冬期間であれば考えられます。
すき間を埋めて現状復旧するのですが、ここまで欠損が広範囲だと
塗装補修では追い付かなくなるので広範囲欠損箇所は
近似サイディングの張替えを行います。
今回の施工は既存シーリング撤去後に新設シーリング打ち換え工法です。
サイディング目地シーリング撤去の状況ですが、全ての目地シーリングは
目地底面に3面接着しています・・・
なかには硬化不良を起こしているシーリングまであります。
ここまでの観察で、この住宅の過去塗替えは通称イタペンの仕業で
間違いありません!⇐断言できます(^^;
※イタペンとはイタ飯等のイタリアとは関係なく、痛いペンキ屋という意味です。
そのほか地域によりガチャペン、ガチャピンみたいですがそれとも関係なく
ガチャガチャしたペンキ屋という意味で、良い表現には使うことはありません。。。(^^;
イタペンについては熱く語ってしまいますが、それもそのはずイタペンの仕業で
メチャクチャになった家をもとに近づけるには通常作業の3倍以上の労力が必要になり
その費用をすべて施主様に出していただくのも気が引けるので当店で負担することも
少なくないことからイタペンは大嫌いです・・・
窓廻りも3面接着しないようバッカー材を詰めていきます。
目地底面には3面接着防止用のボンドブレーカーを取付けます。
これにより異常な方向への引っ張り負荷をなくし、正規のシーリング
耐久性能を引き出すことが出来るのです。
続く。。。