グリーンペイント寺沢です


ダクト屋根は要注意!とは・・・

今回の記事にさせてもらった内容なのですが、まずは現状から
普通のダクト屋根ですが
写真のように何のへんてつもないダクト屋根でありますが

注意点として屋根中央ダクトに木製のスノコがあるということで
木製スノコが腐り気味?
木材の腐敗が進んでいる状態なので徐々に細かく砕けていく

腐った木片がダクトの中に落ちていくことになります。
スノコをよけると水が溜まっている!?
木製スノコを外してみるとダクト内に水が溜まっている!?

それも深い所では10cm位水が溜まっていて

ここ数日は雨が降っていなかったので、この水は数日間この状態にあったようで

排水口には詰まり防止の目的で金属製のザルがさかさまに設置されています。
排水口に設置されたザル
ザルを動かすと一気に水が排水口に流れ込みます。

どうやらザルの網目が細かすぎて泥やゴミが目に絡まり詰まったようで

排水口に蓋をしたような状態になってしまうようです・・・

このような物を排水口に設置する場合は定期的に確認・清掃することが必須で

平地であれば容易ですが屋根上のような高所の場合

昇降にも危険が伴うので定期確認が難しくなりがちなので

このような設置物はお勧めできません


ダクト全面にスノコを設置すると雨の流水の力を阻害して

ダクト内の小さなゴミや泥を排水口に押し流すことが出来ずに

それらが徐々に溜まっていき大きなゴミや泥の塊になっていきます。
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排水口のパイプは結構大きく、直径で10cm前後あるので

細かいゴミや泥であれば詰まることなく流水と共に下水まで流れて行きます

しかし大きくなってしまったゴミや泥の塊が、何かの機会に動き

排水口に入ってしまうとパイプ途中で詰まり・・・

ダクト屋根全面がプールのように水が溜まるという恐ろしいことになりますΣ(゚Д゚)


↓ この写真は別の屋根状況なのですが屋根勾配不足と不陸の影響から

屋根の一部に雨水が溜まりハゼが冠水しかけている状態です。
ハゼ高さの冠水とは
部分的ではありますがこのような状態
屋根トタンは完全防水ではなく、ハゼの立上り以上の高さ(2~3cm)で冠水すると

ジャンジャン屋根裏に漏水してしまい、その量によっては室内全域に

大量の雨漏
りが発生する事態になるのです。
グングン水が流れていきます
このような事例からもスノコは木製以外の腐敗しない材質

排水口周辺のみ設置するというのが望ましく

排水口周りには何も設置しないほうが安全です。