グリーンペイント寺沢です


正月も開けですがまだまだ雪も積もっていないので

この時期は忙しいオンシーズンに使い込んだ道具の手入れをしています。
正月明け朝の雪かき
極寒の倉庫ですが、まずは塗装工には欠かせない刷毛入れの手入れから。
刷毛入れの中
刷毛付けシンナーの色からも汚れているのが分かります。
底に溜まっている!
刷毛を取り出し、シンナーを出していくと・・・

かな~り底に溜まっています、去年は忙しくて刷毛入れの掃除が出来なかった。。。

言い訳はいいわけないので、早速掃除に当たります^^;
刷毛を取り出します
刷毛を出して強溶剤で洗浄していくと
使いこまれた刷毛
使い込まれた刷毛が出てきました
両サイドが減っている
刷毛の両サイドが減る形になっています。

グリーンペイントの刷毛入れは3つあり、この刷毛入れは共用の刷毛入れで

私的にはこの両サイド減りは好ましくなり減り方で

刷毛の毛は均等に減らしていくものと考えているのですが

トタン屋根のハゼ塗りなどでは平面ではないので、このような減り方も致し方ないと
目地刷毛は膨らんでいる物も
これは目地刷毛なのですが左に比べて右は毛の根元から太く膨らんでいます。

2液混合型塗料を使う機会が多いと、塗料によっては作業中にも

硬化が進行してしまい徐々にこのような姿になってしまうこともあります。
使いにくいので毛の手入れ
このような目地刷毛は狭いところに毛先を入れにくくなるので

ふくらみを除去します。
膨らんだ部位はカットします
カッターで膨らんだ部分をカットすると元の形状に近づきますが

毛の量は減ってしまうのでカット手入れは1回行うのが限度になります。
スリムになった^^
刷毛の汚れと、毛の手入れを行った後は刷毛漬け用のシンナーを

入れるのですが、シンナーだけを入れておくと不思議なことに問題が起きます。
シンナーにオイルを足します
シンナーのみの刷毛漬けは、数週間経過すると刷毛の毛にブツブツした?・・・

いや、ボロボロした?・・・ボキャブラリーの少なさは否めませんが

とにかく刷毛に不純物がまとわりつき、使い物にならなくなってしまうので

私は車のエンジンオイルを混合させます。
配合は勘です!
私は見習いj時代に先輩職人からエンジンオイルを入れる方法を

教えてもらったので使っていますが、その他にはボイル油を入れたり

各社まちまちといったところです。
これぐらいの色合いがベスト!
混合比率のオイルが少なかったりするとシンナーだけの時と

同じような症状になるので経験と勘で混合します。
綺麗になりました
 すっかり綺麗な刷毛入れになりました!

春からの塗装に向けて着々と準備中です!!
銀世界か