グリーンペイント スタッフのブログ

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カテゴリ: 2024年 住宅塗装

グリーンペイント寺沢です。


6月上旬は手稲区新発寒住宅を施工させて頂きました。
手稲区新発寒住宅
新発寒住宅は右となりが3年前にグリーンペイントで塗装させて頂いた

お客様のご親戚ということでご紹介いただいたお客様になります。

当店に工事ご依頼頂き誠にありがとうございます!
高圧洗浄でここまでボロボロに
欠損の深さが異常です
高圧洗浄作業後の外壁劣化箇所です。

建物各所にこのような深い欠損が多発しました。
サイディング下場からの浸水が考えられます
換気口廻りに
あまりにも広範囲に欠損があるのでサイディング裏側の通気不良を疑いましたが
通気不良ではないようです
通気層はしっかりあるので通気不良が原因で欠損が発生しているわけでは

ないようです。
樹脂製換気口も塗膜剥離
新発寒住宅は新築から数えて2回住宅塗替えをしていて、今回が3回目に

なるようです。

劣化が尋常ではないので施主様になにか思い当たることはないか相談したところ

「毎回新築したハウスメーカーさんにお願いしていたので間違いないと思っていた」
 ※ハウスメーカーのリフォームはその地域の塗装店に依頼しているものなので
  その塗装店の施工スタイルによりいかようにもなってしまうものです。

「前回の塗替えでは高圧洗浄はやったのかわからないぐらいすぐ終わった。」

「今回こんなに長い時間(7時間)洗浄作業をやっているので驚いた」

とのお話を伺うことが出来、深刻な劣化状況の原因がわかりました。

新発寒住宅の窯業系サイディングは比較的柔らかい部類に入る板材です。

そのような板材は釘頭、あいじゃくりなどの隙間から浸水した水分により

凍結膨張⇒板材の基材粉化⇒欠損が深くなるというサイクルを繰り返します

なのに1回目、2回目とまともな洗浄作業もせず粉化した板材の上に

塗料だけを重ね続けた結果ここまで深度のある欠損が発生したということです。
裏側には黒カビが生えてます
換気口廻りはいつもの排気漏れで間違いないでしょう。

外したサイディングの裏には黒カビがはっせいしています。
この隙間が原因です
排気管は長く飛び出しているので、いつものパターンとは少し違うようです。

↑写真の構造板の隙間から壁内側の熱気が漏れ出したのでしょうか?

冬期間であれば考えられます。
排気管の隙間を埋めます
すき間を埋めて現状復旧するのですが、ここまで欠損が広範囲だと

塗装補修では追い付かなくなるので広範囲欠損箇所は

近似サイディングの張替えを行います。
シーリングは全て3面接着しています
今回の施工は既存シーリング撤去後に新設シーリング打ち換え工法です。

サイディング目地シーリング撤去の状況ですが、全ての目地シーリングは

目地底面に3面接着しています・・・
未硬化シーリングらしきものまで
なかには硬化不良を起こしているシーリングまであります。

ここまでの観察で、この住宅の過去塗替えは通称イタペンの仕業で

間違いありません!⇐断言できます(^^;
※イタペンとはイタ飯等のイタリアとは関係なく、痛いペンキ屋という意味です。
 そのほか地域によりガチャペン、ガチャピンみたいですがそれとも関係なく
 ガチャガチャしたペンキ屋という意味で、良い表現には使うことはありません。。。(^^;
 イタペンについては熱く語ってしまいますが、それもそのはずイタペンの仕業で
 メチャクチャになった家をもとに近づけるには通常作業の3倍以上の労力が必要になり
 その費用をすべて施主様に出していただくのも気が引けるので当店で負担することも
 少なくないことからイタペンは大嫌いです・・・
窓廻り隙間バッカー材詰め
窓廻りも3面接着しないようバッカー材を詰めていきます。
目地底にボンドブレーカーを取付けます
目地底面には3面接着防止用のボンドブレーカーを取付けます。

これにより異常な方向への引っ張り負荷をなくし、正規のシーリング

耐久性能を引き出すことが出来るのです。



続く。。。




グリーンペイント寺沢です。


手稲区前田住宅の続きです。
外壁下塗りシーラー塗装
外壁下塗りシーラー塗装です。

築年数が20年以下の住宅は外装サイディングの表面に、親水性、光触媒

無機コーティング等の塗料との密着性を下げてしまう表面コーティングが

多いことから、そのどれにも強力に密着する弱溶剤2液エポキシシーラーを

塗装します。

前回でも説明したように、外壁も1回目の塗装はとても重要で

1回目の塗替えの下塗りシーラーがどれだけ密着しているかで

その建物外装材のメンテナンス費用総額が決まります。
中塗り塗装
中塗り塗装です。
あいじゃくりの隙間
サイディングあいじゃくり隙間です。
充填材で隙間を埋めます
あいじゃくり隙間、釘頭隙間を確実に処理しておきます。
すき間、釘頭補修
この処理を行わなくても、普通に「塗替え工事完了です!」

「とてもきれいになりました!!」となりますが

あいじゃくり隙間からくる欠損、釘頭隙間からの欠損は塗替え終了時には

わからず、10年位たつとビックリするような劣化としてあらわれるものです。
上塗り塗装
上塗り塗装です。

上塗りと中塗りと色違いで塗装することは多種のメリットがあります。
IMG_2314 - コピー (2)
凸部別色仕上げです。

前田住宅は青系の色彩を用いた珍しい配色の2色仕上げです。
屋根下塗りサビ止め塗装
屋根下塗りサビ止め塗装完了です。

1回目の塗替えで下地研磨処理後のエポキシ樹脂サビ止め塗装という組み合わせは

この後に8回、10回塗替えしても剥がれることはありません。

建物を取り壊す時まで塗替え出来るので、高額な屋根トタン張替えを

1度も行わずに済むということです。
2液ハイソリッドシリコン塗装
2液ハイソリッドシリコン塗装完了です。

下地処理に続き、1回塗り仕上げのハイソリッドシリコン仕上げを選択しています。

とてもコストパフォーマンスの高い組み合わせではないかと思います。

仕上げ塗り1回仕上げということは、単純に1回塗の料金というということであり

2回塗り仕上げの半分の料金で10年以上の耐久性を確実に確保できます。
※グリーンペイントの屋根施工事例、その後の経過を見れば一目瞭然です!

施主様はとても良い選択をされたと思います。
窓ガラスクリーニング
最後に、窓ガラスクリーニングを行い完了です。
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この度はグリーンペイントに工事ご依頼いただき

誠にありがとうございました!!












グリーンペイント寺沢です。


手稲区前田住宅
スマホの入れ替え影響による写真の紛失が相次いでいます(-_-)

前田住宅の施工前全景写真もどこかへ行ってしまいました。。。

前田住宅は当店の広告を見て工事ご依頼いただいた

新規のお客様になります。

当店を選んでいただき誠にあありがとうございます!
換気口廻りに欠損があります
高圧洗浄作業が終わり、2箇所の換気口廻りに欠損が確認できます。
ボロボロになっている
このような場合はほとんどサイディング裏側の内部結露が影響しています。
排気管周りに隙間がある
換気口フードを外した写真です。

排気管とサイディングの間に大きい隙間があります。
ここから中に室内排気がはいっています
冬期間室内の暖まった空気が、電動換気ファンで勢いのある風となり

排出されるときに換気フードの内側にぶつかり、勢い余った空気が

この隙間からサイディング裏側に流れ込み、暖かい空気は換気口上部で

サイディング裏側に結露を発生させ、防水層の無い裏側から水分が吸い込まれ

冬期間の氷点下外気により凍結膨張し欠損を拡大させるという仕組みですね。
すき間は埋めます
この隙間を埋めると問題は解決されます。

しかし、毎回思いますが何故全ての換気口に欠損が発生しないのか?

各部屋ごとの湿度差の影響か?室内空気の流れ?の強弱?

サイディングカットがジャスト、穴にピッタリだった?ここは隙間大きかった?

電動式換気ファンの影響?それとも空調設備工が気まぐれやランダム性で

シールをしたりしなかったりする・・・ |д゚)
窓廻りシーリング撤去
前田住宅は既存シーリング撤去打ち換え工法です。

窓廻りシーリング撤去、バッカー取り付けです。
屋根下地処理
手掛けの研磨処理
外壁屋根共に1回目の塗替えになります。

1回目の塗替えは特に重要で、下地処理をどこまでやったかで

その家の今後の屋根メンテナンスに発生する総額が決まってしまいます。

トタン屋根に研磨処理なしで1回目の塗替えを行うと・・・

2,3回目は大丈夫でも4回目からいきなり塗膜がメリメリと剥がれだす

限界膜厚による塗膜剥離が発生する可能性が高くなったりします。

怖いですね~~怖いですね~~。。。

サヨナラ、サヨナラ、サヨナラー。。。淀川さん好きでした(^^;


続く。。。











グリーンペイント寺沢です。


北区拓北住宅の続きです。
外壁下塗りシーラー塗装です。
外壁下塗りの水性カチオンシーラー塗装です。
中塗り塗装
続いて中塗り塗装。
釘頭隙間補修
釘頭の隙間埋めと軽微な欠損補修です。
上塗り塗装
上塗り塗装で元の色に戻す感じですね。

一見すると工程がわからなくなってしまいます・・・
パラペット屋根、右側研磨済み
パラペット屋根は10年以上メンテナンス期間が開いたようで

サビが広範囲に発生しています。

2年前の当店の塗装は屋根平場のみだったのでパラペット(下がり屋根)は

塗装していませんでした。
パラペット屋根下塗りサビ止め塗装
下塗り、黒色のサビ止め塗装です。

あそこまでサビていても下地処理研磨をしっかり行い、サビ止め塗装

しておけば10年以上サビが再発することはありません。

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いつも工事ご依頼してくださりありがとうございます!!











グリーンペイント寺沢です。


5月初旬は北区屯田アパートと並行して北区拓北住宅を

施工させて頂きました。
北区拓北住宅
拓北住宅は2年前に当店で屋根平場のみ塗装させて頂いた

リピートのお客様になります。

いつもありがとうございます!
高圧洗浄作業
高圧洗浄作業です。

チョーキングはありましたが、サイディング基材の劣化はほとんどなし。

窯業系サイディングは形成方法、基材の成分比率が耐久性に大きく影響

するようで、カッターで削ってみて硬いと感じる板は相応して

耐久性が高いように感じ、逆に柔い板はボロボロになりやすいように感じます。
シーリングは増し打ち工法です
拓北住宅はオーナー様の意向により極力コストを抑えた施工になっており

シーリングは増し打ち工法で対応します。

施主様の考え方、事情は色々あり10年持てばよし!

その先はまたその時に考える、というのも良いのではないかと思います。
ある程度の厚みは確保できます
施工店としては与えられた条件の中で、少しでも耐久性は高くする工夫を

するべきであり、そこに集中して作業を進めます。

増し打ち工法でも5mm程度の厚みがあれば、シーリング上に塗装膜があるという

条件で10年は防水効果を維持できると考えます。
シリコンシーリング汚染
いつものシリコンシーリング汚染跡なのですが、拓北住宅は築年数40年以上

だと思われ、外壁の状況からも数回塗替えしているものと思います。

この換気口と排気口は後から付けたものとは考えられないので

前回の塗替えでシリコンシーリングの処理はどうしたのだろう?
シリコンシーリング処理
シリコンーシーリングは勿論、汚染跡も処理しておくと塗替え後の

塗装膜剥離を防ぐことが出来ます。



続く。。。















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